【ITコラム】Fascia「膜・筋膜」の話
2017年5月8日
みなさん、こんにちは。 ZONE by ビーキューブ®のWataruです。
おかげさまで 「 ZONE School of Fitness Education by Bcube® 」 を設立し、5月でちょうど1年がたちました。 より幅広いフットネス指導者の方々への上質な 情報の発信基地として今後もさまざまなイベント、 情報などをお届けしていきます。
ZONE by ビーキューブ®に在籍する インストラクタートレーナー(IT)によるコラム を連載することにしました。 今、気になるトピックス、旬のフィットネス情報 など、幅広い話題をお届けいたします。
今回は第1回目。 「膜・筋膜」についてお話していこうと思います。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
最近、「筋膜」の文字をよく見かけるように なりました。 先日も書店で一般向けの書籍の中に、 表紙に大きく「筋膜」の文字を見つけて 驚きました。
ピラティスを学んだ後、興味ある分野として 取り組んできたのがこの「膜」です。 ここ7年ほどは特に色々な解釈とアプローチに 触れ、研究者から直接指導を受ける好機にも 恵まれました。 草創期から成熟期?への変遷を目撃し、 優れた先人達とこの時代に生きる喜びを 感じています。 その研究はまだまだ始まったばかりとはいえ、 めざましい技術革新と熱心な研究者達のお陰で 様々な事が「膜」という視点からも説明が されるようになってきています。 経験学的な感覚を、科学が証明出来る時代です。
それら組織は 「Fascia」(ファシアまたはファーシャ) と呼ばれます。
語源は束、ひも、網などを意味するところから きています。 それを「膜」といいます。 身体のあらゆる組織にこの「膜」をみることが 出来ます。 そのうち骨格筋組織にある膜を「筋膜 / Myofascia」 といいます。
筋膜にとどまらず、より広義の膜「Fascia」 の視点で考えると膜がもつそれぞれの機能、 性質の違いを知る事になります。
Fasciaは構造を支え、動きを導き、力を 伝達したり、蓄えたりしています。 また高い固有感覚をもっているのも特徴でしょう。 だから緊張を緩める、リリースも必要ですが、 緩めるばかりが良いのでしょうか? 「刺激」や「強化」もまた重要な事では と考えています。 私もこれまでそうした視点で、動作を通じて どのように出来るかを試行錯誤してきました。 これからもそれはずっと続けていくことに なる感じです。。。
膜・筋膜の性質や目的を意識した、具体的な 動作を用いたアプローチをご紹介できるように なりました。 日本初開催となる 「Merrithew™ Fascial Movement Foundation Course, Level 1 」。 7月にZONE by ビーキューブ®での開催が決定。
今、医療、フィットネスの世界で注目を集める 筋膜。 Merrithew最新の 「Fascial Movement Foundation Course level 1」を 日本語で学べるチャンスです。 「膜・筋膜ムーブメント」 について最新の 研究成果と多様な実践的アプローチを学ぶ ことができる充実の3日間です。
通訳を介さず、自分の言葉で存分に先端の 理論をシェア出来るこの機会を楽しみに しています。

フィットネス、医療、および治療の専門家の ためにデザインされた 「 MERRITHEW™ Fascial Movementコース」は、 最新の神経筋膜骨格系に関する研究成果を 探究していきます。 MERRITHEW™ Fascial Movementトレーニングは、 独自のMERRITHEW™ Fascial Movement Variables (FMV)を 重視し、強調すると共に、膜が何であり、何をし、 どのように動くのかを考え、様々な異なる方法で どのように働きかける事が出来るかについての 理解に基づいて提供されます。
「Merrithew™ Fascial Movement Foundationコース 」でお会いしましょう。 皆様のこれからの活動の中で、きっと大きな意味を もってくると考えています。

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