【Instructor Spotlight】大阪府 松永 友香梨さん
- masamiodahara
- 11 分前
- 読了時間: 9分
ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は、会社員からSTOTT PILATES®認定インストラクター養成コース受講を経て、ピラティスインストラクターとしての仕事に転職した大阪府の松永友香梨さん。
ご自身の怪我がきっかけでピラティスに出会った経緯、現在の活動についてお話しいただきました。
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【ZONE】
本日は産前のワークショップにご参加いただき、ありがとうございます。
【松永さん】
産前のワークショップはマット、リフォーマーと受けて、今回はスタビリティチェアだったのですが、それぞれのワークショップで様々なアプローチができるんだな、とすごく面白く受講できました。
先日、女性ホルモンバランスプランナーという資格も取得したので、女性に向けてのケアにも力を入れていけたら、と思っていたのでいいタイミングでした。
【ZONE】
そうだったんですね。それではまずは松永さんの経歴を教えてください。 【松永さん】
14年間、メーカーで会社員をしていました。うち5年間は副業でピラティスインストラクターも並行していて、結婚を機に2025年から完全にインストラクターへ転身しました。 【ZONE】 松永さんがピラティスに出会ったきっかけは? 【松永さん】 趣味でベリーダンスをしていたんですが、2016年に腰椎椎間板ヘルニアを発症し、左下半身全体に坐骨神経痛と痺れが出てしまい、3週間入院生活を送ることになりました。ベリーダンスが好きだからとにかく踊る、みたいなことをしていて、自分の身体のことあまりわからずに動いていたことで身体に無理がかかっていたのか、くしゃみをしたタイミングで椎間板が飛び出してしまった、ということだったんです。
生活は寝たきりの状態で、それこそご飯も手探りで食べる、1日中天井を見つめるような毎日を送っていました。
その時に「また自分が好きなベリーダンスに復帰したい」そんな気持ちが湧いてきて、ネットで運動や姿勢改善に良いエクササイズをネットで調べたところ、「ピラティス」がヒットしました。 「ピラティス 大阪」で検索して出てきたのがその頃は心斎橋にあった「ビーキューブ®」で、ベッドの上で早速メールを送って今の私の状況をお知らせしました。そうしたらスタジオから丁寧な返信メールとともに、医師からの運動許可が出たタイミングでピラティスが始められるように準備してくださったんです。
最初にプライベートセッションを担当してくださった先生から「身体がこうなっているからこういうことになって、ヘルニアになったんじゃないか」という私の身体で起こったことや原因となるポイントをちゃんと説明してくださったので、自分の身体がピラティスで良くなるじゃないかと、すごく希望が持てるようになりました。
身体の調子がよくなってからは、グループクラスにも参加するようになり、そこでキューイングがカッコよくて、わかりやすくて、素敵な憧れの先生に出会うことになるんです。
ビーキューブ®ではアカデミーのインストラクター養成もされていたので、それに参加するかどうかを先生に相談した時に「大きな怪我をしたのであれば、人の痛みがわかるから、それに寄り添えるのでは」と言ってもらえて、インストラクターの勉強に一歩踏みだすことになります。

【ZONE】
怪我をしたことが、逆にピラティスや憧れの先生に出会うきっかけとなり、インストラクターの資格取得に進んでいったのですね。
実際、コースを受講してみていかがでしたか?
【松永さん】
解剖学コースを受けた直後は、Akatsuka先生が説明した内容が全然頭に入らず、自分の中で情報が繋がってこなかったので「なんて大変な世界へ足を踏み入れてしまったんだろう・・・」と思いました。
初中級マット(IMP)コースの時も覚えることもたくさんあるし、人にエクササイズを教える経験もない中で、途中心が折れそうになりました。
その時に、インストラクターの先輩から「今は全てが初めて聞く言葉ばかりで大変だけど、コースを進めていくと1冊の物語が出来上がっていきますよ。」とアドバイスを受けて、なるほど、と思ったんです。
実際、器具のコースに進むにつれて、1冊の物語を作るという感覚がわかってきて、最初は大変でしたけど、どんどんやる気が倍増して取り組むようになりました。

