【Instructor Spotlight】熊本県 坂口八月さん
- masamiodahara
- 6月22日
- 読了時間: 11分
ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は2017年にSTOTT PILATES®Mat Level 1&2の認定試験を合格、上級マットインストラクターとしてグループ、プライベートセッションを担当している熊本県の坂口八月さん。
STOTT PILATES®インストラクターの勉強をしようと思ったきっかけ、グループ、プライベートを担当する仕事のやりがい、坂口さんのピラティスを通じて伝えたい想いについてお話しいただきました。
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【ZONE】
今日はお忙しい中、ありがとうございます。
【坂口さん】
素敵な機会をいただいて、とても嬉しいです。
【ZONE】
それでは早速坂口さんの経歴を教えてください。
【坂口さん】
学生時代は、バレーボールやバスケットボールなど、色々なことをしていました。
高校生の時は、文化部に所属、太鼓部に入って声出しとか、ランニングとかして、「あれ?これって明らかに運動部だよね」というようなこともやっていました。
スポーツを見たり、するのは好きだったんですけど、根性がなくて、なんかきついことが嫌いっていうのがあったんです(笑)。
【ZONE】
わかるような気がします。楽しくスポーツする以外の目標、試合に勝つとか上手くなるってなると、途端に辛い面が出てきますよね。
【坂口さん】
スポーツ業界に入る前に、結構大きな転機になる出来事があったんです。
短大生の時に、インターンシップに行くことになって。
その時「自分がやりたいことは特にないな・・・。でもスポーツを観たり、その環境に触れることは好きだし」という理由で県のスポーツ施設を選びました。
当時の友達とは「あそこ、なんとなく楽そうじゃない?」っていう気持ちもちょっとあったんですけど(笑)。
インターンシップは3日間、作業の内容は競技場の芝の整理でした。サッカー場の端っこの芝の耳切りとか、フィールドの芝のシマシマ模様を作ったり、作業自体はすっごい地味だったんです。
あとはテニス場の備品の点検とか。そういうのをやっていくうちに、インターンシップの途中から楽しくなってきて、その時「私にはこれかもしれない!」って思ったんですよ。
「自分は運動センスがある方じゃない、でも運動している人は輝いていて、その人を支える裏方の仕事ってすごくいいな」と。
「こういう業界で働きたい!」と思い、インターンが終わってすぐ、その時やっていたアルバイトを辞めて、熊本で探して見つけたスポーツジムにいきなり面接を受けに行った、っていうのが始まりだったんです。
【ZONE】
思い立ったら行動が早いですね!
【坂口さん】
スポーツジムでは、器具の使い方を説明したり、メニューを組んで欲しいというお客様にカウンセリングをするような、トレーナーの仕事をしていました。
そのうちにステップアップとしてスタジオレッスンを受け持つ話が出て。
ボクササイズやエアロビクスみたいなアクティブなクラスを選ぶ同僚もいる中で、私はやっぱりきついのが苦手でヘナチョコだったので、イメージだけで「ヨガやコンディショニングのクラスだったらできるかも」って思ったんです。
コンディショニング系のクラスの中に、ピラティスがありました。それが私のピラティスへの入り口だったのかもしれないです。
【ZONE】
スポーツジムにくるお客様の中には、運動大好き!の人もいれば、健康のために苦手だけど頑張って通っている人も多いと思います。そういうお客様に共感できる存在ですね。
【坂口さん】
そうですね。「しんどいからやりたくないですよね、でも行ってらっしゃい!」みたいに頑張る方に向けることもできますしね。
【ZONE】
スポーツジムは、クラスを担当する際に社内研修があり、それを提供するかと思いますが、坂口さん自身が外部でピラティスの資格を取りに行こうと思った動機は何だったんですか。
【坂口さん】
確かにいろんな勉強をしようと思えば社内の先輩に聞いたりして勉強できたりはするんですが、私自身の中に強みが欲しかったんです。
周りの人たちは、自分の”これ”といった強みを持ってらっしゃっていたんですが、私にも「これができますよ」みたいなものが1個でもあればいいな、と思い始めていました。
