สวัสดีครับ サワディーカップ

2022/8/1


こんにちは、Wataruです。

今は、タイのバンコクでこれを書き始めています。。。


行き交う車とクラクション、その間を器用にすり抜けてゆくバイクの群、都会の喧騒が窓越しに覗く薄暗いアンティークで埋め尽くされたカフェ。

一瞬、どこにいるのかわからなくなる不思議な空間です。


まだ陽の高い午後、街のエネルギーが、気温を2、3度押し上げている気がします。熱気に包まれながら冷房の効いた店内、アイスコーヒー率が高そうだがこだわりの店主のホットコーヒーが気に入っているので、汗を額に滲ませながらいつものやつをお願いしました。指差しと、英単語を並べて選んだ豆はグァテマラ。


なんだか、おしゃれして女子会だろうか、セルフィーに夢中なようだ。楽しげな会話の耳慣れない柔らかい言語をBGMがわりにパソコンを開いています。


そういえば…「しっかり大きな声でピラティスを指導しましょうっ」と、昔この国で授業で伝えたら「そんな、はしたないことには抵抗がある」って言われたっけなぁ。



やっと捕まえたWifiで携帯から押し流されるように表示されるここ数日のニュース。昨今の混沌とした情勢を激動の時代と表現するのだろうか⁈


パンデミックを経験した世界は人の往来が経たれて3年の時が経ちました。この間、国内での交流が増えて素晴らしい発見が沢山ありました。オンラインを通じて新しい挑戦も沢山出来ました。


ピラティス指導者として世界を飛び回っていた日常が絶たれ、僕のパスポートも期限切れのまま埃をかぶっていた状態になっていました。


3年程前にお招きいただきながら、訪れる事が出来ず、ずっと気になっていた国がいくつもありました…。


今回いよいよ渡航ができるようになり、数年前からの約束を果たすべく、海外での指導を再開しました。



最初にタイに指導に訪れたのは10年以上前、体育館のように広い部屋にリフォーマーがずらりと配置されて25台は越えていたはず⁈。圧巻の景色に驚く間もなく、ステージ?の上にあるリフォーマーに案内されて戸惑ったのを覚えています。


そしてちゃんと部屋の隅には、リフォーマーを拭き掃除する専任の係の人が待機しているという光景に遭遇したのもこの時です。以来、何度か訪れている大好きな国の一つでもあります。


あくまでも個人の感想ですが、電子化、自動化は日本よりも浸透しているイメージです。お店でも現金以外の取扱いの方が増えている感じです。


煌びやかなショッピングモールも活気を取り戻している様子で、建ち並ぶ高層ビルの間を抜けると、凸凹した路や、剥き出しのすごい数の電線の束がぶら下がった店の軒先、露天商の手際良い動きの手元から、立ち上るスパイスの香り…と、新しさと懐かしさの交差する街の雰囲気に、勢いを感じます。




ピラティスの「今」はどうなのだろうか?

ピラティスインストラクターの友人や、コースでお会いした生徒さんに聞いてみました。


ロックダウンの期間中は厳しい状態が続いていたことは自明の事実。


「みんながスタジオを開業したような状態」との声がありました。よくよく聞いてみると「みんな」とは顧客を指しているようなんです。

ますます…?お店でReformerを購入して自宅に設置する顧客が増えて、外出せずにインストラクターを自宅に招いてトレーニングをする人が増えたということなんです。


職業病発症。ついついピラティス関係のものに目がいきます。帰宅途中のショーウィンドウにリフォーマーの姿を発見!真偽の程を確かめるべく突撃取材です。


ずらりと並ぶフィットネス機器と共に特設ピラティスコーナー。タイのMerrithew公式代理店さんでした。


コロナ禍からの動向としては…

店:インストラクターから紹介を受けた一般の方が購入されるケースが、殆どになってます


わ:この間そんな話を聞いたところです。やっぱり本当なんですね


店:はい。各施設は小規模なものが主流です


わ:どこの国も似てますね。おっ、これが新しいリフォーマーですね!


