【ITコラム】「足」の不思議

【ITコラム】「足」の不思議

2018/06/16

皆様、こんにちは。
 
ZONEアカデミーのWataruです。

私達を支え、空間を移動させてくれる力強くも

しなやかな体の中の小宇宙?とも言うべき部位。


 
今回は「足」について考えてみたいと思います。

一言で足といっても28の骨からなり、
 
33の関節とその周りに107の靱帯

付着しています。


 
さらに19の筋肉が関わり、その運動面は5つ

及びます。

それらが複雑に関係しているのが「足」なんです。

足はその機能や特徴から3つに区分されます。


 
前足部(つま先)

中足部(足の甲)

後足部(踵と足首)

機能としてどんなものがあるか?まとめてみました。


 
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●下にある表面と、上の身体の動きに

 適応する


 
●剛性あるレバー(テコ)

 =これが推進力となります。


 
●可動性適応機構 ― 機動性と衝撃吸収性
 
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そして足にみられる、安定と可動それぞれの

ポジションがあります。


 
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●安定=ロックポジション

   (クローズパック)

   =背屈と回外


 
●可動=モバイルポジション

    (オープンパック)

   =底屈と回内


 
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動作分析の大家の言葉を借りるとこういう

傾向があるんです…。


 
「足が剛性あるレバーとして、かつ柔軟な

 適応機構として機能出来ない場合に

 運動性症候群の多くがみられる。」
 
 (Sahrmann)

つまり足は硬く丈夫でありながら、
 
柔軟性をもつているべきパーツであると

言うことなのです。

足を含む下肢に求められる機能性は

「空間での移動」です。


 
欠かせない歩行において足が果たす重要な役割は
 
途方もなく複雑な構成です。

簡単には書けないんですが、歩行を簡素に

表現すると…

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・ロックとロック解除

・荷重と瞬発

・足が体のあらゆる部分の動きに反応し、

 決定する。

・足関節の可動性が、殿筋の活性パターンを

 決定する。

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そんなこんなで忙しく足が機能する為に

備えている動きを紹介します。
 
斜方軸を含んだ多面的動作があります。
 
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・回内=背屈+外反+外転

・回外=底屈+内反+内転

・外反膝 – 前足部、後足部

・内反膝 – 前足部、後足部

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次回は足のアーチや、足底筋膜の性質なんかに

ついてもっとご紹介していきたいと思います。

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