【コラム】光陰矢の如し

2021/12/1

光陰矢の如し

こんにちは、Wataruです。

一年を振り返りながらこれを書いています。

光陰矢の如し とは言いますが、時間があっという間に経過したように最も感じた一年でした。この「時間」ってなんだろう? と考えています…

「時は金なり」

時間の大切さを指す表現に、「時は金なり」というのは耳にした事がありますよね。

これを本当に言葉通りに考えてみませんか?

どこかの大富豪が万札を歩きながらその辺でバラまいていたら、きっと気が狂ってると思うでしょう。

では「時間」でも同じことをするだろうかと考えた時、そんなことをしたい人はいないはずです。

この〇〇は「お金」にも、「時間」にも変換できますね。

どちらも無駄遣いせず、大切に使いながら少しずつ貯めて、それを週末や仕事終わりに使っています。

違うのは、「時間」は借り入れも、繰越もなく、お金の有無にかかわらず等しく分配されている、再生不可能エネルギーということです。

有効期限

人生は有限で、その期限はいつ来るとも知れず過ごしているものです。

だから儚くも美しいのか…

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“If you live each day as if it was your last, someday you’ll most certainly be right.”  

「毎日を人生最後の日だと思って生きれば、いつか必ずその日は来るだろう。」

- Steve Jobs (スティーブ・ジョブズ) -

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ピーター・ドラッカーの本から効果的なエグゼクティブのあり方の記述があり、その一節には確か…

あなたの人生と大切な周りの人々の人生にプラスの影響を与えるためにあなたが使うことができるのは時間だけ。

という趣旨の言葉があったように記憶しています。
 
自らコントロールできる、この時間こそ貯めないといけないということでしょう。
 
そして有効に活用されるべきですね。

あの頃の時間と今

少年時代は1日が永遠のように長く感じたものです。
 
見るもの全てが新鮮で、逐一集中していたからでしょう。
 

 
大人の日常は目まぐるしい変化とスピードのなかで過ぎていくのが影響しているとも言われますが、あの頃の1日とは比べものにならないスピードで時間が過ぎる感覚です。

色々と見聞きしてきた今となっては、新鮮な驚きとともに集中する時間が少なくなっているのも早く過ぎゆく感覚に関係しているでしょう。
 


 
時間の感覚


 
味覚や視覚のように「時間」を認識する特定の領域が脳には備わっていないそうです。
 
複合的に折り重なるのが時間であるということです。

「解釈」こそが時間の感覚であり、蓄積されたメモリーとの関係で異なるのだろうと思います。

また「感情」も影響しているでしょう。楽しく嬉々として夢中になっているとあっという間に時間は過ぎて、否定的に過ごすと時は止まったかのように感じます。

こうして年末や、ことの節目に振り返る時、その時間はまさに光陰矢の如しと感じます。
 
ついこの間のような錯覚をおぼえます。
 
なんでも後から振り返れば、束の間の出来事。
 
歳をとったぶん、振り返るストーリーも増えて、時間が早く感じます。
 
昔の出来事は、最近のように感じる。

そして大きな変化、海外旅行や引っ越しのような大きく環境が変化した時は最近の出来事でも「まだ5日しか経過していない」と心の時間軸が圧縮されシフトするそうです。
 
最近の事が、昔の事のように感じる。というのです。

Telescoping effect(圧縮効果)と専門的には言われるそうです。

リセットされる時間

こうして年の暮れ、振り返ると過ぎた時間を複雑な感情で迎えています。
 
「瞬く間」だったような「長かった」ような。。。

リセットされる感覚がどことなくして、そこに転換期を期待しているのかも知れません。
 
その他と同じ24時間が過ぎ、新しい日が訪れるだけなのに特別な感情で迎える新年に
 
リスタートを感じるのも「時の解釈」でしょう。
 
目標達成の秘訣として、こうした分かりやすいターニングポイントにその目標を掲げると良いとも言われます。

十分、不十分。足りる、足りない。
 

 
という表現はお金にも、時間にもいえることです。
 

 
どちらも使うのは他ならぬ、自分自身。

自分の中での時間軸をどこに立てどう有効に過ごすのか、今も刻まれるこの時の大切さを身に染みて実感しているところです。


 
もうちょっと、やりくり上手にできたんじゃないか、っと反省してます。

あなたにとっての「時間」はどんなスピードで経過した一年でしたか?