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Mindful Movement の視点

2022/12/1


こんにちは、Wataruです。


Mindful Movement として親しまれて久しいSTOTT PILATES®だが、

このマインドフルやマインドフルネスというこの言葉は、翻訳などするうえで悩ましい。

「意識が満ちている」という直訳になるだろうか。以前某雑誌の取材でマインドフルについて意見を求められて苦慮したことを思い出す。最近はこの言葉を目にする機会も増えた気がする。



マインドフルネス=瞑想との考えも多いが、実はそうではない。

瞑想は、マインドフルな状態を作る訓練の手法の一つでしかない。


「マインドフルネス(mindfulness)」という言葉は、仏教の経典で使われている古代インドの言語の「サティ(sati)」という言葉の英語訳としてあてられたもので、「心をとどめておくこと」あるいは「気づき」などと訳されます。

英語には、「気づかう」「心配りをする」という意味の「マインドフル(mindful)」という形容詞があります。



マインドフルの定義

それは感覚なのか、行動なのか、何を意味するのか。集中するというのとも違うニュアンスだと考えている。


  • 場面全体における気づきを受容し、『今』という瞬間に完全につながるよう注意を払うこと。


  • 現在中心的意識= 発生する事象そのままを受け入れる思考、感情、または観察。 (精緻ではなく、また評価をはたらかせない)

好き嫌いなどの判断をせず、評価をせずに「今、ここ」に意識をむけることが重要だ。


今というこの瞬間に感じとる事柄に意識を集中させている状態なのだろう。

それは極めて個人的で千差万別で多様である。



脳は疲れている


良識ある判断をしようとする性質があり、過去経験したデータから行動と反応を割り出している。

脳が無意識かつ自動的に活発になる脳機能ネットワークが、脳の総エネルギーの60~80%を消費しているとされる。これが過剰に活動することで危険察知として過去の後悔や未来への不安などに思いを巡らせてしまうのだ。脳が疲弊してしまうことは当然だろう。

脳の扁桃(へんとう)部分が肥大すると危険察知や怒りの感情が生まれやすくなると言われる。これを小さくする事がマインドフル瞑想などの効果として証明されているそうだ。



マインドフルに動くための5つのポイント

瞑想や食事の機会をマインドフルネスの鍛錬として用いる手法もあるが、エクササイズや動きをマインドフルな状態を体感するには



1.呼吸

無意の営みである呼吸に意識を向けていく。胸郭が動いている事実や、速度、呼吸時の     経鼻、経口などに集中する。そして運動時の変化を感じとる。



2.アライメント

動作時における空間と与えられた環境でのアライメントへの意識を向けること。



3.トーン

身体に要求されるタスクや、臨もうとする動きや動作時の様々な場面で必要とされるトーン(筋や筋膜によってつくられる緊張)は異なる。



4.意図

無意識に漫然と反復するのではなく、その目的や課題を意識しながら動くこと。



5.肯定的強調

達成できている項目や、成功した動きなど肯定的結果を反復して強調すること。




マインドフルを引き出す指導


項目は前述のとおり多岐にわたる。欲張るとかえって注意が散漫になりポイントが絞りにくくなる。60分間近い時間となればなおさら、意識を持続するのは難しい。

5つのポイントのうち、一つをテーマにし、一貫性ある意識すべきポイントとして反復して強調するといいだろう。


また、明確な視点として重要な役割を果たせるのがSTOTT PILATES®のもつ生体力学的原則が挙げられる。マインドフル・ムーブメントの基礎となる自己観察の指標になるだろう。

内観を助け、導き促すための問いかけにも似たファシリテーションを介して内受容を喚起することも重要だ。指示や指導とも異なる、内受容喚起には評価をはたらかせず自由な感覚を歓迎し、祝福さえするかのような心持ちが必要だと感じることがある。


テーマや視点といった各ポイントを変化させることで、それらを念頭に動いた場合の感覚の違いを確かめ比較するような場面を設けるのも有効だろう。ビフォア&アフターのようなものだ。



「今」に集中する

不安・否定・恐怖・評価・過去のこと、未来への不安など、どうにもならない雑音にかき消されてしまっていることに意識を向けること、「今」に集中することだ。

「今」感じることにはどんな事があるかに意識のベクトルを向ける事がマインドフルといえるだろう。


マインドフルに動く事が動作を洗練させるばかりか、疲れた脳をやすめ、メンタルをクリアにしてくれるのかもしれない。




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