2023/4/1
こんにちは、Wataruです。
マインドセット には、2つのタイプがある。
▶︎ 問題を学習の機会として受け入れるもの
▶︎ もう 1 つは失敗を恐れてしばしば問題を回避するというもの
対峙することを回避しようとする人は、固定観念にとらわれおり、問題を興味深い課題と見なす人は、成長マインドセットをもっていると言える。
時に意識はこの間を行き来する…
問題を回避しようする固定的マインドセットは、知性や才能などの基本的な資質は固定された特性であり、 これらの特性が成功の原因であると信じているため、固定的な考え方をする。多くの場合、過去の成果を記憶することを好む傾向にある。
成長マインドセットをもつ人々は、新しい能力は練習を通じて開発できると信じている。 これは偉大なリーダーやアーティストにみられる共通点でもあり、学ぶことへの熱意の源泉となる。 彼らにとって人生は、新しいことを発見して、前進するための無限の機会を伴うエキサイティングな旅路となる。
成長マインドセットなる、この用語を生み出したスタンフォード大学教授のキャロル・ドウェック博士は、リーダー、教師、保護者に対して成長マインドセットを開発するためには、挑戦することを祝うよう助言している。
教師は生徒が一生懸命勉強したなら、学年を問わず生徒を称賛するべきであり、 保護者もまた、子供たちが興味をもっている事柄における新しいスキル開発をするよう奨励するべきというものだ。
指導者、教育者、また親としても身につまされる。
違いを説明するために、日常生活における仮想の 2 人の子供で考えてみたい。
Aちゃんは、必要とあらば何でも学べることを知っている。
運動では、跳び箱を飛び越える時でも、
Bくんは 挑戦を避け、
Aちゃんはどんな挑戦も受け入れる。
そして大いに興奮し、楽しんでいるAちゃんは失敗は学習の一部であることを知っており 、一生懸命努力すれば、最後には誰も彼女を笑うことはない。
Bくんはフィードバックを避けます。教師から、取り組んでいる課題を改善する方法を伝えると、彼はそれを個人攻撃と受け止める。
Aちゃんは、改善するには建設的な批判に耳を傾ける必要があることを知っており、 そこで評価されるのは自分自身ではなく、その日の結果であることを理解している。
Bくんはいつも楽な道を選ぶ。 たとえば、エスカレーターを好み、階段を上るのを嫌う。 ギターを練習していれば、行き詰まった瞬間にやめてしまう。
Aちゃんはいつも、逆にエスカレーターに乗ることさえしない。
彼女は頭の中ですべての階段を一段ずつ、数えながら階段を駆け上がり 、血が血管を駆け巡るのを楽しんでいる。毎朝15 分間のピアノの練習を欠かさない。 必ずしもそれを常に楽しんでいるわけではないが、努力はより楽しい人生への旅路の一部であると思っている。
Aちゃんは他の人が成功するのを見るのが好きで、 それが彼女にインスピレーションを与えている。
Aちゃんは、友達がもっと良くなるように励まし、助けることで自分自身も成長する可能性が高いことを知っている。
一方でBくんは、友達が新しいことに挑戦し、成功すると脅威を感じる。
彼は友達の成功が、より多くのことをなし遂げればならないという自分へのプレッシャーになるのでは?と心配しているのだ。
他人の現時点だけを見て、そこに至るプロセスに思いをめぐらせなければ、羨み、ねたむことになるだろう。そこにはどんな努力、工夫や挫折があったのか?
きっと長い旅路の途中で成長を選択してきたに違いない。
指導者として成長するためにも、この現代を生き抜く上でも成長マインドセットが鍵を握りそうだ。
大勢のキャリアに関わらせていただく中で、挑戦を楽しみながら努力を重ねる人達にこのマインドセットをみることができる。
現代の企業もこの、成長志向ある人材を求める傾向にある。
なぜなら、彼らは問題を解決し、障害があってもやり抜くからだ。
私自身も一緒に仕事をしたいと、自然と惹きつけられるのもこうした成長への投資(エネルギー、時間、努力)の重要性を知っている人だ。
適性を確かめるために、面接中に、 管理職は生まれつきの天与の才か、 それとも習得したスキルの結果であると考えるか?と求職者に尋ねた面接官がいたというのも頷ける。
ある神経科学者によれば、 脳がトレーニングによって体の他の筋肉と同様に成長することを確認している。
研究によると、養子縁組された双子は、実の親と一緒にいた兄弟姉妹と比較して、知能が高い傾向にあるというものだ。
この差は、養親の教育レベルが高いことに起因しているようであり 、養育が自然の節理以上に重要であることを示しているとするものだ。
つまり血統、家系や才能ではなくその後の環境であり、志向であるということだろう。
親として問題に直面した時に、挑戦することを奨励し、祝福することがここでいうところの「高い教育レベル」とするならば、いささか、我が子にも期待して良いのかもしれないと思っている。。。
いつもクラスでも「失敗ということはなく、そこには発見があるだけで、それを喜ぶべきである」と伝えている。
顧客を迎えて、共に問題解決に取り組む場合も全く同じことだろう。
新たな挑戦を讃えて、失敗を学習の好機ととらえる指導者のマインドセットが人を動機づけて変化への旅路を進んでいく力を与えることになるはずだ。
人が状況をどのように解釈するか=マインドセットを変えるだけで、見える世界が変わる可能性がある。
さぁ、
あなたはどっちのマインドセットを選ぶ。。。
「試してみたが失敗した。だがそれがどうした。もう一度試せ。もう一度しくじれ。よりよくしくじれ。 」
詩人サミュエル・ベケット
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