2020/12/26
ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今日はヨガインストラクター、パーソナルトレーナーを経てSTOTT PILATES®︎ Mat &Reformer 認定インストラクターとしてビーキューブでも活躍の場を広げている三好玲奈さんにお話を伺いました。
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【ZONE】
今日はお時間をとっていただいてありがとうございます。 早速なんですが、玲奈さんの経歴を教えてください。
【Rena】
学生時代から身体を動かすのは好きなほうでした。
中学校から始めたのはバレーボール、それ以外も何かしら運動をしていました。
水泳とか、テニスとか・・・。
【ZONE】
けっこうアクティブなんですね。いっつも落ち着いた感じの印象を持っていたんで、正直びっくりです!
玲奈さんの仕事のスタートは、何だったんですか?
【玲奈さん】
最初の仕事は、実はアパレルで、インポートのセレクトショップで仕事をしていました。
販売の仕事は6年ほどしていたでしょうか。
そのあと、退職を期にヨガの養成コースを受けて、ヨガインストラクターになりました。
【ZONE】
販売員の仕事から、インストラクターという仕事に飛び込んだわけですよね。
不安とかなかったですか?
【玲奈さん】
身体を動かすことが好きだった経験が、「誰かと一緒に運動したい」、という気持ちになって、それだったら「インストラクター」だなって。
でも、ヨガインストラクターとして働き始めた当時は、フリーランスっていう働き方もなく、正社員で働く環境も少なかったので、仕事の幅は狭かったな~、と思います。
晴れてヨガインストラクターとなり、インストラクター業務以外に企画や運営に携わったり、大変いい勉強を前職ではさせて頂いたのですが、インストラクターとして更に知識を深めていきたいという思いと、活動の場を広げてみたいと思い始め、3年前にフリーランスとして活動し始めました。
ヨガの他にもフィットネスクラブで3年務めていますが、また新たな景色が見えて、お客様の様々な目的や楽しみ方に触れることが出来ました。
【ZONE】
フリーランスのインストラクターとなって、仕事としてはどう変化しましたか?
【玲奈さん】
インストラクターとして指導メインの仕事にはなったんですけど、次の課題がでてきてしまって・・・。
お客様を指導する中で、お客様のお声やご要望をお聞きした時に、身体の悩み相談が本当に多かったんです。
「肩が痛い」とか「運動しているのにうまく結果が出ない」とか。
私自身もケガが多いほうだったので、そういうお客様の気持ちもよくわかるんですよね。
クラスやマンツーマン指導に来て下さるお客様の悩みを解決するためには、よりスキルを身につける必要があるな、って実感したんです。
職場にいた同僚で、STOTT PILATESストットピラティス®︎のことを聞いたのが、ピラティスを勉強しようと思った動機ですね。
【ZONE】
STOTT PILATESストットピラティス®︎勉強しようと思った決め手って、何だったんですか?
【玲奈さん】
同僚がSTOTT PILATESストットピラティス®︎を説明してくれた時に、「姿勢改善」「解剖学」「リハビリ」「パフォーマンスアップ」といった、私が興味のある単語がどんどん出てきたんですよ。
人の身体を預かるインストラクターとして、身体の知識は一番必要なもの。
コース受講前にいろいろなピラティスを受けてみたりもしたんですが、一番納得いくセッションだったのが、結果的にSTOTT PILATES®︎でした。
「あ、これを勉強して、これからの自分のインストラクターとしてのベースを、ピラティスにもっていきたい」って思ったんです。
現在も勉強中ですけど、一番最初のIMP(初中級マット)コースを受講したのが2015年だから・・・、6年になりますね。
【ZONE】
玲奈さんのIMPコース、覚えていますよ、少数精鋭クラスでしたよね。でも、もうそんなに前になるんですね・・・。
【ZONE】
実際に、ピラティスインストラクターの勉強をしてみて、どうでしたか?
