ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は、10年以上ストットピラティスSTOTT PILATES® インストラクターとしてのキャリアを歩まれている仙波房子さん。
ストットピラティスSTOTT PILATES®を学び、極める魅力とインストラクターという仕事のやりがいについてお話しくださいました。
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【ZONE】
今日はお時間取っていただき、ありがとうございます。
【仙波さん】
こちらこそ、よろしくお願いします。
【ZONE】
早速ですが、仙波さんの経歴、教えてください。
【仙波さん】
改めて経歴、って・・・、どこから話せばいいでしょうか・・・。
【ZONE】
インストラクターって体育会系というか、スポーツをしている方の職業っていうイメージがありますが、仙波さんはそうじゃないって聞いたことがあるんですけど。
【仙波さん】
そうです、もともと音楽を勉強していて、チェロを演奏しています。
趣味でバレエも踊っていたこともあり、音楽やバレエを通じて自分の身体で表現することは好きだったんです。
表現するための身体に関われる仕事、できれば手に職をつけるためにも、しっかりしたスキルを学べるものが何かを探していました。
一番最初にピラティスの存在を知ったのは、有名なバレエダンサーの吉田都さんがテレビの番組でピラティスを紹介しているのを見てでした。
「おもしろそう!」って調べたところ、東京のスタジオで1セッション2万円もしたので、びっくりしてしまいました。
その後、自分の身体づくりのためにビーキューブ®スタジオでピラティスセッションを体験、すぐに始めることにしました。
インストラクター養成コースにも興味はあったので、すぐにでも受講したいとは思ったのですが、「コース受講前に30時間はピラティスを受講しましょう」ということも聞いたので、勉強したいと思ってから受けてもいいかな、と思って。
まずはスタジオ会員としてピラティスをやって、続けてみて、好きと思ったらコース受講を決めたらいいかなと思っていました。
その時のプランでプライベート3回の後、通うのをグループに変更しようとグループクラスを受講してみました。
そうしたら、グループクラスで全然ついていけなくて・・・。
プライベートセッションでは、先生が私のために教えてくれる時間なので、とてもよくわかったんですが、グループは参加者みんなに向けて教えてもらうので、正直全然わからずに1時間終わっちゃったんです。
プライベートは料金的なところのハードルも高かったんですけど、「これじゃいけない!」と思ってすぐにプライベートセッションの予約を取りました。
【ZONE】
実際にピラティスをしてみて、どうでしたか?
【仙波さん】
演奏にもバレエにもいい影響がでましたよ。
まず姿勢が良くなったこと、これで演奏がしやすく、楽器が弾きやすくなったと感じました。実際、他のメンバーにも姿勢がきれいになったと言われましたし。
あとは身体の無駄な力が抜けたのもよかったです。
楽器の演奏もバレエを踊ることも、身体を使っているんだな、それがピラティスでより感じられるようになりました。
【ZONE】
仙波さんの身体のために始めたピラティス、インストラクターとしての勉強をしようと思ったきっかけは何だったんですか?
【仙波さん】
もともと、考えながら身体を動かすことを面白いと思ってたので、そのために解剖学の本などは興味があって日頃から読んでいたんですね。
解剖学のことを知ってバレエ関係の本を読んでみると、納得できる点が多く発見できたんです。
その頃、子供たちにバレエを教えていたこともあって、身体のことも踏まえて教えてあげられたらな、と思うようになっていました。
ただ、ストットピラティスSTOTT PILATES®のインストラクター養成コース受講を始めるまでに1年半もかかってしまうことになって・・・。
なぜかというと、自分の身体でピラティス動けるようになってから受講したほうがいいのかな、って思って、「ロールアップ」というエクササイズができるようになってからコースに行こう!って目標を立てたんですが、いつまでもクリアできなかったんです。
そのうちに、「頭も体も今が一番若いし、やわらかい」ということに気づき、できるようになるためにコース受けたらいいんじゃないか、と思って一歩を進むことにしました。
【ZONE】
仙波さんはインストラクター養成コース受講前に、いろいろ調べてみたほうですか?
【仙波さん】
もちろん。
ホームページも比較しながらコース受講のスタジオは2つに絞っていましたが、最終的な決め手は「勉強のサポートがしっかりしているところ」にしました。
ZONEのサポートで一番魅力だったのは「コース修了後半年間は無料でスタジオを利用できる」ところ。
みんなで集まって、課題を教えあったり、自主練習したり・・・。
勉強した内容を練習する環境が料金を気にしないで準備されているのは、受講生にとって心強かったですね。
私の場合は、練習相手が自分より先のコースを勉強している方が多かったんです。
エクササイズを知っている人と練習するのは、コース受講前の予習にもなるし面白かったです。
私が器具のコースに進んだ時に、マット受講生にお客様役になってもらって練習をしたところ、「マットしか受けるつもりなかったのに~」っておっしゃっていた方が、Full認定まで受講を決めたと聞いたときににはびっくりしました。
コースには講義だけでなく、セッション見学や自主練習、指導実習といった3つの課題を認定試験までに行う必要があるんですが、その練習がインストラクターとしての必要なスキルを習得できる経験になっていきました。
もちろん必要時間以上の練習をすることで、認定試験受験の自信にもなり、それがピラティスインストラクターとして教えられるようになっていったのも大きかったです。
いくら練習しても足りない気がしていて、マットコースの自主練習は規定が30時間以上のところを150時間で提出しましたよ。
用紙、6枚くらいあったんじゃないかな・・・。
【ZONE】
ん?既定の5倍の練習ですか!?すごいですね!
