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【Instructor Spotlight】兵庫県 ゼルニク早織さん

更新日:2023年4月14日

ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!


今回は、スポーツクラブのインストラクターを経て、出産、子育て、趣味や地域活動と共に、ストットピラティスSTOTT PILATES®・マットインストラクターとしても活動されているゼルニク早織さん。

ストットピラティスSTOTT PILATES®の魅力、資格がある強みや、イントラ以外での活動へのピラティス的な視点についてお話しいただきました。


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【ZONE】

今日はありがとうございます。


【ゼルニクさん】

お話しいただいて、いろいろ考えていたんですけど、ピラティスを通じての今がどうか、みたいな話ができたらな、と思っています。

今はインストラクターとしての仕事は、週1回しかレッスン担当していないので。


【ZONE】

でも、ゼルニクさんはインストラクターとしての活動歴はとっても長いですよね。

レッスン以外の活動もいろいろされているとお聞きしているので、そちらのご紹介もできればと思っています。

よろしくお願いします。


【ゼルニクさん】

こちらこそ、よろしくお願いします。


【ZONE】

まずは、ゼルニクさんの経歴、教えてください。


【ゼルニクさん】

コナミスポーツクラブでインストラクターとして20代前半から、ずっとエクササイズ指導に携わってきました。マシンジム、スタジオ、パーソナル、少しプールも。


あとは運動指導をする傍ら、健康美という大会や、フィットネスの大会にも子供を産む前までは出場したり、ベリーダンスにのめり込み、大会に出たり、エジプトまでワークショップにも行きました。


【ZONE】

身体を動かすことがお好きなんですね!

ゼルニクさんとピラティスの出会いは、どんなものだったのですか?


【ゼルニクさん】

スポーツクラブでピラティスエクササイズを基にした、「マットニュートラル」というプログラムを担当していました。ベースは、ストットピラティスSTOTT PILATES®ではない、他団体のものでしたけど。


このクラス、音楽にあわせてエクササイズをするんですけど、ティーザーしてロールアップ、ロールダウンを繰り返す、といったハードでしんどいクラス内容だったんです。

動きは派手、そしてしんどい(笑)。

ただ、骨盤のニュートラルや背骨の考え方を学び、ピラティスの考え方が好きなクラスでした。


【ZONE】

スポーツクラブに来るお客様は運動大好きな方が多いから、運動強度が高めの内容だったのかもしれないですね。

たくさんのコンテンツを指導されていた中で、ピラティスインストラクターを選んだのはなぜですか?


【ゼルニクさん】

スポーツクラブのインストラクターの仕事って、ずっと動きっぱなしなんですよ、8時間ずっと。だから体力的に、特に身体を動かすために関節も酷使するので、関節がしんどくなってしまったんです。


若い時は自分がやりたいことをやってきたんですけど、こっから先の人生は、選んでいかないと身体がもたないな、と。

だから、適度な強度でできるピラティスを残したらいいんじゃないか、って直感的に思いました。


いろんなパーソナルのライセンス(NSPAと NSCA) も取りましたが、現在、資格更新しているのはストットピラティスSTOTT PILATES®のみ。

今まで数々のスタジオエクササイズを担当してきましたが、自分が指導していて一番好きなのがピラティスです。


だから、「マットニュートラル」を担当したことで、ピラティスと出会い、より深く学んでみたいと思うきっかけに繋がったと思います。


あと、このころから、すこしずつ、スポーツクラブのレッスンと、ピラティスやヨガだけのスタジオでは指導されてる内容が違うことに気がついてきました。

ピラティスを深く学びたいなら、スポーツクラブではなく、専門のスタジオへいこうと心に決めてました。


【ZONE】

ゼルニクさんがストットピラティスSTOTT PILATES®を勉強したきっかけは、どんなものだったんですか?


【ゼルニクさん】

それがね~、覚えてないんですよ。ず~っと、何だったかな~って思い出してはみたんですけど。それで、1つこれかな、って思うことがあって。


それは、ボディビルのために同じジムで筋トレをしていたマイクさんって人が、ストットピラティスSTOTT PILATES®のFull認定を取得されていたんです。


ちょうどその頃、私が一人目を出産し、産後インストラクターとして復帰するまで時間もあったので学びなおしたいと思っていた時期に、マイクさんからストットピラティスSTOTT PILATES®のことを聞いて、「ピラティスにライセンスがあるんだ」ってことを知り、家から近いこともあって、勉強を始めました。


ビーキューブ®で学んだストットピラティスSTOTT PILATES®が好きなのは、動きすべてに意味があるところと、日々のゆがみをリセットし、ニュートラルポジションに向かうという目標があるところ。

楽しい運動も好きなんですけど、楽しければなんでもよい訳ではなくて、そこが興味深いところでもあると思っています。

【ZONE】

現在、週1回のレッスンを担当されているとのことですが、どんな内容なんですか?


【ゼルニクさん】

『身体づくり教室』という名前で、全部ピラティスを教えているわけではなくて、フィットネス時代に習った様々なストレッチやウォーキング、スクワット、簡単なダンスなどの要素も入れて、持久力や筋力、柔軟性に考慮したものを行っています。


この教室を企画してくださった方が70代の方で、運動の基本を教えてほしいという希望からスタートしました。

場所は公民館の大広間を使わせて頂いています。


参加されているのは50代から80代、今ある身体を保つことを目標に、強度を上げず、長く続けられる内容にしています。

毎週だいたい10名程度の方が参加してくれていて、長い人は10年通ってくれています。


ストットピラティスSTOTT PILATES®の基本原則、これは運動の基本の考え方だと思っているので、呼吸や骨盤底筋やニュートラルといったことを知ってもらえるように、クラスではいつも心がけています。


【ZONE】

週1回のレッスンを続けている理由って何ですか?


