ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回は、東京都港区青山に2つのスタジオ「Studio 2nd Scene(スタジオセカンドシーン)」を展開している西丸裕子さん。
ストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターして長く仕事を続けられる理由、オーナーとしてスタジオを運営する極意についてお聞きしました。
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【ZONE】
ZONEのスタジオワークショップにお越しくださって、ありがとうございます。
久しぶりの春のカンファレンスを開催でき、全国からみなさんがお越しくださって、本当にうれしいです。
西丸さんもお忙しい中、東京からありがとうございます。
【西丸さん】
こちらこそ、よろしくお願いします。
取材のお話しいただいてから、どんなことを伝えようかな~っていろいろ考えていたんです。
【ZONE】
西丸さんは、ピラティスインストラクターとして長いキャリアをお持ちですよね。
そういったところもお聞きできればと思っています。
早速ですが、西丸さんの経歴、教えてください。
【西丸さん】
高校は舞台の学科を専攻、卒業して短大へ進学し、会社員と並行してダンサーとして活動を始めます。
【ZONE】
ダンスのジャンルは何ですか?
【西丸さん】
日舞、バレエ、ジャズダンスなどを勉強しました。中でもバレエとジャズダンスをメインに企業のチア、NHKの歌謡ショーのダンサーとして舞台に立つ日々を送っていました。
その後、ピラティスインストラクターとして仕事をしていくことになります。
ミュージカルの舞台にもダンサーとして出演していたんですが、舞台とお客様の距離っていうんでしょうか、「遠いな~」って感じていたんですよ。
もっと自分がお客様と近い存在、身近に寄り添ってできる仕事って何だろう、と思った時にインストラクターの仕事がいいんじゃないか、って思ったんです。
【ZONE】
インストラクターにも、いろいろな種類がありますよね。
ピラティスを選んだ理由は何だったんですか?
【西丸さん】
チアをしていた時のディレクターの先生が、ピラティスインストラクターだったんです。
ピラティスをした時に、身体で意識できなかったところに良いスイッチが入るというか、身体の不調も出なくなって、いいコンディションで動くことができるようになった自分に気が付いたんです。
自分の思った通りに身体を動かすって、なかなか意識してできるものではないんですね。
ピラティスをすることで、骨格や筋肉なんかも意識して自分の身体を改めて知ることができるようになったんです。
ダンスと違って、ピラティスエクササイズをみんなの前で披露する場ってないですよね。
ピラティスのためにピラティスエクササイズをするんじゃなくて、ピラティスを通じて自分の身体でやりたいことができる、動けることを実感できる、っていうのが気に入りました。
だから「私がピラティスを教えられたら、相手の目標を実現できる!変わりたいと思っている人の身体を変えられる!」って思ったんです。
お客様が掲げる目標や記録の実現、パフォーマンスアップのため、いろいろな方とピラティスを通じて関われる仕事がピラティスインストラクターだな、って。
【ZONE】
ストットピラティスSTOTT PILATES®を選んだ理由は何ですか?
