【Instructor Spotlight】徳島県 和田壮平さん
- masamiodahara
- 10月22日
- 読了時間: 11分
ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は、STOTT PILATES®マット&リフォーマーのインストラクター資格を取得した、徳島県の和田壮平さん。数あるピラティスの資格からSTOTT PILATES®を選んだ決め手、コース中の思い出や現在の活動についてお話しいただきました。
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【ZONE】 今日はワークショップにご参加いただきありがとうございます。
そして、STOTT PILATES®マット&リフォーマーのインストラクター認定試験合格、おめでとうございます。
【和田さん】
ありがとうございます!
【ZONE】 まずは和田さんの経歴から教えてください。 【和田さん】 小学校から大学4回生まで、ずっと野球をしていました。引退後の進路として、元々教員志望だったので、地元に帰って教師をするつもりでした。 ただ野球以外のことももっと経験して、色んなことを伝えられるようになりたいと思い教職大学院に進学をしました。 免許は取得して卒業はしましたが、バイト先のスポーツジムの社長からの誘いもあり、一度教師になる前にフィットネス業界に飛び込むことを決めました。 ピラティスを学ぶきっかけは、そのスタジオでピラティスを導入することになったからです。現在は、ピラティスの資格、筋トレ、栄養の資格を活用して仕事をしています。 【ZONE】 運動経験も活かせて、教えるという仕事でもあるインストラクターの仕事は、和田さんにピッタリですね。
数あるピラティスインストラクターの資格の中で、なぜSTOTT PILATES®を選んだのですか?
【和田さん】
職場で他の団体の資格は取ったんですけど、現場で色々と壁にぶつかってしまって。
もっと深くピラティスを学びたいなと思い、ネットで色々と調べました。
団体が多くて迷ったんですけど、STOTT PILATES®を見つけた時に、国際的な資格だったこと、コースカリキュラムや試験までのプロセスが難しいことに、逆に惹かれました。
【ZONE】
難しいと敬遠してしまいそうですが・・・。
【和田さん】
せっかく勉強するなら、内容がしっかりしていて、エクササイズの種目が多く、モディフィケーション(修正法)も多く学べることに魅力を感じたんです。
簡単に資格を取るというより、理論と実践を通してしっかり学びたいという気持ちが強かった。あとは直感ですね。
ピラティスをきちんと勉強して深めたい。そのためにはまずは解剖学から、ということで「解剖学集中コース」を受講しました。
ピラティスを安全で効果的に行いたいなら、解剖学は避けて通れないと思います。
インストラクターとしてどこを目指すかにもよりますが、職業として本気で取り組みたいなら、迷わずコース受講に飛び込んでみることをオススメします!
実際試験までの過程は大変でしたが、試験を受ける頃には自信を持って現場に立てるようになっていました。

【ZONE】
実際にSTOTT PILATES®インストラクター養成コースを受講してみていかがでしたか。
【和田さん】
大正解で、本当にSTOTT PILATES®を選んでよかったと思っています。
しっかりしたカリキュラムだと感じましたし、教科書も情報がたくさん、細かくしっかり載っているので、今読み返しても新たな発見がありますね。
コースを担当されている先生方の話も興味ある内容ばかりで、発する言葉1つ1つが本当に勉強になりました。
膨大な情報をメモするのに手が疲れて腱鞘炎になるくらい(笑)。
「なるほど!」って頷きすぎて首が疲れるくらいで(笑)。
あの時、頑張って良かったなと思います。
あとは、コースの同期や一緒にスタジオで練習してくださった仲間の存在も大きかったです。自分1人だけでこの勉強をすると思うと「しんどいな、無理かも・・・」ってなるかもしれないですけど、参加したコースの同期のメンバーが本当に良くて。仲間同士で励ましあったり、連絡を取り合ったりして、とても心強い存在でした。
年齢も性別も職業もバラバラな人たちが「ピラテイスを学びたい」という想い1つに集まってくるのでコースの熱量も凄くて。何気ない会話も、疑問も、間違いも、全てが学びに繋がりました。
インストラクターとは違う仕事をしているメンバーもいるんですが、そういう人たちが試験前にはきちんと指導ができるように完成度が増していて、同期の成長にも刺激を受けました。
