【Instructor Spotlight】兵庫県 有田咲穂さん
- masamiodahara
- 8月8日
- 読了時間: 9分
ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は、STOTT PILATES®リハビリテーションマット&リフォーマーのインストラクターの資格を取得し、理学療法士とピラティスインストラクターとして活動している有田咲穂さん。
STOTT PILATES®との出会い、コースを受講しての思い出、これからの活動に向けてのお話しをお伺いしました。
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【ZONE】
今日はご協力をありがとうございます。
では、有田さんの経歴を、教えていただいていいですか。
【有田さん】
はい。
理学療法士として急性期の病院で勤務し、主に脳血管疾患の患者様、脊椎疾患の患者様に向けたリハビリを行っていました。
その後、訪問リハビリステーションで勤務し、様々な疾患の患者様のリハビリを担当させていただいており、患者様が在宅で生活ができるようにリハビリだけでなく、生活環境も含めたサポートをさせていただいています。
【ZONE】
ずっとリハビリの最前線で、様々な方に向けたお仕事をされているんですね。
【有田さん】
様々な症状や疾患をお持ちの患者様がたくさんおられるので、一人一人その方に合わせたリハビリを行うことの難しさを感じていますし、日々勉強だなと思っています。
【ZONE】
医療従事者はよくいろんな勉強会に参加して、スキルアップをするためにたくさん勉強されていますよね。様々な勉強会がある中で、STOTT PILATES®を勉強しよう、と思ったきっかけは?
【有田さん】
妊娠中に、仙腸関節の痛み、腰の痛みを感じ、産後もその痛みが続いていて、痛くて起き上がれなかったり、歩けなかったりの状態が長い間続いていました。
「こんな状態だったら仕事復帰どころか、日常生活もままならないしどうしよう・・・。」そう思って、色々調べていたところにSTOTT PILATES®をやってらっしゃるスタジオを偶然見つけました。
それが藤原円さんが主催されている「M Style」スタジオだったんです。
その時はピラティスというものを全然知らなかったんですけど、やってみると身体がこんなに変わるんだ、っていうのを本当に実感しました。
身体が変わり痛みがなく過ごせることって本当にありがたいことだなと思いましたし、そのおかげで心と身体がすごく元気になり、ピラティスってすごい!と本当に感動でした。
自分自身が身をもって体験したことがきっかけで、STOTT PILATES®を勉強してみたいと思いました。
【ZONE】
今までのお仕事では、患者様の症状をリハビリで改善していく立場だったのが、出産を経てご自身が身体の不調で立場が逆転したというか。
その中で藤原さんはSTOTT PILATES®のFull認定インストラクターとして、全部のコースを受講し活動されているので、素敵な出会いがあったということですね。
【有田さん】
そうですね。私にとって大きな転機でした。
ピラティスに出逢えていなかったら、今こんなにも元気に子供と過ごせていなかったと思いますし、仕事復帰なんて到底難しかったと思うので、あの状態のまま過ごしていたらと思うと想像したらちょっと怖いです(笑)。

【ZONE】
STOTT PILATES®を勉強してみようということで一歩踏み出されたわけですが、実際最初にリハビリテーションマットコースを受講してみていかがでしたか。
【有田さん】
コースに参加している受講生の方みなさん、様々な医療の現場で働かれており、臨床でどのようにピラティスを生かしているのか、この疾患の患者さんにはどのエクササイズを選択し、プログラミングしていくと良いか、など実践的なことをたくさん学ぶことができすごく勉強になりました。
Wataru先生がこの患者様にはどういうモディフィケーションを用いたら良いか、どういうプロップを選択しこのエクササイズを活用していくかなど、すぐにリハビリの現場で活用できるように指導してくださったり、親身に一人一人の環境に合わせて考えてくださったのでとても実践的で分かりやすかったです。
様々な疾患に対してエクササイズを応用させながら、リハビリ現場でピラティスを活用することができる所がリハブコースならではだと感じました。
【ZONE】
コース中に思い出に残っているエピソードみたいなものはありますか。
【有田さん】
コース中すごく印象に残っているのが、キューイングの仕方についてでした。
私自身、キューイングを勉強するのは初めてで、つい、じっくり動作を観察してしまったり、キューイングといっても目に見えている現象を伝えてしまっているだけだったりと、とても苦戦したのを覚えています(笑)。
リハビリではどうしても患者様の姿勢や動作を観察してしまうことが多いんですけど、動き一つにおいても患者様自身にしっかりイメージしていただき、身体の内受容を高めていくということが大切で、そこにキューイングの魅力がたくさん詰まっているんだなと感じました。
Wataru先生のキューイングの仕方を実際に見て、エクササイズしている人の動きがすぐに変わり、本当に魔法のようでした!(笑)
キューイング一つで全然動きが違ってくるので、その人に合ったキューイングを見つけることが大事だなと思いました。
Wataru先生は動きに合わせてマシュマロに例えたりなど表現の引き出しが本当にたくさんあって、キューイングが一番印象に残っているかもしれないです。
【ZONE】
有田さんはその後、リハブコースのリフォーマーを受講されることになるんですけど、器具のコースを勉強しようと思ったきっかけは何だったんですか。
【有田さん】
訪問リハビリの仕事を続けながらピラティスインストラクターとしても働いてみたいな、って思ったのがきっかけです。
リフォーマーの動きをプロップを使って応用するなどの工夫の仕方も教えてくださったので、リフォーマーエクササイズをマットに置き換えてリハビリの現場で使えるな、というのもありました。
また、リフォーマーのスプリングの負荷で運動をアシストしてくれたり、抵抗の役割にもなったりと一人一人のお身体や目的に合わせたエクササイズが選択できるのがすごくおもしろいなと思いました。
意外とマットで難しかったことがリフォーマーではできたりということもあって、活用の幅が広がるなと感じました。