【玲奈さん】
ちょうどコースを受講し始めたころから、ヨガのマンツーマン指導が増えてきた時期でもありました。
グループクラス中心の指導だったので、1対1の指導経験がまだ少なかったんです。
その中で、ピラティスのインストクター養成コースの勉強では、「個」を見る力、姿勢分析の知識を学ぶことができたので、マンツーマン指導にとても役立ちました。
あとヨガでよく頂くお客様のご要望が「リラックスしたい」とか「身体がやわらかくなりたい」とか多いんですが、
「このお客様のリラックスって何だろう?!」と悩む事もありました。
そこでお客様のリラックスできない要因を考えて、ピラティスで教わった「個」を見る力や姿勢分析を元にセッションを行うことで大変喜んでいただくことが出来ました。
ピラティスは、お客様の正しい姿勢に向けて運動していただけるので、目標設定もしやすく、身体への結果も出やすいし、お客様へもフィードバックが出来るので、やる気も引き出すことが出来ています。それを交えてヨガのセッションも幅も広がりました。
【ZONE】
なるほど、私のイメージですけど、ヨガは哲学とか精神的な部分へのアプローチが得意な感じがします。
それに比べたらピラティスは「骨」とか「筋肉」とかを考えて動いたり、自分の身体を意識して動かすことをするから、「姿勢が変わる」とか「動きがよくなる」っていうのがありますもんね。
【玲奈さん】
ピラティスのセッションも受け持つようになってからは、お客様の反応をより的確に受け取ることができるようになったので、双方でやり取りしながらお身体を変えていく、という時間になってきました。
【ZONE】
ピラティスをされているお客様の反応って、具体的にどんなものがありますか?
【玲奈さん】
STOTT PILATES®︎の5原則をお伝えするときに、今まで自分の身体で気にしていなかったポイントが、5つの中に必ずあるみたいで、驚かれるお客様がとっても多いです。
特に「呼吸」は、「自分の呼吸を意識したことなかった!」っていうのを、とてもよく聞きます。
【ZONE】
毎日何気なくしてますけど、いい呼吸って学校でも習いませんでしたもんね。
【玲奈さん】
そうなんですよ(笑)。
私が担当するクライアント様はゴルフを趣味にされている方や、フィットネスの大会に参加している方、OLさんや主婦の方、今流行のトレーニング女子もいます。
でも、ピラティスを通じて感じているのは、運動が得意=ピラティスが得意というわけではないな、ということです。
運動経験がある人だから、自分の身体の動きがピラティスとしてできるか、といったら違うんです。逆に運動したことがない方でも、ピラティスでは動きが素敵な方もいらっしゃいます。
ただ、どちらの方にも「自分の身体への気づき」をしてもらえるのが「ピラティス」なんじゃないか、と思うようになってきました。
トレーニングの知識がある方にも、整体などの身体について勉強をしたことがある方にも、ピラティスをしていただくことで、今までの自分の考え方や知識の「違い」を知っていただけるように説明するようにしています。
うれしいことに、お客様には「違いが知れることが面白い」っておっしゃっていただくことが多いんです。
率直な感想を言ってもらえる、そしてセッションを続けてもらえるのは、すごくいいことだな、って思っています。
先日も、有名な先生にトレーニングを指導していただいているクライアント様とピラティスセッションをしたんですが、「ピラティスで自分の身体が整いそう!」と、とてもいい反応をしてくださいました。
【ZONE】
そのクライアント様は、ピラティスどれくらいされているんですか?
【玲奈さん】
実は先日1回目のお客様で・・・。
【ZONE】
それってすごいですよね。1時間のセッションでお客様がその反応をされるなんて、ピラティスで身体の違いが伝わっているんですよ!
【玲奈さん】
そう言ってもらえると嬉しいですね。
ビーキューブ®︎でのプライベートセッションは、リフォーマーをはじめ、器具が使用できるのも、魅力だと思っています。
いかに言葉で説明するよりも、器具からの情報でクライアント自分で発見、体感する経験ができます。
セッション中に、お客様のほうから、「こっちのほうがこうなっているね」というようなお話もしてくださることが多いです。
エクササイズによっては、リフォーマーを使ってからマットに戻ってやると、できるようになっていることもあります。
お客様もびっくりしていて、そういう新たな発見もうれしいですね。
最近ではキャデラックも使うようにしているんですが、お客様のセッションに対する期待みたいなものを強く感じています。
【ZONE】
玲奈さんはプライベートピラティスのほかに、グループクラスも担当されていますね。
【玲奈さん】
ピラティスリフォーマー、サーフセット、オンラインのピラティスマットの3つです。
【ZONE】
かなり個性的な3つのクラスですが、気を付けていることとか、工夫していることとかありますか?