試験まで疲れることもありましたが、お互いに励まし合いながら頑張ることができたので、みんなには本当に感謝しています。
余談なのですが、恥ずかしい話、実はコースの最初の方は、電車を間違えるのが嫌だったので梅田からスタジオまで40分くらいかけて歩いてきてたんです。でも優しい同期が乗り方を教えてくれて1駅で来れることを教えてもらいました(笑)
他にも、お昼の休憩でご飯を食べる時間も、いろんなことがいい思い出になっています。
初中級リフォーマー(IR)コースでは、参加したメンバー12名の中で珍しく男性が3名いて。コース中は男性1人、ってことも多いので心強かったですね。
あとはインストラクターとして仕事をしているメンバーが多かったので、今でも情報交換はしています。

【ZONE】
和田さんは、徳島県から大阪へ受講に通われましたよね。
【和田さん】 そうです。 コース受講としては、2024年1月に初中級マット(IMP)コース、2024年11月に初中級リフォーマー(IR)コースを受けて今年の6月に試験を受けました。 滞在中は、毎回カプセルホテルに泊まったのも楽しい思い出です。周りの方のイビキで眠れなかったり、課題が出た日は布団の上で、エクササイズをしたりしていました(笑)。 24時間の珈琲館が近くにあったので、そこに行くのも楽しみの1つでした。復習しながら焼きたてのパンケーキを食べる時間が最高でした! 仕事の休みが火曜日と金曜日なので、コース終了後はできるだけ毎週2回、試験に向けて大阪へ練習に通っていました。 大阪で朝10時からのスタジオ練習に間に合わせるために、5時30分には起きて6時30分の高速バスに乗る。1日スタジオ練習をしたらその日の最終バスで帰る、という生活でした。 【ZONE】 スタジオ練習でよくお見かけしていましたが、すごく早起きされてお越しいただいていたんですね。 【和田さん】 はい、実はそうだったんですよ。 自分だけで練習すると、どうしても我流になってしまうし、自分オリジナルにならないようにするためには、いろんな人と練習する経験は大事だと思って。
あと、STOTT PILATES®って自分のレベルに合わせてエクササイズをすることができるので、日毎に身体の調子がよくなっていくのがわかって、コース最終日には「身体変わったな!」という実感がありました。理論を学んで動くことで、自分自身の体の変化をとても感じましたね。
【ZONE】
自分の身体の変化も感じられて、それをお客様にもお伝えできるってすごく説得力もありますね。
和田さんの試験までの勉強のコツ、ちょっと教えてください。
【和田さん】
僕が試験期間までの練習で意識したことは、いろんな人にアウトプットすることです。
現場ではどのような方が来られるかわからないので、その人に合わせた説明ができるように、試験まではできるだけいろんな人にティーチング練習をやりました。
ただ、アウトプットを頑張りすぎて自分のインプットが追いつかない、同じ失敗を繰り返していることに気づいたので、そこで出た課題を放置したままにせず、家で教科書を振り返る時間も作るように勉強方法も変えていきました。
練習での失敗って、何回してもいいと思うんです。
実際の現場で成果を出すためにやっているわけなので、いろんな言い訳を飲み込んでとりあえずやってみる、そんな気持ちで練習していました。

【ZONE】
ズバリ、和田さんの感じているSTOTT PILATES®の魅力ってなんですか。
【和田さん】
まず挙げるとするなら「指導の実践力」ですね。以前に比べ、その部分が上がったと思います。
具体的には ①動作の評価と観察力 ②修正の方法、この2つが身につきました。
運動を教えると言っても、ただ動きを伝えるだけでなく、クライアントの動きを観察して評価する、動きを見る目が大事だと気づきました。
以前は実況中継のような感じでしか観察できていませんでした。
例えば膝がうちに入っている、背中が丸まっている、頭が前に突っ込んでいる、そして、その箇所を言葉や手で修正するというアプローチが多かったと思います。
「膝を伸ばして!」「顎を引いて!」って言っても、その人の動きを全体で見た時に、実は他のところに原因があって、うまく動けていないということもたくさんあります。
それに気づき、その人の動きをどう修正して、どのようにキューイングするのか。その方法や種類をコースで勉強できるところも魅力じゃないでしょうか。
今では、STOTT PILATES®の生体力学的原則の6つを基に、身体のどこを見るべきかという視点があるので、膝が内に入っていてもそこ以外の箇所の乱れを修正したりしていますね。
