ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今日は、理学療法士とSTOTT PILATESストットピラティス®リハビリテーションインストラクターとしての活動をされている田平潤さん。
今回、すべてのリハビリテーションコースの受講を修了し、新たな活動もスタートさせた田平さんの「現在とこれから」をお伝えいたします。
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【ZONE】
ブログインタビューのご協力、ありがとうございます。
以前も田平さんのインストラクターの活動のお話しお聞きしたんですよね。
その時は、たしか病院とご自身のスタジオと外部でピラティスを教えておられたと思うのですが。
【田平さん】
実は、今は4つの場所でピラティスを教えるようになったんです。
【ZONE】
え!活動の場が増えたんですね。
【田平さん】
1つは病院での活動になります。以前の病院とは違う病院の勤務になりました。
前は入院している患者様も担当していたのですが、今のところは外来だけなので、通院されている方のリハビリを担当しています。
外来の場合、リハビリができる時間が決まっているので、やれることも限られた中でいろいろ考えながら対応をしています。
【ZONE】
リハビリの時間ってどのくらいなんですか?
【田平さん】
1人に対して20分になります。
【ZONE】
20分?!ピラティススタジオでのセッションは1時間が基本、みたいな感覚でいるので、その3分の1の時間なんですね。
【田平さん】
そうなんですよ。
だからその20分の中で、いかに内容を凝縮して洗練したエクササイズを選んで行うか、1つでも多くエクササイズ数を増やしてチャレンジしてもらうために、よりよい内容にどう組み立てができるかがカギになりますね。
あとは、リフォーマーも導入した自宅スタジオでのセッション、外部の活動として、個人で依頼があったところへのグループクラスはそのまま継続しているのですが、公民館でのピラティス教室を担当するのが新たに増えたところになります。
最近のコロナなどの環境で、運動する機会が減ったことに対して、地域からの依頼があって、ピラティスのクラスを担当するようになりました。
参加した方には、身体も気持ちもリフレッシュしてもらえたらいいな、と思いながらやっています。
最初は月1回で定員10名、全5回でスタートしたのですが、参加してくださる方がどんどん増えて、いまでは19名で行っています。
担当の方からは「新しい方にクラス参加してもらうために、最初から参加されている人をお断りしようか」という相談もあったのですが、せっかくピラティスをやりたい方が続けて、新しい方が増えてくれているなら、ということで、できるところまで増員して、今の状態になっています。
ありがたいことに「次回は月1回のクラスを2クラスを増やしていきましょう!」との提案もいただいています。
【ZONE】
地域の行政からの依頼で始めたクラスで、参加者が継続してくれる、そして新しい人が参加してくれるってすごいですよね。
みなさんにピラティスの続けていく効果、良さが田平さんを通じて伝わっているんですね。

【ZONE】
あと、一番環境が変わったのは田平さんの自宅スタジオですよね。
今まではいろいろなプロップを活用してマット中心でセッションされていたと思うんですが、V2maxリフォーマーを導入されてパワーアップした中での指導、いかがですか?
【田平さん】
ほんとうにおもしろいです、リフォーマーを使ってのピラティスは。
お客様の反応もすごく新鮮ですし。
例えばリフォーマーのスプリングが前回と同じを選んでいても、その日の身体の状態が違うからなのか「今日の負荷、重くない?」なんて聞かれることもあります。
リフォーマーを導入して、評価しにくかったところへのアプローチもできるようになったり、マットでの指導にも反映させることができるようになったな、と。
よりリハビリへの活用の幅も広がっています。
<田平さんのスタジオ~からだケア&Pilates salon Honeycomb~はにかむ~>
兵庫県加古川市にある~からだケア&Pilates salon Honeycomb~はにかむ~。
マッサージなどの徒手療法とピラティスまたはヨガを組み合わせた、からだのケアもおこなっているスタジオです。
お客様のペースでできる個別レッスンは、からだの状態や目的・目標に合った内容を、多彩なプロップとV2maxリフォーマー、スタビリティチェアで、さまざまなSTOTT PILATESストットピラティス®エクササイズができます。
近日中にスパインコレクターも導入予定だそうですよ。

