【Instructor Spotlight】大阪府 作井茜さん

ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!

今回は、2016年にリハビリテーションマットコースを受講、認定インストラクターとしての知識を活かしながらリハビリの現場で働く、理学療法士の作井茜さん

コースで学んだピラティスの活用、これからの活動とピラティスの可能性についてお話しいただきました。

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【ZONE】

2024年になりました、今年もよろしくお願いします。

早速ワークショップにお越しいただき、またインタビューのご協力をありがとうございます。

まずは作井さんの経歴を教えてください。

【作井さん】

理学療法士として、訪問のリハビリをしています。

2006年からなので、もう17年くらいのキャリアになります。

【ZONE】

治療の現場でお仕事をされている中で、ピラティスはいつ、どんないきさつで知ったんですか?

【作井さん】

自分の健康維持のために通っていたスポーツジムでピラティスのクラスがあり、1年ほど参加していたんですが、担当の先生が辞めてしまうということで、ピラティスできるところを探すようになりました。

1年ピラティスをして、腰痛がましになってきたタイミングだったので、続けられたら!という気持ちでいろいろ調べていくと、ちょうど医療者向けのピラティスの勉強会があるとの情報をみつけて、参加したのがビーキューブ®・ZONEの勉強会だったんです。

【ZONE】

リハビリテーションコースもご紹介させていただく勉強会、ですよね。

【作井さん】

そうです、STOTT PILATES®の原則だったかな、マットのエクササイズもちょっとやったような。

【ZONE】

では、ご自身の身体のためにピラティスしようと探していて、コースにチャレンジした、ってことですか?

【作井さん】

そうなりますね、私、物事は突きつめていくタイプなので、リハビリのピラティスが勉強できるっていいんじゃないかな、って思ったんです。

【ZONE】

そうだったんですね。

コースを受講してみていかがでしたか?

【作井さん】

リハビリの現場では、患者様に直接触って治療をするわけですけど、私と一緒じゃない時間にも痛くならないようにするための指導がピラティスでできるようになりました

あとはピラティスエクササイズだけじゃなくて、インストラクター養成コースということもあって、教え方のところも勉強するので、患者様のリハビリでの伝え方も変わりました。

【ZONE】

具体的に患者様の反応ってどんなものを感じていらっしゃいますか?

【作井さん】

そうですね、「身体のことで、みんな頑張りすぎて変になっているな」って思ったんです。

指先を使って何かをする時に肩が上がって力が入っている人がいて、それをうまく伝えることでボタンが止められるようになった、ということがあります。

あと、立ち上がりの動作でも、頑張りどころを変えることでいらない力が抜けて動きやすくなる、ということもありました。

【ZONE】

リハビリとなると、患者様も良くなるために一生懸命になりますね。

私自身もピラティスを通じて先生に指摘されて自分の動作や身体の癖に気づくこともあるので、自分の身体のこと案外わかってないことあるな、と思う時もあります。

【作井さん】

あと、患者様のご家族にもピラティスのアドバイスをしています。

介護をされているご家族の中には、肩への不調や腰痛などでお悩みの方もいらっしゃるので、ピラティスのこんな動きをしてみてほしい、とお伝えして、ご自身で身体のコンディショニングをしてもらったりしています。

ご自身の子供さんを介護している方で、抱っこさせながら身体の移動をする時に床から持ち上げる動作なんかは、まさしくスクワットをする動きなんです。

その時に「下っ腹に力をいれて」「呼吸のタイミングで」というポイントを意識して動くことで身体への負担なく動けるようにできます。

リハビリに励む患者様、介護をしている方のお身体両方をケアができています。

【ZONE】

コースで印象に残っていることとかありますか?

【作井さん】

コースではいろいろな小道具、ボールやバンドとかが登場するんですけど、その使い方が勉強できたのは面白かったですね。

【ZONE】

特にお気に入りの道具は何ですか?

【作井さん】

フィットネスサークルは好きですね。今日のワークショップもサークルなんで申し込んだんです。

【ZONE】

なるほど!

【作井さん】

本当はもっと治療にプロップを取り入れられたらいいな~、って思うんですけどね。

あと、コース中に自分でエクササイズを動く時間が多かったので大変でしたけど、コース前にピラティスをやったことがあったので、そこは良かったかなと思っています。

やったことがない状態でコース受講は、ちょっとしんどいんじゃないかな、って思います。

【ZONE】

確かに、リハビリで行うエクササイズ、ということで初級レベルのものが紹介されますが、受講した方からは「結構ハードな動きもありますね」「学生時代のクラブぶりの運動だからしんどかった。」といったお声もいただいたことがあります。

【作井さん】

これはSTOTT PILATES®だったからかもしれませんが、「エクササイズの流れを組み立てる」というのがリハビリの考え方と似ているな、と思っています。

クライアントさんの困っている症状を基に、たくさんあるエクササイズから選んで行うという方法は、リハビリの現場でやっていることに近いので、いろんな捉え方があるし、それぞれの解釈を知ることで、新たな視点として気づくことができました。

特に認定試験は印象深くて、いろんな発見がありました。準備は大変でしたけど、私としては面白い経験だったな、と思っています。

仕事でも症例検討会みたいなことはしているのですが、自分の組み立てたピラティスを使った治療を、1時間30分の中でWataru先生がしっかり見て下さってフィードバックを細かく頂けるのは、いい経験になりました。

その中で「タクタイル」って難しいな、と思いました。

【ZONE】

タクタイルって、触って動きを伝える方法ですよね。

「あってるよ」なのか「違うよ」なのか、相手の捉え方で身体の動きが変わってきますからね。

【ZONE】

作井さんの今後の展望を教えてください。

【作井さん】

昨年から、職場エリアで在宅介護をしている家族の方向けに、ピラティス教室をスタートさせていて、年3回開催できました。

まずは、これをしっかり実施すること。

あとは職場で念願の「ピラティス部」を発足させたので、月1回実施することです。

6か月目に入っていて、職場の人を中心にピラティスの効果を感じて参加する人が増えれば、職場スタッフのウェルネスにも活用できます。

【ZONE】

患者様、そのご家族、そして職場の方が作井さんのピラティスで元気になる、とても素敵なことじゃないですか!

【作井さん】

ほんとうはもっと早くこういった活動をしたかったのですが、コロナのこともあって、やっと本格始動できそうなんです。

STOTT PILATES®はモディフィケーションの調整バリエーションも多いので、安全にその人なりの可能性を引き出すことができます。ピラティスを通じて、もっと活動の幅を広げていきたいと思っています。

【ZONE】

作井さんの今後の活動、楽しみです。ピラティス教室、ピラティス部の様子なんかも教えてくださいね!

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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。

 お楽しみに!

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