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【Instructor Spotlight】山形県 藤井紀子さん

更新日:2022年11月26日

ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!


今回は、山形県でストットピラティスSTOTT PILATES®︎インストラクターとして活動している藤井紀子さん


もともとは別の仕事をされていた藤井さん、インストラクターとなったいきさつや、コース受講の決め手となったこと、現在の活動についてお話しくださいました。


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【ZONE】

今日はお忙しい中、お時間いただいてありがとうございます。


オンラインワークショップで藤井さんの参加されているのは拝見していたのですが、こうやってお話しできるのも新鮮ですよね。


【藤井さん】

こちらこそ、お声掛けいただいてありがとうございます。


Zoomでインタビューできる時代って、なんだかすごいですよね。

取り止めのない話になるかもしれませんが、よろしくお願いします。



【ZONE】

こちらこそ、よろしくお願いします。

早速ですが、藤井さんの経歴を教えてください。


【藤井さん】

学生時代は人並みに部活をしていた程度です。

大学では生物学を学び、卒業後は臨床検査会社でクリーンルームの中で仕事をしていました。


だからフィットネスの世界とは全く違うところにいたんですけど、就職直後に体調を崩し、汗をかきにくい症状が出たために、その体質改善をしたくて、エアロビクスを始めました。


やっていくうちに興味が出てきて、インストラクターになるつもりはなかったのですがエアロビクスの勉強を始め資格をとり、結婚後、山形県に来ました。


数年ブランクがありましたが、地域のエアロビクスのサークルで身体を動かすことを再開し、資格もあったことから指導のお手伝いもするようになりました。25年ほど前のことです。


人に教える立場となったからには、もっと指導していきたいという気持ちから、AFAAという別の団体で資格を取り直しました。

その団体では、マットサイエンスというヨガとピラティスのいいとこ取りっていうんですかね、そういうコンテンツの勉強もあって、そこでピラティスを知ることになります。


その勉強をしていた時が、ちょうど私自身が精神的に参っていた時期と重なっていて、ヨガの精神的な、哲学要素がちょっと受け付けなくて・・・。

逆にピラティスはやればやるほど、身体が元気になっていくような感じがありました。


そのピラティスの基礎の部分でストットピラティスSTOTT PILATES®︎の要素が入っていることを知り、調べてみたらカナダの団体だということがわかったので、ビデオを取り寄せたりもしたんですよ。


あ、これがそれなんですけど・・・。


【ZONE】

私たちのスタジオでも見たことがないビデオですね。

とても前から藤井さんはストットピラティスSTOTT PILATES®︎に興味を持たれたってことですよね、すごいです!


【藤井さん】

ミズノさんが主催しているアクアイベントでWataru先生のワークショップに参加、Wataru先生のところでストットピラティスSTOTT PILATES®︎を学べることを知りました。

ちょうど2010年、11年くらいだったと思います。

メールを教えてもらって、コース受講の手続きをして、勉強をスタートさせました。


ピラティスを学ぶことは、インストラクターとしてもいいエクササイズを勉強できると思ったし、自分自身のすべり症のための身体のメンテナンスにもピラティスを活用できそうだ、という想いもありました。


【ZONE】

藤井さんは、現在どんなインストラクターとしての活動をされているんですか?


【藤井さん】

主に地域に住む高齢者のためのウォーキングや介護予防、ロコモ対策のための講師としての活動をしています。週に6教室くらいです。


ウォームアップやエクササイズでの体の動かし方の部分でピラティスの要素を取り入れていて、「なぜそれが身体に必要なのか」という部分をピラティスで理解してもらおうと思っています。


あとは、マットサイエンスやストットピラティスSTOTT PILATES®︎で学んだ内容で、マットエクササイズのグループクラスも週2回担当しています。


グループクラスの参加者が、ご自身の身体のことで疑問に感じたり、もっと改善するためにどうしたらいいか、自分にあった内容をしたい、というニーズにお応えできるように、3年前からピラティスのプライベートセッションを行うようになりました。


グループクラス参加が難しそうなお身体の方や、膝のために、糖尿病のためにといった、目的をもった身体のメンテナンスにお越しいただいています。


最初始めたときは希望されて来られる方がこんなにいらっしゃるとは思わなかったので、3年間続けられていることにびっくりしているんですが、せっかくのリフォーマーを使ったピラティスセッションですから、お客様にいい情報を知ってもらおうという気持ちで行っています。


<藤井さんの活動のひとつ「クラブ(NPO法人元気王国)」>


藤井さんが理事としてもかかわっているNPO法人「元気王国」


山形県酒田市にあり、子ども達から高齢者まで全ての年代の方が楽しく、 生きがいを持って暮らすための健康づくりをサポートするNPO法人として、貯筋運動教室、ワンコインエクササイズ、ときめきロコモ教室といった大人クラスや、キッズチャレンジダンス、バク転教室、ヘキサスロン小学生運動教室といった子供向けの教室も行っている施設。


