【Instructor Spotlight】大阪府 Paran Pilates 本郷絵里加さん
- masamiodahara
- 11月14日
- 読了時間: 10分
ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は、STOTT PILATES®Full認定インストラクターとして「Paran Pilates」(パランピラティス)を主宰する大阪の本郷絵里加さん。 ご自身の体調不良の中でのピラティスとの出会い、コース受講の思い出、本郷さんのピラティススタジオでの活動などについてお伺いしました。
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【ZONE】
セッション前にインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。
早速ですが、本郷さんの経歴を教えてください。
【本郷さん】
小さい時はクラシックバレエやダンス、大学生の頃はチアリーディングと身体を動かすことが好きでした。
ただ、怪我もよくしてしまい、特に大学でチアをやっていた頃は身体はボロボロの中で、気合いと根性でやりきった4年間でした(笑)。
3回生の時には企画という役職に就き、様々なイベントやチアの競技大会で披露するための演技を作ったり、そのための練習メニューを考える毎日でした。その中で、素人なりに「みんなが上手くなって、怪我なくパフォーマンスをするにはどうしたらいいか」みたいなことを思うようになりました。
その頃から、そういったことを勉強して専門的に教えることができるようになればいいな、という気持ちがありました。
社会人になってヨガを10年くらいして、全米ヨガアライアンスRYT200の資格取得もしました。資格も取ったしすぐに教えてみようかな、とも思ったんですが、その時は正社員の仕事を辞めてまでは、、とか、ヨガは趣味として続ける方が楽しいかな?みたいにどこか一歩踏み出せずにいました。
コロナ禍になって、家族が何度か病気になって看病疲れもあったのか、気づけば自分自身も体調を崩すようになりました。仕事を休むくらい症状が悪化し、診断されたのが「メニエール病」。
治療のために沢山の薬を飲んだり、鍼灸院に通うなど、いろんなことを試してみたんですけど、症状がなかなか改善されなかったんです。
以前に通っていたヨガスタジオでピラティスのマットのクラスを受けたことがあったんですが、その頃の私はとにかく大きく身体を動かすのが好きだったので、ピラティスの、動きをコントロールしてエクササイズする理由がその時はよくわからず、いまいちピンと来なかったんです。
メニエール病になってから少し体調が落ち着いたタイミングで、改めてもう一度ピラティスをしてみたところ、1回のレッスンだけでもすごく身体が整い楽になって、これを続ければ絶対調子がよくなっていく気がする、と今度はピラティスのコントロールして動く良さに気づいたんです。
ピラティスは自分の身体にめちゃくちゃ合っていたみたいで、レッスンを受け続けている内にみるみる症状が改善されました。今は症状も出ていないし、薬も飲んでないし、もしかしたら今まで生きてきた中で、今が1番体調がいいと思っています。
【ZONE】
病気がピラティスで改善されるって、すごいですね。本郷さんがSTOTT PILATES®を勉強しようと思ったきっかけを教えてください。
【本郷さん】
レッスンに通う中で、ピラティスにもいろんな流派があることがわかってきて、私がお世話になっていた先生がSTOTT PILATES®の資格をお持ちだったので、調べたら近くに勉強できるスタジオがあることを知ってスタジオへ個別説明に行きました。
ビーキューブ・ZONEスタジオに入ったら、マシンがズラーっと沢山あって、雰囲気が海外のスタジオみたいで。私、結構海外に行くことも多かったので、スタジオのそういった雰囲気にワクワクしてしまって。
コースで使用する教科書を見せてもらった時に「うわ、英語の教科書もあるんだ」と、海外の資格だっていうことがよりイメージできました。「これ、勉強したら、私の人生変わるかも」本当にそんな思いでコース受講をすぐ決めました。

【ZONE】 実際にコースを受講してみて、いかがでしたか。 【本郷さん】 一番最初に受講した「解剖学コース」で正直辞めたいと思いました(笑)。先生の知識のシャワーがすごい、もうブワ〜って一気に浴びせられたというか。 ヨガの資格取得の時も解剖学は多少は勉強していたんです。ただ、アメリカでヨガのコースを受けたので、英語で日常会話はできても専門的なことを学ぶのはとてもしんどくて、全部理解できていたかは正直怪しかったです。
だからこそ、STOTT PILATES®を通して、解剖学をしっかり学び直したいとも思っていました。
あとは私は少し人見知りをしてしまうので(笑)、解剖学コースの2日間だけでは仲よくなれる人ができなかったこともあり、初中級マット(IMP)コース受講までは不安でいっぱいでした。「マットコース始まるの、憂鬱だな・・」と思っていたんですが、コースのメンバーが和気あいあいとした感じで、練習も気軽に誘い合ったりできるような雰囲気だったので、とてもホッとしました。
【ZONE】
本郷さんがFull認定まで受講しよう、と決めたのはいつ頃なんですか。
【本郷さん】
「ピラティスを教えるなら、器具も含めて全部コンプリートしよう」と最初から決めていました。
でもインストラクターとして人に教えた経験がないので、マットコースの時はティーチングが特に自信がなくて、コース中に「これからティーチングします」と言われるたびに「うわ〜、ティーチングか・・・」と思ってしまいました。
勉強をスタートさせてから次の年には、ピラティスを教え始めて、そこから見え方が変わってきました。ティーチングしていなかった頃は「質問が出てこない」「わからないところがわからない」みたいな感じでしたが、人に教える、アウトプットをしだしてからは、具体的な質問もどんどん出てくるようになって、コース受講も受け身にならずに、積極的な姿勢になって楽しくなっていきました。
【ZONE】
コース中、印象に残っていることはありますか。
【本郷さん】
そうですね、Wataru先生もAkatsuka先生もめっちゃ面白いですね。最初はどんな先生なんだろうってビビっていたんですが、ギャグとかクラスを盛り上げよう、という雰囲気作りがどちらも上手で。一方でピラティスはマシンの取り扱い等、安全にも配慮しないといけないので、時にはピリッとした空気にもなることもあり、良い意味でとてもメリハリある授業だったな、と思います。
先生やコースを受講しているメンバーとも「STOTT PILATES®を学ぶ」という風に同じ方向を向いて勉強するので、そういう環境が心地よかったです。
あとは、スタジオ練習も試験受験するまで開放していただいていたので、みんなで納得いくまで練習することができました。

