【Instructor Spotlight】森内俊貴さん

ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!


今日は、理学療法士からストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターへ活躍の場を広げた森内俊貴さん

医療の現場で感じた患者様へのアプローチ、そしてピラティスのこれからの可能性を、ご自身の体験も含めてお話しくださいました。


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【ZONE】

今日はインタビューにご協力、ありがとうございます。

早速なんですが、森内さんの経歴を教えてください。


【森内さん】

どのへんまで遡ろうかな・・・。ちっちゃい頃の話からでもいいですか?


【ZONE】

いいですよ!




【森内さん】

小学校の頃から、サッカーを中学3年までやっていました。

中学の時、身長が139センチで小柄なほうだったので、170センチくらいの身長、体格の同級生と一緒に練習をする環境が続いたこともあり、サッカーを練習すればするほど僕自身が身体を痛めてしまうことになりました。


特に腰痛がひどくて、鍼灸や整骨院に通うことになりました。

「中学生で腰痛って・・・」って思ったし、鍼灸などの治療方法がどちらかといえば、身体を動かさずとめておくことから始めるので、動きたい、練習したい僕にとってはつらく感じてしまっていました。


サッカーのクラブチームに所属もしていたんですが、結局腰痛が原因で選手としては参加できず、マネージャーとしてチームに関わることになりました。


ただ、練習には来ているけど、サッカーの練習には一緒に参加できない、そんな僕をチームの仲間もどう接していいのかわからず、いじめじゃないけど「何で来ているの?」みたいな感じになって・・・。

「好きなサッカーを腰が痛いだけで選手としてやれない」という環境に置かれたことが、自分の身体を通して、いろいろなことを悩んだり考えたりするきっかけ、原点にになりました。


理学療法士を目指したのは、身体を動かしながら怪我を治してスポーツ復帰ができるんじゃないか、と考えたから。

実際、スポーツの怪我治療から復帰をメインにした病院で6年勤務をしました。


たくさんの病院に来る方の治療に携わって感じたことは、理学療法士としてお会いできる患者様は、すでに怪我で入院、手術をする状態の方で、「身体を動かしながら怪我を治す」というよりは、「同じ怪我の方には同じリハビリの内容しかできないな」ということ。


特に高齢者の方からは、僕が行うマッサージだけを希望されて、患者様自身が自分で運動や身体を動かす気持ちになかなかなってもらえない、そんな場面にもよく出会うことになりました。


患者様から「先生、なんとかして~」みたいにゴロンってされたら、「自分の身体なのに興味ないんかな」って。

なんか違うな~、って思っていた時、別の何かを探し始めた中で「ピラティス」が出てきました。


ピラティスを勉強する前は、いろんな情報をけっこう調べました。

その中で解剖学的に考えられているストットピラティスSTOTT PILATES®を見つけて、勉強できるところが大阪にあるやん、ということでZONEで勉強することに決めました。


【ZONE】

森内さんが最初に受講したコースが初中級マット(IMP)コースになるんですが、実際ピラティスを勉強してみてどうでしたか?


【森内さん】

僕も理学療法士でやってきたプライドみたいなものはあったので、人の身体、特に動きをみることは得意だと思っていたんです。

でも、Wataru先生やAkatsuka先生が授業中に「この人の身体はこうなっているでしょ」って言われたポイントが全然みつけられなかったんですよ。


正直、病院では1番人の動きをみれると思っていたので、天狗になってたんかな・・・、なんて思ったり。

だからコースでは、今までの経験も大事だけど、もっとシンプルに勉強してみようと思いました。

【ZONE】

実際、勉強したことを病院で行うこともできたと思うんですが、ピラティスインストラクターとして活動の場を広げたのは、どういう想いがあったんですか?