【ZONE】
リフォーマーなどの器具を活用したセッションを行う中で感じていること、ありますか?
【田平さん】
そうですね・・・うーん。
足底へのアプローチとか、足部の感覚への気づき、とかかな・・・。
リフォーマーにはジャンプボードっていうのが取り付けられるんですけど、寝た状態になったときにジャンプボードが地面の役割をしてくれるので、お客様から「地面に足をつけるのがわかりやすい、こういう感覚なんですね」という反応をもらったことがあります。
立った状態だと空間上で自分の身体と足を考えないといけないですけど、リフォーマーで寝た状態なら足の動きや状態に集中できるというか。
リフォーマーのバーに足を置いた場合は、足部がしっかり地面につく感覚が出ないので、ジャンプボードはよく使っています。
他にも立位のエクササイズを行う際に、ジャンプボードを持ってもらって、身体を安定させるようにもしたり。
この時は、お客様が手で持つところに高さを出せるので、「怖くない」「安心できる」といったことも言ってもらえたことがあります。
リフォーマーに立って足を横に開くエクササイズがあるんですが、立位で外転筋を鍛えられるのは、リフォーマーのベット部分がスプリングでスライドできるから。
そういったことはマットでは難しいので、お客様にいろいろな環境の中で身体を動かすことができるのもリフォーマーの良さだと思います。
あとは・・・、セッションでは毎回同じエクササイズをしないようなプログラミングをするようにしています。
「今日はこんな動きをしますよ~」「えっ!先週やった動きじゃないの?」なんてことをよくします、いい意味でお客様の期待を裏切るような・・・。
【ZONE】
お客様、びっくりしませんか?
【田平さん】
同じエクササイズばかりだと、同じ筋肉しか動かせなくなるんですよ。
だから同じプロップを使っても、違う動きをしてもらうようにします。
「あ、今日はこれ使いますけど、脚開かないです~」みたいなことを言うと、お客様も身体もびっくりしているとは思うんですけど、日常生活ので身体の動きって予測できる動きはないんです。
自分の身体が準備していない、あっというような場面に遭遇した時に、身体がどう動くのか、そんなことも想像しながらセッションでは考え方の幅を広げたり、バリエーションも柔軟に考えられるようにしています。
固定概念を打破したい、そんなことも思ったりしています。
この考え方は、病院でのリハビリにも活きてきていますね。

【ZONE】
田平さん、今回でリハビリテーションのコースをすべて受講したことになります。
勉強を終えていかがですか?
【田平さん】
最初のRMR1コース受講から気が付けば8年以上が経ちました。
次、次と初開催でのコースを受講できて、本当によかったです。
受講されていた方たちも、経験豊富なメンバーに恵まれて、一緒に学びを深められる場に参加できたことは、とてもいい刺激にもなりました。
【ZONE】
最後に、田平さんの今後の展望を教えてください。
【田平さん】
もともとピラティスを勉強しはじめたのが「自分の身体が動かしにくい、動けるようになりたい」という気持ちからスタートしています。
理学療法士という立場でもあるので、予防医学のために自宅スタジオは特にそういった場にしていきたいと思っています。
セッションでも治療でも「相手が動きたいと思う気持ちを引き出す」ことを大事にしていて、それがピラティスにはあると思います。
特にリハビリは「怖い」「痛い」「つらい」といったマイナスの気持ちが大きくなってしまいますが、患者様のいいところをたくさん褒めてあげることで、「今日はこんなに動けました。次ももっと動けますよ!」みたいなことができるのは、ピラティスを学んだおかげだなって。
自分がピラティスを楽しんでいるので、それを伝えたい、そのための学びの楽しみも継続していきたいですね。
【ZONE】
田平さんとのセッションで前向きな気持ちになれる、ピラティスを好きになってくれる人をこれからもっともっと増やしていってください!
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます!
今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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