【ZONE】
ご自身のスタジオを始められたと伺いました。
【本郷さん】
そうなんです。
まずはピラティスで体調が改善されて、過去1番の調子のいい身体を手に入れることができて。そうしたら「こんなにいいピラティスをすぐに誰かに伝えたい」っていう気持ちがあって、まずはとにかく教えてみよう!という気持ちで活動していました。
最初は自分でスタジオを運営するとは夢にも思っていなかったんですが、目標としていたFull認定まで2年で達成できた時点で、色々なタイミングが重なり「自分でやってみよう」と思い、実行に移しました。
一緒に勉強してきた同期メンバーも、ちょうど同じ時期に自分のスタジオをオープンさせる人が多くて、器具の購入やスタジオオープンに向けての準備などの情報交換をたくさんしました。
<本郷さんのスタジオ・Paran Pilates(パランピラティス)>
大阪メトロ本町駅近くにあるスタジオ「Paran Pilates」(パランピラティス)。スタジオ名のParanとは、韓国語で「青い」という意味で、青色のようにピラティスのレッスン後にスッキリした気分で帰ってほしいという意味が込められています。
「ミリ単位の修正をするピラティスプライベートセッション」をモットーに、全てのSTOTT PILATES®の器具を備えたフルスタジオです。


【ZONE】
実際にスタジオを始めてみていかがですか。どんな方がいらっしゃっていますか。
【本郷さん】
ピラティスの効果を最大限に感じていただけるように、プライベートのみでやっています。
私のこだわりとして「ミリ単位の修正をする」っていうのがあり、それを全面に出してセッションをしています。
私自身、いろんなスタジオに体験などで行ったこともありますが、スタジオのコンセプトがどんなことをしているところなのか、正直わからないところもありました。
スタジオコンセプトをしっかりお伝えすることで、お客様にもそれをわかってもらえると思っています。
通ってくださっている方は、若い、美容目的の、というよりはお身体に疾患がある方が多いですね。デビューして間もない頃、乳がん術後の方がいらっしゃった時はドキドキしましたけど。
側弯症、四十肩、五十肩でお悩みの方など、本当にいろんな方がいらっしゃいますが、どんな方が来られてもSTOTT PILATES®のニュートラルを目指す考え方で身体を動かしてもらえば、不調が改善されていくんです。
関節をバランスよく動かすことで、症状が出ているところだけではなく全身に満遍なくアプローチしていくので、気づけば不調の根本的な原因が改善したりします。
お客様からは「ピラティスしてからマッサージや整骨院に行かなくなった」というお声をいただいたり、ご家族を紹介して連れてきてくださったりすると、とても嬉しいですね。

【ZONE】
それでは、本郷さんの今後の展望を教えてください。
【本郷さん】
以前の仕事でもよく海外に出張などで行っていたこともあり、海外にいくのが好きなので、最近は現地でピラティスレッスンを受けるようにしています。
STOTT PILATES®のスタジオを探すのも楽しみの一つで、先日は香港でセッションを受けたんです。
そうやって、STOTT PILATES®を通じて海外との繋がりを持って活動していきたいです。
英語や韓国語を勉強してきたので、そういった言語でのセッションも、まずは単語だけからでもできたらいいな、と思っています。
今年は、ZONEで開催されたPJ先生の「Programming Protocols for Breast Cancer Rehab」を受講することができました。
いつかはカナダ・トロントの本部に聖地巡礼で行ってみたいですね。

【ZONE】
最後に、本郷さんはインストラクター未経験からのコース受講でした。最近、主婦で、事務の仕事で、販売の仕事で、といったインストラクター未経験の方の受講が増えています。これからコースを学ぶ皆さんへのアドバイスをお願いします。
【本郷さん】
コースに通って思ったことは「教えるのは1日でも早い方がいい」ということです。
初中級マット(IMP)コース受講の時に、試験の準備でいろんな人にティーチングをするんですが、一緒にコースを受講した仲間がお客様役だと、ある程度のエクササイズを知っているので、こちらのキューイングができていなくても、うまく動いてくれたりするんです。
でも実際のお客様は、私が伝えないと動けない、そんな場面にたくさん出会います。そういう経験をたくさん積み重ねていくことで、インストラクターとしての指導にも自信がついたりします。
いろいろ教えた経験で「やっぱりこれを極めてインストラクターになりたい」と思うか、今の仕事と並行して活動するか、気持ちが決まると思います。中には向いてないかも?となる人もいるかもしれませんが、それはそれで、やってみて初めて気づけると思います。
まずはチャレンジあるのみです!
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。
お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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