修正の方法も、イメージしてもらったり、触ったり、物を使ったり。他にもたくさんのバリエーションを学んだので、あらゆる場面で対応しやすくなりました。
あとはエクササイズを行う目的、全体のプログラミングも学べるところですね。
今、職場では役職もある立場で、スタッフにも指導することがあるんですが、1つ1つのエクササイズをなぜ行うのか、どうしてこの順番でやるのか、といったことは、お客様からもスタッフからもよく質問されることなんです。
この「なぜ」の部分を答えるための根拠がしっかりあって説明できる、というのも、STOTT PILATES®を学んだからこそできることだと思っています。
所属しているスタジオでは、モニターに映像を見せてそれを基にお客様が動くグループクラスで、スタッフは本来お客様の安全管理が中心になるんですけど、やっぱりそれだけではもったいないし。動きのコツみたいなものに気づいてもらえたらいいな、と思っています。

【ZONE】
和田さんは、今どんなピラティスの担当をされているんですか。
【和田さん】
実は、今月からマットのグループクラスをスタートさせたんです。
だから、今日のワークショップもタイトルが「マット・グループクラスのための指導方法とプログラミング」だったので、これは参加しないと、と。
【ZONE】
ちょうどいいタイミングでの開催でしたね。
【和田さん】
はい。グループクラスのテーマを決めて、参加した方から出てきた課題をどうやって解決したらいいか。そのヒントがいっぱい聞けたので、すごくよかったです。
お客様とインストラクターが双方で一緒に楽しめる、そんなグループクラスになるように、早速やってみたいなと思っています。
【ZONE】
これからのグループクラス、どんどんバージョンアップしていくんでしょうね!楽しみです。
それでは、和田さんの今後の展望を教えてください。
【和田さん】
大きなテーマでもあるかもしれないですが、「1人でも多くの方の健康寿命を延ばせるように地域に関わる」ことです。
平均寿命も伸びて超高齢化社会になっている中で、ただ長生きするだけではなくて、自分の足で歩いて身体が元気であることが一番大事なんじゃないかと思います。そして身体が元気だと心も前向きになれます。
身体も心も元気な人が増えれば、街も元気になるんじゃないかな、とか。高齢の人が多くなっても活気ある社会になるんじゃないか、そんなことを思っています。
そしてそれに最適なのが「ピラティス」だと思っていて、もっとたくさんの方にピラティスの魅力を知ってほしいです。 どうしても取り上げられる情報の「ピラティス」は、「意識高い系の人がやっている」とか、「モデルや芸能人がやるものだ」といった、敷居が高いイメージを持たれている方もいると思うんです。 でも、「ピラティス」は子供や高齢者、産前産後の方、パフォーマンスをあげたい方、リハビリなど、老若男女問わずいろんな方に、もっと身近な存在になってほしいと考えています。日常の一部にピラティスが入るくらいになればいいな、と。1家に1台リフォーマーがあっても良いと思います(笑) 現場で働いていて感じることなんですけど、例えばスポーツや筋トレが好きな方が、怪我をしてしまって満足に運動ができなくなり、そのまま辞めてしまうことって結構あるんです。
最近特に思うことは、しんどいことをするから身体が良くなるとは限らない、ということですね。
健康のために「1日一万歩あるこう」「週に3回は筋トレをしよう」と思っても、そもそもの姿勢が悪いまま歩いたり筋トレをすると、何処かに負担がかかり続けます。せっかく健康のために始めた運動が、健康に結び付かなくなってしまう可能性があると思うんです。 なので、「鍛える」「ウォーキングをする」の前に「整える」というフェーズが必要なんじゃないかなと思います。ピラティスで姿勢や動作を改善して、元気な身体で運動をしたり日常生活を送る。その橋渡し役として、人や地域に関わりたいなと思っています。
そのためにも魅力を発信し、ピラティスを受講された方には元気に次の日を迎えていただけるように、これからも学び続けていきたいと思います。
【ZONE】
皆様の日々の健康を支えることができるのも、ピラティスの魅力ですね。
今日はお忙しい中、ありがとうございました。
今後も様々なワークショップを企画しますので、ぜひ大阪に来て、近況を教えてください。
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。
お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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