【玲奈さん】
それぞれのクラスの「盛り上げ方」と「言葉の数」は工夫しています。
【ZONE】
具体的にどんなことをされているんですか?ぜひ教えてください!
【玲奈さん】
「盛り上げる」のが重要なのが、サーフセット、次にピラティスリフォーマー、そしてオンラインの順です。
「言葉の数」が大切なのはオンライン、ピラティスリフォーマー、サーフセット、と逆にしています。
サーフセットはスタジオにお越しになっている会員様に、頑張って1時間動くことを後押しできるように、元気だったり明るくティーチングするようにしています。
中にはボードから落ちてしまう方もいらっしゃいますが、サーフセットを通じて自分の身体で、特に苦手なところ、できなかったことを発見して、チャレンジすることの大切さが伝わってほしいと思いながら担当するようにしています。
【ZONE】
私も1時間で3回も転覆したり、ビックウェーブがきたりして、くじけそうになった経験があります。
でも、ひっくりかえっても、なんだか楽しい、それがサーフセット、って感じですよね。
オンラインのグループクラスは、今年からスタートしましたが、実際に担当してみていかがですか?
【玲奈さん】
最初はいろんなことがあって大変でした。
「今日は電波が安定してほしい!」とか祈るような感じで、クラスの時間を迎えたこともあります。
オンラインでは、お客様の姿が画面からしか確認できないので、想像で「こうなっていそうかな~」と思いながらキューイングしてみたり。
ピラティスを、オンラインという環境からスタートされた方へのアプローチの難しさも感じました。
ただ、オンラインでいいこともあるんです。
インストラクターも動いて、お客様と一緒にエクササイズをするようにしています。
これはスタジオグループではあまりしていないんですが、そうすることでビジュアルでしっかりお見せできるので、動きを迷ったりしないで、エクササイズに集中してもらえるんです。
また、右とか左とか言わないようにもしています。
「画面側の足」「反対の足」といった表現をするように工夫したり、常に画面に対してどう映っているのか、を考えるようにもしています。
最近はオンライングループもだいぶ慣れてきたので、手を広げるエクササイズがある前に「手を広げるので、周りを片付けてくださいね」といったことも配慮できるようになりました。
【ZONE】
オンラインは、いろんな方に参加していただきやすいコンテンツでもありますね。
【玲奈さん】
ありがたいことに、遠方からも会員になってくださって定期的に受講して下さる方、慣れてきて、耳だけの情報でエクササイズを動いてくださる方もいます。
オンラインクラス担当として、継続してくださるのが、とてもうれしいです。
お家で参加できるのも、本当にいいですよね。
時々、画面の向こうにお子様やワンちゃんが登場したりして、ほっこりする場面も、オンラインならではなのかな、と思います。
【ZONE】
今年の状況でスタートしたオンラインクラス、今後もっといろいろな方に、それこそ世界中から受講していただきたいですよね。
最後に、今後の展望を教えてください。
【玲奈さん】
最近、まったく運動をしていない人って少ないんじゃないのかな、って思っています。
健康のために、みなさんいろいろなことで身体を動かす努力をされていると思うんです。
その中で、私が歩んできた「ヨガ」「フィットネス」「ピラティス」のそれぞれの運動を介して得た知識を、お客様にジャンルを問わず、ニーズに合ったスタイルの提案ができるようになりたいです。
私としては一番気に入っている「ピラティス」をベースにして、お尻をキュッと上げたい人にはフィットネスやサーフセットの知識もチョイスして、クライアントの目的にピッタリの運動を提案して、一緒にその時間を共有していきたいと思います。
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます!
今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。 お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2020年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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