ベテランの先輩インストラクターがスクールでピラティスレッスンをされていて、それに通っていて、その時に「ピラティスってどうなのかな」って。
私がコースを受講したのが何年だったのかな、熊本の地震の後だったんですけど。
【ZONE】
坂口さんが初中級マット(IMP)コースを受講されたのが2017年2月ですね。
【坂口さん】
私が行っていたスポーツジムの先輩もSTOTT PILATES®の資格を持ってて、「今度、熊本でコースがあるみたいだよ。絶対参加した方がいいよ!」ってお勧めしてもらいました。
その時に今、流れが来てるんだな、って思って養成コースを受講する決心をしました。
【ZONE】 インターンシップといい、熊本での養成コース開催といい、坂口さんの決断の時には大きなきっかけとなる流れがあるんですね。

【ZONE】
実際、STOTT PILATES®のマットコースを受講してみていかがでしたか。
【坂口さん】
率直な感想として「大変だったな」、でも「すっごい楽しかった」なんです。
スクールで生徒として受講していたピラティスの時は、そんなに考え込んでやっていなかったので、なんとなくできている風、エクササイズの形としてはできているんだって思ってやっていました。
でもコースを受講してからは、「こんなことも考えてやらなきゃいけないよね」とか「私ができていると思ってやっていたエクササイズは、実は全然できていなかった」とか、いろんなことに気付かされた、すごい衝撃を受けたんです。
それを知ることができたことで、大変だったけど同じくらい楽しいな、って気持ちになりました。
【ZONE】
生徒としてピラティスを受講するのと、インストラクターとして教える勉強をした後では、立場も変わるので、ピラティスの見方も変わりますよね。
【坂口さん】
はい、すごく変わりました。
【ZONE】
坂口さんは上級マットコースも受講して資格取得をされたわけですが、コースの時の思い出、何かありますか。
【坂口さん】
養成コースを一緒に受講するメンバーと密な時間を数日間過ごすじゃないですか、みんなで一緒に。その時の2週間くらいは、私の中ですごくキラキラした時間でした。
Wataru先生の講義を受けている時も、受講後のみんなで質問を出しあった時間も、コース後にみんなで練習したり、「練習時間が足りないなら、私がいつでも練習できるから声かけて!」とか。
みんなで協力し合いながらやれたっていうのが結構あの期間ではあって、心強いな、嬉しかったな、と思っています。思い出したら、涙が出てきちゃった・・・、つらくはなかったんですけど、いい仲間に巡り会えたな、って思います。
【ZONE】
2月にコース受講、8月に試験受験し合格されて、STOTT PILATES®インストラクターの道を進んでいくわけですが、今、どんなお仕事をされているんですか。
【坂口さん】
主な活動場所は2ヶ所、1つはスポーツジムでグループレッスンとマンツーマンのパーソナルトレーニングをやっています。
もう1ヶ所は、私とトレーナー仲間2人でパーソナルトレーニングをしたり、少人数のマットピラティスのグループレッスンをしています。2人はトレーニングメインの指導をしているので、ピラティスが私の担当です。
<坂口さんがピラティスを担当しているパーソナルジム・呼吸•姿勢 改善専門パーソナルトレーニングLerist(レリスト)>
熊本県中央区にある呼吸•姿勢 改善専門パーソナルトレーニングLerist(レリスト)。
姿勢改善では「身体の感覚を高めること」「適切に身体を動かすこと」を重要視して、自身にとって楽な姿勢が正しい姿勢になるような身体作りをしています。
まずは自分の身体についてよく知ってもらうこと、パーソナルトレーナーが身体の状態に合わせたトレーニングプログラムを提案、実践することで、 おひとりおひとりの“生活・人生” を楽に自由に過ごすことを目指すスタジオです。

【ZONE】
実際にピラティスを教えてみてどうですか。スポーツジムとパーソナルトレーニングにお越しになるお客様の反応とか、違いがあったりしますか。
【坂口さん】
そうですね、ピラティスの楽しみ方って人それぞれあっていいと思うし、そうあるべきだと思っているんですけど、まずはピラティスやってみようかな、っていう人がグループには多い印象です。
昔は「ピラティス」のことを「ティラミス」とか「ティラピス」とか言われていましたが、ちゃんと世の中に「ピラティス」が認知されてきたな、と実感します。