【仙波さん】
マット受講の時は、認定試験がどんなものかわからなかったこともあって、とにかく怖くて怖くて・・・。
今となっては、これだけ練習した!っていう自信にもなった思い出です。
認定試験の勉強は大変ですが、インストラクタートレーナーに自分のティーチングを見てもらって、フィードバックしていただける貴重な機会なんですよね。
私は受験する試験が終わってしまったので、今は自分のティーチングを先生に見てもらうということもないですし。
試験勉強はしんどいけど、受講生にはいい経験となってほしいなと思います。
あとは、コース中もピラティスセッション受講は大事だな、と思いました。
セッションを受けていたから、マット、リフォーマーとコースが進むにつれて、わからないことを聞いていただけたし、私のこだわりとして、身体を動かさないとわからないことも多いので、自分がピラティスを動く時間は今も大切にしています。
【ZONE】
お客様のご予約がない時にセッション受講や自主練習されていますよね。
いつもストイックだな~と思って見ています。
【ZONE】
仙波さんがコースを受講した時のエピソード、思い出ってありますか?
【仙波さん】
そうですね・・・。う~ん。
やっぱり初中級マット(IMP)コースの時でしょうか。
今のサポートでは、コース後に残って練習できるっていうのがあるんですよね。
私の時、それなかったんです。
だから、みんなコースが終わったら、ヘロヘロだし、ささっと帰っていたんですけど。
3日目ぐらいからかな、コース内容も情報も増えてきてこれじゃまずいんじゃないか、ってみんな思っていたようで、それ以降はコース後に残ってみんなで復習することを始めました。
この時はみんなで話し合う、みたいな感じで残っていたんですけど、これは今後の受講生へのアドバイスですが「一対一でのティーチング」の練習はコース中からやったほうがいいです!
指導練習って「コース全部終わって、エクササイズ覚えてからやったらいいじゃない?」って思っていたんですけど、実際何をしゃべっていいのか、全然わからないんですよ。
エクササイズは分かったけど、「人にどうやって伝える」というところが全然できなくて。
ちなみに私はコース修了後1カ月半経ってから指導練習しはじめて、とてもとても苦労しました。
【ZONE】
どんな対策をして指導練習、できるようになったんですか?
【仙波さん】
私の場合は「先生のマネをする」これでした。
セッション見学の時に、先生がお客様にしている話、聞こえてくるものすべてを全部メモしました。
自分でどうやっても話せない時は、できる人のマネをしてやってみることも良いと思います。そこから、余裕が出てきたら自分の言葉で伝えたりできるようにもなりますし。
コースの3つの課題、セッション見学、自主練習、指導実習って、本当にすごいな、って思います。
この練習をすることで、ストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターとしてのスキルが磨けて、キャリアがスタートできるわけですから。
【ZONE】
マットコース受講、認定試験合格されてからの仙波さんのインストラクター活動を教えてください。
【仙波さん】
コース受講を決めた時に、どうせやるならFull認定の資格取得をしたいと思っていました。
だから、次のステージとしてリフォーマーやキャデラック、チェア、バレルコース受講に進みました。
インストラクターとしてのキャリアは、まずはマットで活動をスタートさせ、その後、一緒にコース受講した方の知り合いがマシンピラティスを指導している人を探していると教えてくれて、リフォーマーの試験が終わったタイミングで、V2maxリフォーマーを導入している治療院併設のピラティススタジオでプライベートセッションを教えるようになりました。
その頃は今ほどピラティスの器具がある環境が少なかった中で、こういったご縁があったのはよかったなと思います。
【ZONE】
調べたところ、Matの認定試験は2011年6月に受験されているので、それ以降からストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターとして10年近く活動されているということになりますね。
インストラクターの仕事のために、Merrithewのワークショップ、コースをはじめ、精力的に参加されていますが、勉強の継続っていかかがですか?
【仙波さん】
ストットピラティスSTOTT PILATES®って、エクササイズをうまく使い分けすれば、誰にでもできるものがあるところが大きな魅力だと感じています。
こういう人だからこう、というのではなくて、モディフィケーションをうまく活用できるのがいいですね。
印象に残っているワークショップで、「Athletic Conditioning on the V2 Max Plus Reformer, Level 1」があります。
これは、強度の高いV2maxリフォーマーの活用がタイトルなんですが、受けた感想として「スポーツ愛好家ではない、例えば既往歴のある人にも使える内容だな」って思ったんです。
プーリーといってリフォーマーのロープがあるんですが、その高さを変えることで下からだと難しいものが、上からだとやりやすくなる、といったことがわかりました。
ワークショップ受講の時に紹介文章を読んで決める方もいらっしゃると思うんですが、なんでも発見、ヒントがあると思って、いろいろなタイトルに受講チャレンジしてほしいですね。
【ZONE】
最後に仙波さんの今後の展望、教えてください。
【仙波さん】
私が勉強し始めた頃と比べて、ピラティスも身近な存在になってきているのかな、と思っています。
最初は興味本位で、パフォーマンスアップで、姿勢改善になど、その動機はさまざまです。
治療のために、体調が悪くなって、身体を痛めてからピラティスを始める方も多いです。
たまたまスタジオの前で看板の写真を撮っていた方にお話ししたところ、予約を取ってくださって、今も継続されているお客様もおられます。
また、家の近くでずっと通り道で見ていたけれど、半月板を痛めてからやっとお問い合わせされた、そんな方もいらっしゃいます。
ピラティスをしたいと思ってきてくれる人のために、その人の話をしっかり聞いて、より良いものを提供していきたいと思っています。
【ZONE】
これからも、仙波さんのストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターとしての活動、楽しみにしています!
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。 お楽しみに! +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+:-:-+:- ※卒業生の皆様にお願いします※ ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。 そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。 こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。 ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。 ※インストラクター スタジオ&活動状況 登録フォーム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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