【ゼルニクさん】

人の前でしゃべる機会がある、ない、では大きく違うと思っています。

しゃべることで私の脳も活性化するし、週1回のレッスンでも必ず毎回準備をしています。

1時間のクラスをしっかりやらないといけないわけですから、クラスがある水曜日の前には、運動の全てを自分で動いて、一通りやることにしています。


この週1回の決まった時間に自分で身体を動かす、ということも自分の身体のケア、最低限の柔軟性や筋力をキープすることにも役立っています。


『身体づくり教室』があることで、インストラクターとして教えることも、準備で自分が身体を動かすことも、両方できてるな~って思っています。


あとはレッスン中は、参加しているお客様の動きを見るので、観察する力みたいなものもインストラクターを続けている中で培ったスキルになっています。

この観察力、絵を描くことにも活かされているんですよ。

【ZONE】

どういうことですか?


【ゼルニクさん】

趣味で写実的に見たものをそのまま描く、油絵をしています。


あ、これ、私の娘を描いたものなんですけどね。


【ZONE】

うわ~、すごい。素敵な絵ですね。


【ゼルニクさん】

私、高い集中力の中、短時間で作品を仕上げるほうなんです。

絵の先生に言われたことなんですが、一筆目から全集中して描ける人ってなかなかいないそうなんですよ。



みんな、いろんな迷いや雑念みたいなものがあって、その中で絵に向かうみたいなんです。


モデルと絵、どちらがどう違うのかを細かく観察しながら作品に向き合う、これって目の前のお客様の動きと自分が思っている動きと何が違うのか、って観察することが、インストラクターでやっていることと共通してるんです。


ピラティスって、自分の呼吸に意識しながら自分の身体を動かしていきますよね。

その時って周りの雑念を排除して、自分の身体に全集中するんで、その感覚とよく似ているなと思ってます。


観察する力は、例えば飛んでいる鳥も飛び方、羽の形、頭の形を観察して、何の鳥なのかわかる、ってこともあるんですよ。


【ZONE】

私、「あ~、鳥が飛んでいるな~」くらいでしか見てないですね・・・。集中して観察すれば、いろんなことに気付けるってすごいですね。


【ゼルニクさん】

だから、観察する目、集中力を鍛えることで、些細なことにもたくさん気が付くので、生活も豊かになりますよ。

みんなが何気なく過ごしてしまっていることも、観察力と集中力で、いっぱいいろんなことがわかるようになります。

【ZONE】

ゼルニクさんの今後の展望、教えてください。


【ゼルニクさん】

インストラクターとしては、とりあえず動けるうちは末永くインストラクターを続けたいと思っています。


90歳のインストラクターでタキミカさんっていらっしゃいますが、彼女は90歳でフルスクワットができると聞きました。

70歳~80歳くらいで関節が痛くなる方が多いので、高齢の方がフルスクワットをするのはとても難しいんです。

あれぐらいパワフルに、元気に、インストラクターしたいな、と思います。


あと、地元の慶野松原の環境保全と魅力発信を行う慶野松原 根上がり隊の代表も務めています。


月一回の海岸清掃では、海にはペットボトルのゴミや、缶、瓶、様々な家庭ゴミが流れついてくるので、ゴミを観察し、どうしたら海岸ゴミが減るか、をみんなで考えたりしています。


小学校での環境体験学習では、地元の松帆小学校の3年生を対象とした、地元慶野松原の環境を知る体験講師をつとめ、子供達と一緒に松の植樹をしました。


この活動は9年前から始めました。

最初は淡路島、慶野松原の歴史や自然を自分が知りたいから調べていたんですが、それを伝えることもしたいと思い、観光客に向けてガイドもはじめました。

歩きながら1時間、淡路島、慶野松原のことを紹介するんですが、観光客の方たちが話をずっと聞き続けるのは疲れたり、しんどくなったりするんじゃないかな、って思うんです。


観光でお越しの方にもっと別の形で思い出を持ち帰ってほしい、そのために、これは構想ですが、慶野松原というロケーションを使って体験プログラムをやりたいと思っています。


潮風を吸ってピラティスエクササイズや森林浴したり、砂浜を歩いて足腰を鍛える、みたいな。

建物の中でやるピラティスとは違って、松林の中で3D呼吸したり、自然の中で寝そべってピラティスするのって、すごく気持ちいいと思うんですよ。

石を持ってスクワット、とかも面白いんじゃないかな。


自然の中でヨガをするのは普及していますけど、ピラティスはまだだと思うので、淡路島、慶野松原からピラティス体験、ぜひやりたいと思っています。


【ZONE】

インストラクターの枠にとらわれない、ピラティスを通じていろんなことにチャレンジされているゼルニクさんの活動、今後も楽しみにしています!


+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-+:-+:-+:-+ ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。 お楽しみに! +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+:-:-+:- ※卒業生の皆様にお願いします※ ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。 そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。 こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。 ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。 インストラクター スタジオ&活動状況 登録フォーム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



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