【ZONE】
有田さんはSTOTT PILATES®リハビリテーションマット&リフォーマーのインストラクターの資格を取得されましたが、現在、どんなお仕事をされているんですか。
【有田さん】
藤原さんのスタジオでプライベートセッションのレッスンに向けて、現在勉強を兼ねてリフォーマーのセッションを行っています。
また、産後のママさんに向けた訪問ピラティスというのも少しずつ始め、おうちへ訪問させていただき、セッションをしています。
産後のママさんは、赤ちゃんを連れて外出することがすごく大変ですし、外出する気力が起きないなど、どんどん赤ちゃんと2人きりの生活が当たり前、みたいな感じになる方がすごく多いのではないかなと思っています。
また身体の不調があってどうにかしたいと思っていても、まず外出するのが大変で、自分のことは後回しになってしまう方もいるのではないかと思います。
自分自身がそうだったので、そういうママさんたちにちょっとでも元気に過ごしていただけるよう、今後の生活を少しでもサポートできたらと思い、産後1ヶ月から運動許可が出た方を対象に訪問させていただき、ピラティスをする、というのをさせていただいています。
実際にママさんからは、家にきていただけるのがすごくありがたい、というお声をたくさん聞くので、自分自身の体験を生かしてやってみてよかったなと思っています。
【ZONE】
ピラティスマットをひいた場所がすぐスタジオに早変わり、ですものね。
【有田さん】
そうなんです。なのでたくさんのプロップを担いでお家に訪問させていただいています。 <藤原さんのスタジオ「Mstyle」の在籍インストラクターとして、スタジオのみならず、訪問でもピラティスセッションをしている有田さん。車の中には、セッションで使うプロップがたくさんありますね!>

【ZONE】
実際のお客様の反応はいかがですか。
【有田さん】
産後のママさんはホルモンバランスの影響もあって、関節がゆるゆるですごく関節に負担がかかっていたり、姿勢が妊娠中のままになっている方がすごく多いなと思います。
ピラティスを体験していただいて、まず一番に、「自分の身体ってここが真っ直ぐなの?!」と驚かれます。笑
また「ピラティスをした後すごく呼吸が楽になった!」とか、「普段使えていない筋肉が使えました!」、「子供を抱っこするのが楽になった!」など、そういったお声をいただいています。
ピラティスってやっぱりすごいな〜、って思いますし、自分自身の身体とゆっくり向き合う時間はすごく大切だなと思います。
【ZONE】
有田さんご自身の出産、子育ての経験もそのママさんたちと共有できるっていいですよね。
病院でのリハビリからピラティスを勉強して、訪問リハビリ、藤原さんのスタジオ、そして産後ママさんのケア、有田さんの活躍の場が広がって忙しくされていますね。
これからのビジョンはありますか。
今後の展望、目標を教えてください。
【有田さん】
今は産後ママさんのサポートができる活動を本格的に進めていけたら、と思って活動していますが、妊娠中からもサポートできたらと考えています。
またママさんからお子さんのことについても質問や相談も受けるので、そういったお悩みだったり、ママさんだけでなく赤ちゃんのケアも一緒にできたらと思っているので、そういった勉強も進めていきたいです。
【ZONE】
ママさんだけでなく、お子様も一緒にサポートできる、素敵ですね。
最後にコース受講を迷っている方にアドバイスをお願いします。
【有田さん】
リハビリ現場にもっとピラティスが広がり、予防医学の観点においてもピラティスがもっと普及していくといいなと思います。
医療の現場に活用できるように、また自身のステップアップとなるよう手厚くサポートもしてくださいますので、ぜひ、みなさんコースの方受講してみてください!
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。
お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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