そこで藤井さんは、穏やかな呼吸と動きの全身エクササイズがテーマの「ストレッチ&リラクゼーション」、高齢者対象にボールやバンドを使って、椅子に座って行う、体力強化・転倒予防のための軽体操「元気クラブ」を担当されています。



【ZONE】

山形県から大阪まで、コース受講や試験、ワークショップといった勉強のためにお越しになるのって、大きな決断、いろんな気持ちがあったと思うのですが。


【藤井さん】

そうですね、でも私が勉強したかった時にストットピラティスSTOTT PILATES®︎が勉強できる環境が大阪しかなかったので。

旅費や宿泊代はかかってしまうので、そこは大変でしたけど。


でも、考え方によっては「インストラクターとしての自分への投資」「自分の身体のためのメンテナンスへの投資」としてとらえたら、それは私にとっては必要なものなんだと思っています。


あとは、勉強の期間中に子供が京都の大学に進学したこともあって、大阪には行きやすい環境だったのもいいタイミングだったのかもしれないですね。


今まで自分で独学で調べたりしていたことが、コースで勉強していくにつれて、内容がギャップとしてではなくて重なっていくというか、「やっぱりね、これでいいんだ」という確認がストットピラティスSTOTT PILATES®︎でできたように思います。


生物を学んだ者としては、人の体の構造も「動く生き物」として見てしまうので、エクササイズをするにあたって、なんでこうなるのか、どうしてこういうことをするのかを、動きの中で解剖学的に考える軸がストットピラティスSTOTT PILATES®︎にはあるので、理屈で勉強できるというか、安心できるんですよね。

生きている身体をどうするか、という点で納得できるものだと思います。


【ZONE】

コースを受講した時の思い出みたいなもの、何かエピソードはありますか?


【藤井さん】

ピラティスエクササイズのモディフィケーションでしょうか。

いろんな人にピラティスエクササイズができるように、調整方法(モディフィケーション)が豊富にあるのもストットピラティスSTOTT PILATES®︎のいいところだと思います。


ベースエクササイズとモディフィケーションを取り入れたエクササイズでは、まったく違う動きになりそうなんですが、そこは理論に基づいてエクササイズが考えられているので、ターゲットとする筋肉や、動くべき身体の部分と安定させておく部分も身体の構造で理解できました。


一番びっくりしたのは、コースに参加している仲間で、ピラティス経験も浅く、ピラティスについての知識をこれから勉強しようという人が、ピラティスを練習することによって、その人の目標となる身体になっていったところ。

身体を理論の中で動くとちゃんと結果が出る、ということもコース参加中に目の当たりにしました。


【ZONE】

そうですよね。

私もコース中に授業風景の写真を撮ることがあるのですが、初日は先生の話を猫背で聞いている受講生が、最終日あたりには骨盤をたてて姿勢がよくなっている、というのを目撃したことがありますね。


【藤井さん】

そうなんです、こういう実際の経験も私にとっては大事な財産です。

だから、今教えている高齢のお客様にも「身体を意識して動かすと身体は変わる」ことを自信をもってお伝えできています。


お客様の反応も「この年でも身体って変わるのね」「自分の身体をきちっと使えるように心がけてみようかな」といった自分の身体を自覚してもらえるようになりますね。


<藤井さんご自宅のリフォーマーセッション>

藤井さんのもうひとつの活動の場、ご自宅の一室で行っているリフォーマーを使ったピラティスセッション。


完全プライベートでされているので、お客様が身体に向き合う時間として集中できる環境になっています。




【ZONE】

最後に藤井さんの今後の展望、教えてください。


【藤井さん】

ストットピラティスSTOTT PILATES®︎にはスペシャリティトラック※がありますよね。

9つある分野の中で「アクティブ フォー ライフ・Active for Life」というものがあります。

そのスペシャリストを目指しながら、シニアピラティスを極めていきたいと思っています。


※スペシャリティトラック:プロとしての独自性を発揮出来るカテゴリーとして、多彩なワークショップを受講しながらその分野でのキャリアアップができる制度。


あとは、リフォーマーでのプライベートセッションも継続していきたいです。

リフォーマーを使った指導は、お客様にもいろんなことをお伝えできるので指導面でも楽なんです。

腰痛予防やメンテナンスをしたい方に向けて、あと5年、いやもうちょっと長く自信をもってピラティスいいよ!って伝えていきたいと思っています。


【ZONE】

山形県でストットピラティスSTOTT PILATES®︎インストラクターとして第一線で活躍されている藤井さん、これからも地域の方の健康のための活動、広がるといいですね。

来年は、ぜひ大阪のZONEスタジオにもお越しください!


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