【コラム】吾唯足知

最終更新: 2021年3月29日

吾唯足知

2021/4/1

こんにちは、ZONEアカデミーのWataruです。

ふと振り返ると、新たな日常と共に過ごすことになり、早1年以上が過ぎようとしています…

マスクを忘れなくなったし、手もよく洗うようになりました。

去年のこの時期の桜は、なんだか悲しげに見えましたが…今年見上げた桜は、心なしか生き生きとして映りました。

この1年間は、急激に変化する世の中と向き合い、倍速での変化を強いられ、あらゆる試行錯誤の機会となりました。

何ができるのか?

どうすると良いのか?

これからどうなるのか?

はたまた、

これまで通りのことは本当によかったのか?

という問いや、迷いが頭を駆け巡った事でしょう。

去年は、世の中も「戸惑いの時」を過ごしたといえます。

でももう今年は、あちらこちらで「行動の時」を迎えていると感じます。

この「戸惑いの時」に備えを整え、新しい時代をのりきるツールや、知識、スキルといった武器を準備し、着手していた人が沢山いて、今、実際に行動し始めています。

*あなたはどっちのタイプ?

春は何かと変化の多い時期。 

人の「変化」への対応の選択肢は、そう沢山はないのだと感じます。

「好む」か「恐るか」の二択です。 

変化の先に待つ、まだ誰もみぬ景色を妄想して…

”自分の中で”創り出したストーリーのシナリオこそが、心のなかの恐れの正体です。

「もし〇〇なら、△△になるのでは…」という具合に…

「私なんて…」「こう思われているんじゃないかな」というのも 全部、誰の声か? 

そうです‼︎ 自らの声ですよね‼︎

⭐️自分を劇的に変化に強くする、たった一つのこと⭐️

人は一貫性を好む傾向にあるので、好むというより「適応」するという言い方がいいでしょうか…

新しい取組のなかで重ねる発見や出会い、挑戦を喜べる人は変化を楽しみながら受けいれるものです。

起きてしまった出来事、相手は変えられませんよね。

当然、明日のことは誰も予見できません。

自分でコントロールできるのが、唯一「今」だけだということです。

今をどう捉えて反応するのかは、たった一つ自分の解釈だけなのです。

そして、この解釈は自分で如何様にも変えることができます。

現状の自分の人生の物語が気に入らなくて、しっくりこなければ解釈を変えて、物語のシナリオを書き換えてしまえばいいのです。

どう受け止めていくかで大きく変化します。

*「今」を生きるとは?

哲学的な話のようでいて、じつはとてもシンプルなんです。

現在の時間、空間、状況を最大限に活用することだと思います。

無いものや、手に入らないことを嘆く気持ちもありますが、でも私たち一人ひとりの中には誰にも無い、特別な経験、能力、才能があるはずです。

今の環境も十分に整っていることに、気づかないだけなのかもしれません。

大好きで立ち寄る場所があります。

先日もその場所、禅寺で枯山水の石庭が有名な京都の瀧安寺に行きました。

ぼぉっと庭を愛でながら、日向ぼっこする感覚ですが、心静かになります。

でも、もっと好きなのはその庭以上に、回廊を回った茶室蔵六庵前にある徳川光圀の寄進とされる「つくばい」です。

行き交う人の行手のお邪魔は承知で、いつも立ち止まって眺めてしまうんです。

中心の「口」の字をおいて「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」と読み、禅の格言を謎解き風にしたものといわれてます。

なるほど、心に沁みて好きなんです。

いつも自分を省みる、戒めとして眺めています。

さぁ、春から新しい挑戦が待っている人も、今、まさに行動に移していこうという人も変化を楽しみながら、この瞬間を謳歌していこうじゃありませんか!!!