スポーツジムのグループレッスンに参加されるお客様は、最近の一大ムーブメント、というか、メディアを見てピラティスを知ってああなりたい、こんなことやりたいっておっしゃって来られる方がすごい多くなったな、と思います。
マンツーマンを希望されてお越しになる方は、お身体のお悩み、怪我の改善、パフォーマンスアップといった、ちゃんとしたピラティスの活用があり、目的をしっかり持っている方が受講されている感じがします。
【ZONE】
そうですね、グループは楽しくみんなで、マンツーマンは自分のここがこうなってほしい、とかになりますよね。坂口さんはグループクラス、プライベート、どちらを教えるのが好きですか。
【坂口さん】
どちらも大好きです。だからどちらもやめられないんですよね。
スポーツジムでアクティブなレッスンによく参加されているお客様から、楽しく運動を頑張ってしているはずなのに、なぜか腰が痛い、痛みがあるからレッスンをお休みしていた、ってお聞きすることがよくあります。
ちょっとよくなったから動いて、また痛くなったから休んで、を繰り返していた方が、ピラティスのクラスに入るようになってから「初めて自分の身体と向き合うことができました」っておっしゃられて。
「どういうことですか?」ってお聞きしたら、「私、今まで何をするにしても腰で頑張っていたんだなって。ピラティスを受けて初めてわかったんです。」って言ってくださって、今もずっとピラティスクラスに参加されています。
ピラティスで会得した身体の感覚だったり、コントロールの仕方を用いながら、強度の高いグループレッスンに参加すると、なんとなくやっていた動きが意識できるようになったことでキツさがさらに実感できたり、今まであった痛みが出なくなったり、運動の深みを感じていただけるようになった、というお話しを聞いた時はすごい嬉しいなって思いますね。
【ZONE】
嬉しい反応ですね。
【坂口さん】
それだから、やっぱりグループレッスンの指導はやめられないなと思います。

【ZONE】 それでは、今後の坂口さんの目標、展望を教えてください。 【坂口さん】 そんな大それたものはないんですけど、このインタビューのお話しを依頼いただいてから2週間くらいずっと考えていたんですが、「私ができることを皆さんに、ただただお伝えしていきたい」それに尽きるなって思っています。 ちょっと大きな話になっちゃうかもしれないんですが、今の世の中って自分のことよりも周りの方が気になる世の中ですよね。スマホを見れば他の誰かと繋がれたり、いろんな情報も溢れていたり。そういう中で生きていくと、どんどん自分っていう存在が薄くなってくるような感じがしていて。 最近では、自分を大事に、マインドフルネス、みたいなことも言われていて、それもわかるんですけど、なんかちょっと違うなって思っていて。うまく表現できていないかもしれないですけど、他人も大事にできるし、自分のことも大事にできる感覚、そういう気持ちを持てる人が増えたらいいな、と思っています。 私、それが多分ピラティスを通して本気でできると思っているんですよね。 なので、グループレッスンでは、特にそこを伝えていきたいな、と思っています。 他の人だけじゃなくて、自分の身体の感覚もちゃんと受け取れるような、そんなレッスンを今後も展開していきたいと思うし、私の熱量が全部皆さんに届かなくても、種火だけでもちょっとだけお分けできたりして、そこを燃やせる方はご自身でバッと燃やしてもらって。皆さんの火種であり続けたいな、っていう想いをずっと持ってやっています。 【ZONE】 坂口さんのピラティスを受けることで、心と身体の気付きや発見がお客様の人生の刺激になる、その想いはとても大事ですね。 最後に、コース受講を検討している方にメッセージはありますか。 【坂口さん】 もう一言でいうと、とにかくZONEのSTOTT PILATES®の養成コースを選んで、本当にあの時の選択は間違っていなかったなって胸を張って言えますので、迷わずに突き進んでほしいな、と思います。
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。
お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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