【西丸さん】
ピラティスを教えてくれた先生が、ストットピラティスSTOTT PILATES®だったからです。
その先生には、信頼できるお客様がたくさんいらっしゃる方だったので、ストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターになれば先生みたいになれる、って思ったんです。
【ZONE】
西丸さんの目標とする先生がそばにいたから、ってことですね。
【西丸さん】
そうです。その先生は私にとって信頼している人だったので、これを勉強すれば、こうなれるんだ!っていうものを見ていたので、私もそうなりたいって。
会員制のプライベートスタジオ・Owls&Co,(アウルスアンドコー)に正社員として仕事をスタートさせたと同時に、大阪にストットピラティスSTOTT PILATES®のコースを受講のために通うことになりました。

【ZONE】
お調べしたところ、2010年8月に初中級マット(IMP)コースを受講後、2011年2月にリフォーマー(IR)、4月にはキャデラック、チェア、バレル(ICCB)コースを受講されていますね。
2カ月で器具コースの初中級をすべて勉強されたことになります。
【西丸さん】
実は、インストラクターの先生が急に病気になったことで、私が器具を含めた全部のコースを受講しなければいけない状況になったんです。
働き始めて間もない時期でもあったので、私の顧客がまだ多くなかったこと、職場からのミッションでもあったので、働きながらコース受講のために大阪へ行くことの日程調整はしやすかったんです。
でもいろんなことがありましたね・・・。
あるコースでは、東京からの高速バスが雪で予定通りに大阪に到着できず名古屋で降ろされてしまうというアクシデントもありました。
その時は、私1人のために先生が補講をしてくださって。今となってはいい思い出ですけど、その時はどうしよう・・・って、とても焦りました。
あとは、ICCBコースの勉強は苦労しました。
マットとリフォーマーは自分でも動いたことがありましたが、キャデラック、チェア、バレルを使って自分が動く経験が少なかったし、短期間で勉強しなければいけなかったし、「キャデラック、チェア、バレルが使えるようになって帰ってきてね」みたなプレッシャーもあったし・・・。
コース受講後、東京に帰ってきても受講生同士の練習や復習も十分にできないし、先輩にお願いするのもなかなか時間がなくて難しいし、練習不足で次のコースがやってくるみたいなサイクルで・・・。
Akatsuka先生の前で泣いた日もあったんですよ。
その時に先生から、視覚から勉強して理解したり、説明を読んでわかる、身体を動かして経験で身につく、勉強の方法っていろいろあるんだよ、ってアドバイスされました。
私は身体が動くことで理解できるタイプだったので、いっぱい練習しないといけないな、って思いましたね。
【ZONE】
コース受講のために、スケジュールの調整はもちろん、全国から大阪へお越しいただくのは、本当に大変だと思います。
西丸さんが大阪をストットピラティスSTOTT PILATES®のコース受講に選んだのはなぜですか?
【西丸さん】
大阪のほうがたくさんいろんなことを教えてくれるからでしょうか。
Wataru先生もAkatsuka先生も経験豊富な先生なので、コースやワークショップでの情報量が本当にすごいんです。
最初は聞いていたつもりで、わかっていないことも多くあるんですけど、現場に戻ったときに「あぁ、先生がおっしゃっていたことはこれか~」「こういう人、いるいる!」って思うことがたくさんあるんです。
他のスタジオでは、教科書通りに教えてくれるところもあると聞きます。
基本に忠実に教えてもらうだけでは、教科書の中だけの世界になってしまうかもしれないんですけど、Wataru先生とAkatsuka先生の解説は、これから出会うだろうお客様をイメージしたことをおっしゃってくださるので、情報が正確だし、ピラティスインストラクターとして働くために必要なこと、実践的なことを早くから教えて下さっているんだと思っています。
「頑張れば先生たちみたいになれる!」これを目標にしてきました。
Akatsuka先生のセッションを受けたときには、パッと見てクライアントの身体の状況を把握してベストのプログラムを組む、先生のスキルを目の当たりにして、「自分もこんなセッションしたい!」って思いました。
<ISPコースの時の西丸さん>
ISP(傷害と特殊条件)コースでは、妊娠中での受講となりました。
様々なお身体の方に対応するピラティススキルを勉強する内容だったこともあり、西丸さんには妊婦さんのモデルとなってもらいました。

【ZONE】
西丸さんの現在の活動を教えてください。
【西丸さん】
現在は、東京都港区青山に2つの自分のスタジオ「Studio 2nd Scene(スタジオセカンドシーン)」を展開しています。
名前の由来なんですが、お客様のファーストシーンからピラティスを通じて何でも支えられる、ピラティスで次のシーンを、ということで「2nd Scene(セカンドシーン)」 にしたんです。
<西丸さんのスタジオ・「Studio 2nd Scene(スタジオ セカンドシーン)」>
東京都港区青山にある「Studio 2nd Scene(スタジオ セカンドシーン)」。
「training conditioning relux」「鍛える・整える・無駄な力を抜く」ことで、本来の自分に戻る時間を過ごしていただくために、プライベート空間を大切にした、ピラティス・ヨガのマンツーマンプライベートレッスンが受講できます。
西丸さんを中心に、指導歴が長く、全員国際資格を持ったインストラクターが在籍しているので、お客様のお身体をしっかりサポートできる体制が整っています。
<スタジオ写真・西丸さんの指導風景写真掲載>
【ZONE】
西丸さんがインストラクターとして、長くその仕事ができている極意ってなんでしょうか?