店:はい、MPXリフォーマーです。一般客向けにご家庭での使用を前提としています


わ:実物を見るのは、これが初めてです。規格の違いは?


店:規格はSPXリフォーマーと大きな違いはありませんが、求めやすい価格にするため素材が違うので少し重いです。あと、バーチカルフレームがつけられない仕様になってます。


タイ全土に販売する会社の方だけあって、マニアックに詳細を教えて下さり、この後、逆質問もあり、お互いに様々なこと話しました。


*沢山のフィットネス器具と一緒に陳列されるReformer。


合理的な感覚だなぁ〜と思うと同時に、新しい時代の流れなのかと思いました。

食事がデリバリーされたり、タクシーが配車出来たりするように、ピラティスの宅配を可能にするシステム構築に取り組んでいる友人ともバンコクで再会しました。

これからが恐るおそるではありますが、楽しみです。



世の中の風?を反映してか⁈、資格取得をめざし勉強する人の需要が高いのがリフォーマーのコースだそう。僕自身、リフォーマーから勉強して驚き、戸惑った自身の経験からも、マットの理解は大切だという信条がありますが、バンコクではReformer だけを学びたいという要望もしばしばある模様です。


今回のバンコクでは、ISPコース(障害と特殊人口への対処)を担当しました。

The PILATEST ASIA を会場に開催された今回のコースは、同施設のオーナーでもあり、新たにISP指導トレーナーとなったRachelさんとの共同指導でした。


長くSTOTT PILATESの啓蒙に協力してきた老舗のスタジオです。度々お手伝いしてきたスタジオに久しぶりにお邪魔して気づいた変化は、沢山の方が練習、見学していたことです。資格試験にまで進み、受験する人がほとんどになったと教えていただきました。体系立てられた教育へのニーズと資格取得の重要性への認識の高まりに、活動するインストラクターのコミュニティの成熟を感じます。


スタジオと、そこに集う人たちのポジティブな雰囲気は一朝一夕に出来ません。

だから素敵な時間の流れをそんなところにも感じました。


そうした熱意あるインストラクター達へ、顧客から寄せられる要望にも変化があるのでしょう。ISPの知識が必要となる機会が増えていることもあって参加したという皆さん。中にはこのコロナ禍をきっかけに「より学習する機会に恵まれた」「転機となりピラティスと出会って本当に楽しい」という声も沢山聞きました。


インドからのコース参加者の方によれば、国内を移動して受講するよりバンコクにきてしまった方が早いんだか…。「Wataru先生のコースを受けたくて、何度かZONEにも連絡しました。やっと会えたぁー」。「おぉ、あのメールは、あなたかぁ」ってやりとりもあったり、世界は広くて、また狭いなぁっと感じたエピソードも…。



全編英語での授業でしたが、国際都市バンコクで活躍する皆さんは、個別の発表や質問も活発なやりとりがあり、本当に楽しかったです。


「自信がついた」「発見があった」「明日あのクライアントさんに早速試してみよう」と、受講生から感謝の声をもらい、こちらも素敵な出会いに感謝するばかりです。


これからはこの国で、風土、市場を理解した教員(IT)によるISPコースが開催されていくことが本当に嬉しいです。今回、お役に立てたのかどうかは、また数年後この目で確かめに来た時に分かることでしょう…。



健康への関心が増えている背景もあり、教育を受け、認められた指導者へのニーズの高まりは世界共通の潮流だと感じました。自分の身体は簡単に交換出来るものではないからこそ、大切にしたい!!、という思いの現れと解釈しています。


先日無事にZONEのオンラインWSをバンコクからお届けすることもできて、安心しているところです。そろそろ荷造りして帰国の途につきます。

来月はしばらく韓国へ行ってきます。