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筋膜の神話をアップデートする
2026/10/1 ー「つながっている身体」から、「力を伝え合う身体」へ ー こんにちは、WATARU です。 「身体は、すべてつながっている。」 筋膜について学んだことがある人なら、一度は聞いたことのある言葉だと思います。 足底から頭まで。 右の肩から左の股関節まで。 一見離れている場所も、筋膜によって連続している。 この考え方は、私たちが身体を見る視野を広げてくれました。 痛い場所だけを見るのではなく、その人の立ち方を見る。 肩だけではなく、胸郭を見る。 股関節だけではなく、足部や骨盤を見る。 これは大きな前進だったと思います。 ただ、私は最近、もう一歩先へ進んでもいいのではないかと感じています。 「つながっている」という事実を知ることと、「そのつながりの中で何が起きているのか」を理解することは、同じではないからです。 筋膜は「線」よりも、立体的な組織として存在している 筋膜という言葉から、身体の中を長く走る一本のラインを思い浮かべる人もいるでしょう。 けれど、実際の組織はもう少し複雑です。 ヒトの深筋膜を組織学的に調べた研究では、コラーゲン
9月30日


骨は、何歳から弱くなるのか
2026/9/1 ── 長寿社会で考え直す「Bone Health」という視点 こんにちは、WATARU です。 「骨の健康」と聞いたとき、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。 骨密度。 カルシウム。 骨粗鬆症。 あるいは、転倒や骨折。 もちろん、どれも骨の健康を考える上で重要な要素です。 しかし、私たちは本当に「骨」を十分に理解しているでしょうか。 例えば、こんな問いがあります。 「骨密度が低い人は、必ず骨折するのでしょうか?」 「骨粗鬆症は、高齢になってから考えればよい問題でしょうか?」 「骨を守るために必要なのは、本当に骨だけを見ることなのでしょうか?」 長寿社会を迎えた今、Bone Health(骨の健康)という概念は、単なる「骨粗鬆症の予防」から、より広い視点で考える必要があります。 それは、年齢を重ねても自分らしく動き続けるための基盤について考えることです。 骨は「硬い構造物」ではなく、変化し続ける生きた組織である 骨というと、多くの人は身体を支える「硬い柱」のようなものをイメージするかもしれません。 しかし、実際の骨は常に変化してい
8月31日


姿勢の神話をアップデートする
2026/8/1 ー [ 良い / 悪い ]ではなく「選択肢 と ゆとり」で見るピラティス ー こんにちは、WATARU です。 ピラティスの現場では、私たちはよく姿勢を見ます。 骨盤の傾き 胸郭の位置 肩甲骨の高さ 頭部の前方偏位 そして、そこに何かしらの「ズレ」を見つけた瞬間、ついこう考えたくなります。 「 これが痛みの原因かもしれない… 」 もちろん、その視点がまったく不要だという話ではありません。 ピラティスインストラクターにとって、アライメントを観察することは、大切な専門性の一つです。 ただし、近年のペインサイエンスや運動科学を踏まえると、姿勢をそのまま痛みの原因として扱うには、少し慎重さが必要です。 かつては「猫背だから腰が痛い」「ストレートネックだから首が痛い」「骨盤が歪んでいるから不調が起こる」というように、姿勢と痛みを直線的に結びつける考え方が一般的でした。 しかし現在では、痛みはもっと複雑な現象として理解されています。 組織の状態だけでなく… 神経系の感受性 過去の痛み経験 運動への不安 生活環境 睡眠ストレス...
7月31日


変わり続けることを、続けてきた
2026/7/1 ― 連載|続ける人の思考と現実#7(最終回) ― こんにちは、WATARU です。 続けることは、いつも静かだ。 派手な決意より、目立たない選択のほうが人生を変える。 これは「続ける人」の思考と現実を、淡々と記録していく連載です。 --- この連載も、今回で最終回です。 「続けること」について書こうと思って始めた連載でした。 けれど振り返ってみると、書いていたのは続けることそのものではなかったように思います。 続けられなかったこと。 迷った時間。 成長していないように感じた時期。 人との関係に悩んだこと。 強さを勘違いしていたこと。 その一つひとつを振り返りながら、結局、自分が何を続けていたのかを考えていました。 --- 残ったのは、とてもシンプルなものでした。 人の可能性を信じること。 そして、変化を恐れないこと。 --- もちろん、その過程で思い通りにならなかったことはたくさんありました。 信じた結果、期待とは違う形になったこともあります。 変化を選んだ結果、不安になったこともあります。 それでも、その二つだけは手放しません
6月30日


強くなることを、少し勘違いしていた
2026/6/1 ― 連載|続ける人の思考と現実 #6 ― こんにちは、WATARU です。 続けることは、いつも静かだ。 派手な決意より、目立たない選択のほうが人生を変える。 これは「続ける人」の思考と現実を、淡々と記録していく連載です。 勘違い 長い間、強さというものを、少し勘違いしていた気がします。 弱音を吐かないこと。 迷わないこと。 背負い続けること。 与える側であり続けること。 そういうものが、強さなのだと思っていました。 一人で抱え込むようになっていた… チームの規模が大きくなり、責任も増えていきました。 同時に、人に対する不信も、少しずつ積み重なっていった。市場の黎明期を走っていた頃は、情報源としての責任を、勝手に背負っていた部分もあります。 間違えられない。 迷っているように見せてはいけない。 そんな感覚が、どこかにありました。 一人では無理だと感じた時 ブランドとビジネスの方向性に、迷い始めた頃がありました。 企業としての在り方と、自分の価値観に、少しずつズレを感じるようになっていく。 これまで成長を支援してきた人たちが、離れ
5月31日


やめると決めたこと、続けると決めたこと
2026/5/1 ― 連載|続ける人の思考と現実 #5 ― こんにちは、WATARU です。 続けることは、いつも静かだ。 派手な決意より、目立たない選択のほうが人生を変える。 これは「続ける人」の思考と現実を、淡々と記録していく連載。 出来事 人との関わり方を、変えなければならないと思った時期がありました。スタッフが、まとめてスタジオを離れていったことがありました。信頼して任せていた関係が、一度に崩れるような出来事でした。それまでの関わり方を、見直さざるを得ませんでした。 自分に原因を探し続けていた 関係がうまくいかなくなると、まず自分の至らなさを疑います。もっと何かできたのではないか。何が足りなかったのか。そうやって、理由を自分の中で探し続けていました。 与え方が足りなかったのかもしれない。関わり方が甘かったのかもしれない。どんどん自分のマイナス面ばかりに目がいき、気づけば、自暴自棄になり人間関係に疲弊しきっていた自分がそこにいました。 やめると決めたこと 仕事を始めた頃の情熱にまで暗雲が立ち込め始めたことに気付き…ある時、このままでは続けら
4月30日
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