【西丸さん】
私が最初に働いたスタジオは会費も高く、その分お客様からのオーダーも細かく結果を求められる中で、凄腕の先輩と同じフィーをもらって行う指導するには、自分のセッションのクオリティを上げることが必要不可欠でした。
だから、スタジオ以外での活動の幅もどんどん広げていきました。
TIPNESSでの35名規模の草刈メソッドの指導やレッスンを担当したり。
整形外科でのリハビリのためのピラティスを3年経験した時には、最初はマットぺらっとひいたスペースでしていたんですが、患者様のピラティス受講が増えたこともあって、病院から個室1部屋準備してくださったりもしました。
病院はお身体だけでなく、精神的につらい方などもいらっしゃるので、武者修行の気持ちでいろんな患者様を担当しましたね。
その他、コンラッド東京内にあるフィットネス施設でのゲストティーチャーとしての活動、産前産後専門スタジオでのセッションなど、いろんな現場の経験が不安なく指導できたのも、ストットピラティスSTOTT PILATES®だったからだと思っています。
自分のスタジオを持つきっかけになったのは、産前産後の専門スタジオで店長補佐として仕事をしていた時に、スタジオオーナーが変わったことで今までの方針やお客様が変わってしまったこと。
自分の目指すスタジオを自分の仲間とやりたい、そう思って独立を決意しました。
【ZONE】
オーナーとしての西丸さんは、どんなことを思っていらっしゃるのでしょうか?
【西丸さん】
今は6名のスタッフと一緒に、ピラティスとヨガのセッションを行っています。
私が思っていることは、通ってくださる生徒さんも働くインストラクターも、どちらも大切な存在だということ。
ピラティスインストラクターって、昔はニッチな仕事だったと思うんですが、ピラティスが広まっていくにつれ、仕事の場が増えたのはいいけど、就業の悪い条件での仕事になっていっていないかな、って感じているんです。
生徒さんもピラティスで健康になる、インストラクターはそれを伝えることでちゃんとした仕事となる、お互いの生活が良くなるようなスタジオとして、もっと充実させていくことが必要だと思います。
東京は人口も多く、ピラティスのニーズも急に広がっています。
ピラティスインストラクター自身が個人プレイで仕事面のことがわかっていないために、自分たちの首を絞めるようになってはいけないと考えています。
ピラティスは人生のどのステージでも必要なものだと思います。
妊婦さんだった人がやがて更年期に、そして高齢者と移り変わる人生の中で。また怪我や手術のリハビリから日常生活や運動への復帰の過程で・・・。
私のスタジオにも、10年近く通ってくださっている生徒さんもおられます。
幅広いお客様をお迎えするには、今までの経験と、幅広い知識、そしてずっと努力し続けることだと思っています。
ストットピラティスSTOTT PILATES®は何年やっても深めたくなるし、自分の視点を変えることでその可能性をもっと広げられる。
だからストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターとして、長く活動ができるんだと思います。
今日もワークショップに来ましたが、いろんなアイディアが今なお勉強できるし、自分が学んだ学校が10年たっても存在して、自分が帰ってくるところがある、というのは、心強いですね。
【ZONE】
これからもZONEスタジオが西丸さんをはじめ、ストットピラティスSTOTT PILATES®インストラクターが帰ってくる場所として、魅力あるコース、ワークショップが開催できるよう頑張ります。
西丸さんの益々のご活躍も楽しみにしています!
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。 お楽しみに! +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+:-:-+:- ※卒業生の皆様にお願いします※ ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。 そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。 こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。 ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。 ※インストラクター スタジオ&活動状況 登録フォーム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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