【森内さん】

マットコースで勉強した時に感じたんですが、「ピラティスは自分で自分の身体を動かす、それをインストラクターが教えていく」ことが、僕がサッカーで自分の腰痛と向き合った時、理学療法士として患者様と接した時に感じた「身体を動かしながら怪我を治して元気になる」方法だと思ったんです。


リハビリ=マッサージだと思っている患者様も、正直たくさんいらっしゃいます。

受け身の患者様の「先生やってください」を、ピラティスなら「自分の身体を治すために腹筋やってください」にできるんじゃないかなって。


僕も、患者様やお客様から「自分の身体を自分で治したい」と本気で思って、同じ方向を向いている人に会いたい、自分が中学校時代に感じた「怪我しても動いて治したい」「怪我しにくい身体になりたい」と自分の経験に似た想いをしている方に出会えるのは、ピラティスインストラクターという場なのかな、と思いました。


【ZONE】

森内さん、実際にピラティスインストラクターのキャリアもスタートさせたわけですが、お会いするお客様とのセッションはいかがですか?


【森内さん】

身体の痛みを感じている方でも、ピラティスで治したいと思っているので、気持ちっていうんですか、自分の身体に対しての考え方が、病院でお会いした患者様とは全然違うのでびっくりしています。


また、怪我の予防であったり、美意識が高く美容のためにピラティスをされている方もいらっしゃるので、病院では絶対にお会いできないお客様ともご一緒させていただいていて、新しい環境で、運動療法を通じた新たなキャリアをスタートできています。


リフォーマーなどのピラティス独特の器具でセッションできるのも、お客様も楽しそうにされているし、できないエクササイズができるようになって、新しいことがどんどんできるようになる場面にも関われるので、身体にもいいし、自分にもお客様にもいいな、と感じています。


リフォーマーやキャデラックがあれば、リハビリの現場でもピラティスでアプローチできるので、病院にもっと広まってほしいなと思っています。


【ZONE】

マット、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルとコースを受講し、認定インストラクターとしてのキャリアと並行して、今年はリハビリテーションコースも受講されていますね。


【森内さん】

そうなんです。

初中級マット(IMP)コースよりも細かい身体の部分を見ているので、リハブコースはこれはこれですごいな、と。

担当のWataru先生から、現場の声や実際の症例に対してしっかり答えてくれる環境もありがたく、勉強してすぐにリハビリ現場で使える内容を勉強できました。

僕がリハビリの現場にいたときに受けてもよかったな~、と思うくらいのものでした。


特にフォームローラーの活用は、目から鱗というか。

最初は、「ただの棒やん」くらいの印象の小道具(プロップ)だし、たぶんスポーツ施設やリハビリの場でもよくあるストレッチポールなんですが、コースで「こんな使い方あるん?!」って衝撃を受けました。

正しい使い方、新たなアプローチやバリエーションを学べて、活用の幅が広くなりました。


リハビリのマットコース中には、たくさんのプロップが登場するんですが、Wataru先生からは「プロップの声を聞いて!」とよく言われました。

プロップを変えて同じエクササイズをすると、身体がどうなって、どう感じるかを変化させられるので、プロップがもう一人のインストラクターの役割を果たしてくれるんです。


【ZONE】

器具のアプローチはもちろん、いろいろなプロップの活用も、ピラティスを提供する工夫ができるってことですね。


【森内さん】

ちょっとマニアックな話になるんですけど、いいですか?


【ZONE】

大丈夫ですよ!


【森内さん】

僕の家族も病院で仕事をしている関係で、よく治療の現場のこと、今後のリハビリや病院の役割について話をする機会が多いんです。

その中で、ピラティスって整形疾患のためだけじゃなくて、脳卒中などの身体の麻痺の方にもやり方次第でなにかできるんじゃないかな、って話になったんです。


今は、麻痺に対してのリハビリ治療として「手技でなおす」「装具を作って装着してなおす」くらいしかできないんです。

装具はコスト面でも高いし、つけっぱなしにすることで、装具がある状態じゃないと身体を動かせなくなって、自分の筋肉の使い方、動き方が装具ありきになってしまうんです。


でも、ピラティスなら、装具がない状態での身体の動きや自分の筋肉の使い方を知ってもらえるんじゃないか、そういう知識やノウハウを持ち寄って勉強会をすることで、現場の理学療法士にピラティスでのさらなるアプローチを学んでもらう機会を作ることになるんじゃないかって思うんです。


