吾唯足知
2021/4/1
こんにちは、ZONEアカデミーのWataruです。
ふと振り返ると、新たな日常と共に過ごすことになり、早1年以上が過ぎようとしています…
マスクを忘れなくなったし、手もよく洗うようになりました。
去年のこの時期の桜は、なんだか悲しげに見えましたが…今年見上げた桜は、心なしか生き生きとして映りました。
この1年間は、急激に変化する世の中と向き合い、倍速での変化を強いられ、あらゆる試行錯誤の機会となりました。
何ができるのか?
どうすると良いのか?
これからどうなるのか?
はたまた、
これまで通りのことは本当によかったのか?
という問いや、迷いが頭を駆け巡った事でしょう。
去年は、世の中も「戸惑いの時」を過ごしたといえます。
でももう今年は、あちらこちらで「行動の時」を迎えていると感じます。
この「戸惑いの時」に備えを整え、新しい時代をのりきるツールや、知識、スキルといった武器を準備し、着手していた人が沢山いて、今、実際に行動し始めています。
*あなたはどっちのタイプ?
春は何かと変化の多い時期。
人の「変化」への対応の選択肢は、そう沢山はないのだと感じます。
「好む」か「恐るか」の二択です。
変化の先に待つ、まだ誰もみぬ景色を妄想して…
”自分の中で”創り出したストーリーのシナリオこそが、心のなかの恐れの正体です。
「もし〇〇なら、△△になるのでは…」という具合に…
「私なんて…」「こう思われているんじゃないかな」というのも 全部、誰の声か?
そうです‼︎ 自らの声ですよね‼︎
⭐️自分を劇的に変化に強くする、たった一つのこと⭐️
人は一貫性を好む傾向にあるので、好むというより「適応」するという言い方がいいでしょうか…
新しい取組のなかで重ねる発見や出会い、挑戦を喜べる人は変化を楽しみながら受けいれるものです。
起きてしまった出来事、相手は変えられませんよね。
当然、明日のことは誰も予見できません。
自分でコントロールできるのが、唯一「今」だけだということです。
今をどう捉えて反応するのかは、たった一つ自分の解釈だけなのです。
そして、この解釈は自分で如何様にも変えることができます。
現状の自分の人生の物語が気に入らなくて、しっくりこなければ解釈を変えて、物語のシナリオを書き換えてしまえばいいのです。
どう受け止めていくかで大きく変化します。
*「今」を生きるとは?
哲学的な話のようでいて、じつはとてもシンプルなんです。
現在の時間、空間、状況を最大限に活用することだと思います。
無いものや、手に入らないことを嘆く気持ちもありますが、でも私たち一人ひとりの中には誰にも無い、特別な経験、能力、才能があるはずです。
今の環境も十分に整っていることに、気づかないだけなのかもしれません。
大好きで立ち寄る場所があります。
先日もその場所、禅寺で枯山水の石庭が有名な京都の瀧安寺に行きました。
ぼぉっと庭を愛でながら、日向ぼっこする感覚ですが、心静かになります。
でも、もっと好きなのはその庭以上に、回廊を回った茶室蔵六庵前にある徳川光圀の寄進とされる「つくばい」です。
行き交う人の行手のお邪魔は承知で、いつも立ち止まって眺めてしまうんです。
中心の「口」の字をおいて「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」と読み、禅の格言を謎解き風にしたものといわれてます。
なるほど、心に沁みて好きなんです。
いつも自分を省みる、戒めとして眺めています。
さぁ、春から新しい挑戦が待っている人も、今、まさに行動に移していこうという人も変化を楽しみながら、この瞬間を謳歌していこうじゃありませんか!!!
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