行動を起こすことの本当の意味
- yukokato
- 5月31日
- 読了時間: 4分
2025/6/1

日々の指導やビジネスの現場で、「本当はやりたいのに踏み出せない」「準備ばかり考えて先に進めない」と感じたことはありませんか?
こんにちは、WATARUです。
大きな決断をなかなかできないでいた僕に「それではユニコーンじゃないか」と親友が言うのです…(????)
以来、戒めとして息子のおもちゃ箱から拝借したユニコーンの人形を飾っています。
あなたはどうですか? 「まるでユニコーン」と言われたら。
そうですよね…何か分からないけど悪い気はしませんよね。希少性と神秘性みたいなものも感じますよね。
ユニコーンの白銀の毛並みや一本角は“汚れのない存在”を表現して、中世ヨーロッパでは、ユニコーンの角(=「アリコーン」)には毒を浄化する力があると信じられ、純潔と清浄の象徴とされました。
ビジネスでは「ユニコーン企業」(企業価値10億ドル以上)という言葉が「極めて希少で成長力のある存在」を示す比喩として使われています。
力とか癒し、自由や夢想みたいなメルヘンと未知の魅力みたいなもんを感じます。
全部違いました。
「子供の頃に皆、読み聞かせられるんだよ」と教わりました。
僕は急いで童話の本を求めて図書館に行きました。その友人が言う「お前はユニコーンかっ!!」の真意を知るのはその後です。
今回は、Shel Silverstein の詩 “Help!” を題材に、そのユーモラスで皮肉の効いた物語から学ぶ「行動を起こすことの重要性」と「不要な不安に囚われないコツ」をご紹介します。
読後には、自分の不安セルフチェックと、次の一歩を踏み出すヒントが得られるはずです。

詩の紹介と要約
Shel Silverstein(シルバースティン)は、子どもにも大人にも響く寓話的な詩で知られるアメリカの詩人・絵本作家です。
その代表作のひとつ、“Help!”(『Falling Up』収録/1996年)は、森の中で角が木に引っかかって動けなくなったユニコーンが登場します。

詩人(語り手)が「助ける」と申し出ると、ユニコーンは
角を引き抜く痛みの程度や所要時間
保険や支払い、道具の有無
角を折ってもいいか、その後どうなるのか といった条件や不安を次々に質問 します。
質問ばかりで一度も動こうとはせず、助けを受け入れることもありません。結局最後まで助けられないまま。
表面的にはユーモアですが、その裏には「安全策や条件づけにこだわりすぎると、本来の助けや変化を遠ざけてしまう」という鋭い教訓が込められています。
行動を起こすことの本当の意味
多くの人は「準備不足」「失敗のリスク」「他者の目線」といった不安に足をすくわれ、一歩を踏み出せずにいます。しかし、完璧を目指すあまり動けなくなるのは、まさにこの詩のユニコーンと同じ状態です。
準備8割、実践2割:完璧な段取りは理想ですが、実際の現場では予期せぬことが起きます。動きながら調整する姿勢が、新たな発見と成長を生みます。
小さな成功体験を重ねる:一度動いてみて、たとえ小さな成果でも実感することで、「次もできる」という自信がつきます。
失敗は情報:失敗やトラブルは避けられないものと捉え、それを次に活かす材料に変えるマインドセットが重要です。

過度な不安を手放すために
では、具体的にどのように不安をコントロールすればよいのでしょうか?以下の3ステップを試してみてください。
不安を書き出す
頭の中だけで抱えると大きく膨らむもの。紙やデジタルメモに「何が不安か」「最悪のシナリオは何か」を書き出し、可視化しましょう。
対策の優先順位をつける
書き出した不安ごとに「本当に防げるもの」「想定しても対応できそうなもの」「考えすぎなもの」に分類し、防げるものだけにリソースを割きます。
「まず小さく動く」約束を自分に
毎朝5分だけ資料を開く、クライアントに短いメールを送る、スタジオで新しいアプローチを一度だけ試してみる…といった、小さなタスクを設定し、達成したら自分を褒めてあげましょう。
コーチングで次の一歩を加速する
「自分だけでは不安が大きすぎる」「何から始めていいかわからない」という場合は、外部の視点や伴走者が強力なサポートになります。私が提供するコーチングでは、あなたの状況や目標に合わせた具体的な行動プランを一緒に設計し、無駄な不安を削ぎ落としながら、着実に成果を出すお手伝いをしています。
個別の不安要素分析
行動タスクのカスタマイズ
定期的な振り返りと調整
これらを組み合わせ、ユニコーンのように木に引っかかるのではなく、軽やかに前へ進む力を育みます。

おわりに
Shel Silverstein の “Help!” が教えてくれるように、準備や条件ばかりに気を取られすぎると、本当に必要な「行動」は失われてしまいます。
まずは小さなステップから挑戦し、行動によって得られる学びと自信を自分のものにしてください。そして、もし伴走者を必要とするなら、ぜひご相談ください。
あなたが安心して次の一歩を踏み出せるサポートを、全力でお届けします。
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