あともう一つ話題にあがるトピックとして「2025年問題」っていうのがあるんです。

これは日本が2025年を境に高齢者が一番増えて、若者が減っていく、人口減少の問題のことです。


医療保険制度の見直しなどもありますが、今後は「自分の身体は自分で守る」という意識が高くなってくる時代がくると思います。

「年を重ねてもいつまでも自分の足で歩きたい」「人生楽しむ時間を増やしたい」そんな考え方で人生を送る人達が多くなってきています。


【ZONE】

そうですね、最近「長生きしたい」だけじゃない、「健康で長生きしたい」「健康寿命」という言葉もよく聞かれますね。


【森内さん】

そうなんです。

自分の身体でいつまでも健康的に生きたい、そんな願いをかなえるためには、「自分の身体を知る」ことだと思っています。


これば病院時代で同僚と話をしたときのことで、なんのエビデンスもないんですけど、同じ年齢で同じ性別、同じ体型の方で同じ手術をした2人がいたときに、一人はどんどん良くなるけど、一人は全然よくならないってあるよね、って。


「その違いって何だろう?」ってなったときに、良くなる人は「自分の身体がどうなっているか、どうしたら自分の身体がうまく動けるようになるのか」といった自分の身体の使い方を理解している人だな、っていうことになったんです。

なかなか改善していかない方は、ずーっと自分の身体がわからずに痛みと付き合ってしまっているんじゃないかな、って。


自分の身体、背中や骨盤がどうなっているか、とか自分の動きに必要な筋肉が動いているのか、とかそういったポイントをピラティスでアプローチできて、自分の身体を知るリハビリってできるんじゃないのかな、とも思っています。


<2022年5月リハビリテーションマット1コースでの記念写真>

約2年ぶりの開催となったこちらのコース。

北海道、福井、東京、高知・・・、全国各地からストットピラティスSTOTT PILATES®を学びたい医療従事者の仲間が集まりました。

リハビリの第一線で活躍する皆さんと、ピラティスを通じた輪が広がります。

【ZONE】

森内さんの今後の展望、目標など教えてください。


【森内さん】

自分はピラティスを勉強しているんで、ピラティスを通じていろんな方とお会いできるのを楽しいと思っています。


理学療法士としての知識を活かして、ピラティスエクササイズを落とし込んで、お客様、患者様にアプローチしていきたいですね。

そのためにお客様に自分の身体のこと、ピラティスのことを理解してもらうための言葉がけ、アプローチの方法が今の自分の課題だなって思います。

もっといろんな方とかかわって、いろんなピラティスセッションができるようになりたいです。


ストットピラティスSTOTT PILATES®は本当にいいものだと思うので、自信をもってお客様に提供できます。

過去の僕も「理学療法士」というプライドを持って仕事をしていましたが、「理学療法士自身が自分の身体のこと、本当に知っているか?」そう思った時に、ピラティスは自分の身体のこと、患者様やお客様の身体のことを知って取り入れられるものだと思います。

ほんとに、大学の授業にもストットピラティスSTOTT PILATES®の5原則入っていてもいいくらいの内容だと思っているんですよ!


将来的な夢としては、家族の実家がある四国・高松で自分のスタジオを持って、ストットピラティスSTOTT PILATES®の良さを知ってもらいたいです。

高松は都会でもあり、のどかなところもあるので、ピラティスの重要性を発信できる地域なんじゃないかなと思っています。


これからストットピラティスSTOTT PILATES®を通じてお会いできる人たちがいると思うと、わくわくしますね!


【ZONE】

森内さんのピラティスを通じた活動が、リハビリの現場で、患者様やお客様に広がっていくよう、頑張ってください!


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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。


お楽しみに!


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※卒業生の皆様にお願いします※


ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。


そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。


こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。


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