【ZONE】
コースを受講していく中で、松永さんのSTOTT PILATES®という物語ができていったんですね。
コース受講中で印象に残っていることはありますか?
【松永さん】
特に器具のコースに進んでから感じたことですが、Wataru先生やAkatsuka先生が「安全面」への注意、をコース中の様々な場面で何回もおっしゃるんです。
それこそしつこいくらい「安全への確認、配慮」を指摘されるので、自分がセッションを行う時にも、すぐに「安全」へのチェックがすっと出やすくなったな、と思っています。
Wataru先生やAkatsuka先生からのコースや試験でのフィードバックは、私の成長した部分をおっしゃってくださるので、とてもやる気になったことを覚えています。
初中級マット(IMP)、リフォーマー(IR)コースで先生から渡された「フィードバックシート」、あれは今でも大事にしています。
【ZONE】
インストラクタートレーナーからの受講生一人ひとりへのメッセージですね。
【松永さん】
そうです。マットの頃の内容とリフォーマーの時の内容も違うので、自分がピラティスインストラクターとして成長してきている、できるようになってきていることを読むと思い出すこともできるので、今も壁にぶち当たった時に見返すようにして、初心にかえるようにしています。
あとは初中級マット(IMP)コースの時ですが、学生時代の部活をやってるみたいに感じたことですね。
マットコースは、受講生全員が初めてSTOTT PILATES®を勉強するので、みんな必死で。大人になってあんなに勉強する機会も珍しい経験だったな、と思っています。
コース後の指導練習とかは、何かの大会で優勝目指しているチーム、みたいな雰囲気でした。
今でも初中級マット(IMP)コースの同期とは繋がっていて、インストラクターとして活動している人もいるし、海外に移住した人もいるし、情報交換はしています。
いろんな年齢、ライフスタイル、ライフステージの人が集まってくるので、みんなとの出会いは新鮮でしたね。

【ZONE】
松永さんは会社員から副業期間を経てインストラクター1本でのお仕事にキャリアチェンジされましたが、そうなろうと思ったのはいつぐらいからなんですか?
【松永さん】
初中級リフォーマー(IR)コース受講後からインストラクターとしての活動をスタートさせたので、2022年です。
会社員っていろんな人が集まって仕事をするので、成果が出ても自分の頑張りの部分がなかなか感じられないことも多い中で、インストラクターはお客様から直接フィードバックされる立場にあるので、自分がやったことがダイレクトにかえってくる、やりがいに直結されるというか。
お客様のためにこんなことをしてみよう、と自分のレパートリーを増やすことで強みにもなるし、お客様にも喜んでもらえるし。
そういう魅力がインストラクターの仕事にはあったので、副業から本業へ移行していきました。
【ZONE】
今はどのような働き方をされているんですか?
【松永さん】
ある日は朝から昼だったり、別の日は昼から夜だったりしますが、3つのスタジオと契約して会社員の時と同じくらいの仕事をしています。
プライベートをすることが多いですが、グループクラスも担当しています。

【ZONE】
実際のセッションやレッスンで、お客様の反応はいかがですか?
【松永さん】
印象に残っているお客様として。。。
20代の若い女性の方なんですが、慣れない仕事が原因で自律神経が乱れるようになっていたんですが、ピラティスをする時は、深い呼吸を意識して自分を開放できる貴重な時間になっている、とおっしゃってくださいました。
また、78歳の社交ダンスをされている方にお話しを伺ったところ、年齢とともにできない動きも増えてきた中で、ピラティスをすることでもう一度ダンスがうまくできるようになりたい、という目標で来てくださっていて。やめるとしんどいからやる気を出して来ていただけるようにしています。
グループクラスは「みんなで楽しく」がテーマになるので、スタジオに置いているプロップにお客様が興味を示して、「これってどんな使い方するの?」みたいに質問をいただいた時には、そのプロップを使ったクラスにしたり、お客様のご要望を聞いて対応することも多いですね。
お客様と接する時には、会社員時代に培った「雰囲気やご要望を見抜く」ことを大切にしています。
スタジオによって地域性や町の雰囲気、お客様同士の会話などから、自分自身がどのようなテンションや接し方をすればいいかを考えて対応しています。
おとなしいお客様が多い中でテンション高く振る舞うのも違うし、身体に触れて指導をしてほしい人もいれば、触られることが苦手な方もいたり、そういったニーズに気づいて対応することを心掛けています。

【ZONE】
それでは、今後の展望を教えてください。
【松永さん】
はい。私自身、腰椎椎間板ヘルニアで藁にも縋る想いでピラティスを始めた一人です。
どうしても大好きなベリーダンスに復帰したかったけど「また再発したらどうしよう・・・、痛くなったらどうしよう・・・」と不安だった時に、ビーキューブ®でピラティスを習い始め、STOTT PILATES®インストラクター養成コースに参加して、身体を知っていくことで、希望や勇気が持てるようになりました。
痛みは人のチャレンジ精神を奪っていきます。
だからピラティスで身体を知り、上手に身体を使いこなせることで、何かにチャレンジできる環境を整えていくのが1番だと思います。
お客様それぞれが「孫と元気に遊びたい」「マラソンでいい結果が出るように走りたい」など、何かにチャレンジしたい、日常でこんなことができるようになりたい、を叶える土台づくりにピラティスがあります。
それを一緒に叶えるサポートを私自身が担って行けたら嬉しいと思っています。
将来的には大好きな英語を更に勉強して、様々な国の方へピラティスをお伝えできるようになって仕事の幅を広げていきたいです。
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。
お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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