【コラム】機能的動作って何?

2022/1/1


機能的動作って何?


こんにちは、Wataruです。


ピラティスで身体の動作機能性の向上に1988年から取り組んできたSTOTT PILATES®には、動作の分析、エクササイズ選択の根拠とする生体力学的視点をまとめた原則が有ります。


2022年から改訂される新たな項目と共に、その原則をお伝えしていきます。

より実践的に、汎用性ある全身を考慮したものになりました。


そこで今回は身体が動作においてもつべき「機能性」について考えていきたいと思います。


機能的動作って何? Functional Movent


進化または退化(?)ともいうのかもしれませんが、原始の頃からの人類の進化以来その構造は大きく変化をしていいないと考えています。

身体の多くの本能的反射や、動作もその時に出来上がっていると言えます。



闘争か回避かの二択から行動し、やがて社会的秩序の中での振る舞いを学習していったことでしょう。


ものを投げ、獲物を追い、身をひそめ、居住する環境を作り、土地を移動する。。。

そんな暮らしぶりを想像すると身体の機能上、必要不可欠な動作がわかってきます。

機能性=原始的な動きであるとも考えられないでしょうか。


暮らしの中で、人の身体に要求されるあらゆるタスクに対して臨む場合の効率良い動作実現の為に必要な項目機能的動作と思っています。



7つの動作


色々な視点があるようですが、主なものを挙げるとすればこの7つでしょう。


1.ヒンジ

股関節を支点に上半身を傾けるなどの股関節を独立させた動きです。

椅子からの立ち上がりなどの体勢の変化、移動に必要な要素です。


2.スクワット

足、膝、股の三つの関節を連動させて上体を下降させ、直立に戻る動きです。

荷物を持ち上げたりする動作に見ることができるものです。


3.押す

対象を押して遠ざけ、移動させる時の動きです。

文字通り押しのけると同時に転倒などのように自分を対象から遠ざける時にも必要です。


4.引く

対象を手元に引き寄せ、移動させる時の動きです。

自分の手元に、または自分をその対象に近づける時に発揮される動きです。


5.ランジ

一方の足を前に、そして反対の足を後ろに置いて行う動きです。

前述のヒンジとスクワットの要素を一側で行い、バランスと力の伝達に関係します。


6.捻り

主に体幹をひねり、膜性の緊張をつくり力を伝達するための動作です。

あらゆる動作において求められる動きです。


7.歩行

バランス、推進、伝達など様々な要素を統合した動きです。

これにより空間を移動し、運搬をしていきます。


これに加えて、上記を統合して

「放物」と言って手元のものを遠くへ投げる動作や、

「跳躍」「走行」と挙げる視点もあるでしょう。



一体どれくらいの頻度で使われるか?

1日の動きを振り返ってみましょう。


7つのどれも必ず使っていて、しかもその頻度はとにかく多いですよね。


反復回数にすればとても多くの回数、四六時中必要とされる動作であることがわかります。


人の動きや姿勢はその反復される様式によって形作られていきます。

ここに挙げたそれぞれ動きに必要とされる各部位を観察してみることで課題が見えてきます。



「無理なく、無駄のない動きになっているか?」が観察の視点の入り口です。

機能的動作の洗練に向けてエクササイズを選択する観点で見直してみてはどうでしょうか。




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ZONEオンラインセミナーで、この新たな観察の視点についてお伝えします。

5日間の見逃し配信もあります。

2022年の機能的動作について、考えていきましょう。


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改訂版 STOTT PILATES® 生体力学的原則

~5原則に、新しい視点を含めて~


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