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【ITコラム】「結合組織」について

更新日:2020年7月8日

【ITコラム】「結合組織」について


2017/11/19


皆様、こんにちは。 ZONE アカデミーのWataruです。


今年も6週間ほどを残すばかりになりましたね。 過ぎる時間の早さに驚いています。


先程、スライスされていく生ハムの塊を

凝視していて思ったことがあります。。。


私達は肉のかたまりである

と考えることが出来ます。

感情、思考や記憶など有する事を除けば、

物理的にはこの肉とかわりません。

肉とは調理して食す筋組織と考えてきましたよね。 でもその組織は実際に生で食することが出来ます。

ステーキや鶏胸肉しても 十分柔らかいもので、調理は不要です。 実際に調理を必要とするのは 食する妨げとなる筋周囲の結合組織です。


人類が「焼く」、「煮る」といった調理法に至った

経緯としては噛み切ることの出来ない結合組織を

壊す手段として発達したものと考えられます。


このそれぞれを繋ぎ、同時に分離して袋や、

包みのような何とも他の組織分類に該当しにくい

物質こそが結合組織です。


我々の筋、神経、および上皮組織の組織タイプは より均一であり、明確にグループ化されたもの

です。

時に、結合組織は鍋の残り物のように見えるかも

しれません。 見た目はいいものではないかもしれません。


私たちが、これらの組織に耐え食せる種としての

能力から腱、骨、脂肪の塊が大きく異なっている

ようでいて、お互いが実際には非常に密接に関連

していることを考えさせてくれます。


と言うわけで今回は

「結合組織」

について書いていこうと思います。


前述のそれらはすべての結合組織は、同じ

胚細胞から発生し、その構造は細胞によって

ではなく、線維と糖とタンパク質からなる水で

満たされた細胞外マトリックスによって

決定づけられます。


人間が肉を食してきた歴史の中で 最も問題を与えてきた線維でもあります。

タンパク質線維を柔らかく変質させるか、

またはそれらのタンパク質構造の本質構造を

変えることを知るまではきっと何なのかは

分らなかったはず。


鶏を例にとれば、目の前を歩く鶏の皮を

剥ぐことは倫理的にも?物理的にも、

出来ませんよね。


生命をもつ皮膚はコラーゲン線維を豊富に含む

結合組織によって止められています。

でも焼くことで熱によって、コラーゲンを

破壊します。 すると容易に皮は簡単にとれますね。


人体の結合組織にも共通点があり、 4つのタイプに大別できます。


何処に?どんな様子で?何をしているのか?

おそらく最も多様なタイプが固有結合組織です。

基質にどれだけだけの線維を含むかに基づいて、 弛緩性と密集性に分類されます。


弛緩性v.s.密集性


あなたの手の甲の皮膚を引っ張ってみてください。

そこに肉質なテントを見ることが出来ますね?

これが弛緩性結合組織の一例です。

ここには多くの物質が含まれています。

エラスチン線維が元の場所に戻る復元性を

与えていてコラーゲン線維が固定するのに

作用します。 お肌のハリにも共通するものです。


では、同じ事をアキレス腱にしてみて、 引っ張ってみるとどうでしょう?

そこにはあまり「あそび」がなく伸びる余地が

なりません。

これは、腱がコラーゲン線維を多く含む密度の

高い密集性結合組織である事を示しています。


コラーゲン密集性線維であるを腱をいくら

噛んでも、噛み切ることが出来ません。


そこで精肉店では肉の売る前に最も密な

結合組織な部分を取り除くのです。


弛緩性結合組織は、線維が少なく、多くの細胞と 多くの基質を有します。


この結合組織こそが近年皆さんが耳にする

「膜・筋膜」です。

次回、またこの結合組織のお話を続けていきます。

お楽しみに!!


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