ZONEで学び、インストラクターとして活動されている方をご紹介!
今回はインストラクター歴18年、ご自身のスタジオをはじめ、様々なフィールドで活躍されている福岡県の錦織節子さん。多くのコンテンツを担当されている中で、ピラティスインストラクターとしての仕事で感じていること、ご自身のスタジオで目指していることなどをお伺いしました。
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【ZONE】
錦織さん、Zoomでのインタビューご協力、ありがとうございます。
錦織さんの経歴、現在の活動、今後の展望についてお伺います。
【錦織さん】
こんにちは、よろしくお願いします。
準備しすぎるといけないかな、と思って、質問されたことにお答えしようと思っています。
【ZONE】
それでは、まず錦織さんの経歴、今までの活動について教えてください。
【錦織さん】
2005年からやっているので、インストラクターになって18年目になります。
それまでは会社員として仕事をしていたんですけど、会社を辞めて何をしようかな、って思っていた時に、スポーツクラブでのエアロビクスが楽しくて、そこの先生に養成コースに来ない?って誘われたんです。
そこから、なりゆきにまかせて、っていったらいいのかな、インストラクターとしての道がスタートして、エアロビクスをはじめ、アクアビクス、コンディショニング系のクラスを担当するようになり、活動の幅を増やしていきました。
2年前あたりから、ピラティスやヨガ、筋膜といったコンディショニング系のクラスに絞っての活動に切り替えて教えています。
最初の頃はスポーツクラブでの研修や、いろんな養成を受けたりしていました。
仕事も家の遠い所の担当や代行も引き受けて、精力的にいろんなところで教えていました。
自治体のボランティアアドバイザーの登録をしたことがきっかけで、体育館での体育協会が主催している運動教室や商工会議所のイベント、労働組合の企画するヨガイベントなどにも呼んでいただく機会がある中で、一般の方に運動を教えることも経験しました。
スポーツクラブに来る方って、健康に対しての意識も高いし、運動をするやる気、モチベーションがあるんですよ。
でも、イベントに参加される一般の方は、運動の重要性はわかるけど、その一歩が踏み出せない、スポーツクラブでは出会えないお客様にお会いしたんです。
【ZONE】
私もスポーツクラブで仕事をしたことがあるので、その状況はよくわかります。
年齢の高い方が毎日クラブにお越しになったり、ハードなクラスを複数受けられたりするので、「みんな元気だな」と思ったことがあります。
逆に運動しない方は、忙しくて全然運動する機会がない、習慣がない、やっても続かないって感じになりますよね。
でも、特にコロナ以降は、健康に対する関心は高くなってきているように思います。
【錦織さん】
一時はこういうイベントへの参加も減った時期もありましたが、少しずつですけど戻ってきている感じがあります。
コロナの時はオンラインクラスでのサイト登録もしてクラスをしていましたが、ピラティスをオンラインで教えるのは難しかったですね。
いろいろな経験を経て、今は自分のスタジオでピラティスを教えるのが3割、後はいろいろな場所で指導をしています。
本当は自分のスタジオのセッションを増やせたら、と思っていますが、ワンオペでやっているので結構忙しいこともあって、なかなか・・・、といった感じです。
【ZONE】 錦織さんが様々な運動、エアロビクスやアクアビクスなどを指導していた中で、ピラティスに興味を持ったのはどんなところからですか? 【錦織さん】 フィットネス団体が主催しているピラティスの研修は受けたことがあったんですが、「これって何だろう?」という印象が先にありました。
運動なのに全然強度も強くないし、何のためにやっているのかな?みたいな感じで。 【ZONE】 タオルや水分補給のお水を準備しても全然汗かかないし「ピラティス」って「運動」と思ってやるとあれ?ってなりますよね。 【錦織さん】 その後、ヨガも勉強しましたが、「ピラティスを勉強すると内容が深まるわよ」ってすすめられ、よくわからないままピラティスのマットの養成に飛び込んで受講してみると「あれ?これやったことあるぞ」って初めて勉強する内容だったのに、そんな感じが全然なくて。
「フットコンディショニング」の勉強では、このエクササイズ効果があるなあと思うものがあったんですが、ピラティスにそのエクササイズがありました。
また他の研修でもいいと思ったエクササイズによく似ているものがテキストに詰め込まれていました。
自分に馴染みのある動きだったので、ピラティスの良さを養成中、自分の身体ですごく理解が出来たんです。
色々なエクササイズが「ピラティス」の動きをべースに作られたものだったのかと気付きました。
ヨガやストレッチなど、様々なオリジナルのプログラムを勉強する中で、その中心に「ピラティス」の考え方があることを知ってからは、いろいろな運動を勉強する機会や指導をする中で、その視点が役に立つようになりました。
基本、エアロビクスやアクアビクスは、インストラクターがクラスの運動強度や内容のベースを考えるので、ピラティスから動きを考えたりすると、安全に運動してもらうには、みたいなところも意識して伝えられます。
例えば、アクアビクスの中で、股関節が悪い方にもいい動きができるようにするには?って考えることができるんです。
ただ、振り付け、動きだけを考えるんじゃなくて、運動のバリエーションを自分で作って、それを伝える、といったように。
私はフリーランスのインストラクターなので、常に試行錯誤しています。
マットピラティスを勉強したから、こういう考え方が出来るようになりました。
【ZONE】
錦織さんのご自身のスタジオのことも教えてください。
事前に送ってくださった写真も拝見しました。
【錦織さん】
友人を中心にお迎えして、スタジオをはじめました。
せっかくするなら施設でできる内容だけじゃな~って思っていたので、器具を使ってやりたいな、と。
【ZONE】
リフォーマー2台もあって贅沢な環境ですよね。
【錦織さん】
この家は親戚から譲ってもらったスペースなんです。日本庭園、すごくきれいでしょ。
このスペースで気持ちよくピラティスしてほしいな、と思ってやっています。
本当はニューヨーク風のおしゃれな雰囲気にもあこがれましたけど(笑)。
私、そこまでストイックじゃないので、インストラクターになったのも「流れ」ですから、この場所も「流れ」にのってやりはじめています。
【ZONE】
お客様の反応はいかがですか?
【錦織さん】
リフォーマーは知り合いの人に乗ってもらっているんですが、セッションを受けた後に「元気になった!」と言ってもらえるのがとてもうれしい!
その言葉を聞くためにインストラクターとして頑張っているような・・・。私がセッションしたお客様が元気になったっていうのは、本当にインストラクター冥利につきます。
今は運動が苦手な方、ガンなどの病気だけど運動を必要としている方が、ゆっくり自分のペースでできる場になっています。
ピラティススタジオって、この辺では敷居が高いイメージがどうしてもあるんです。
でもスポーツ施設でお会いする方が頑張りすぎて、とんでもない動きをしているなんて場面にもよく出会います。
エアロビクスもいい動きじゃないようにしてしまうと身体を痛めてしまったりしますし、ダンスの要素なんかも流行りでいれると膝に悪い動きになったりして・・・。
膝にサポーターしながら、エアロやダンスを踊るって、身体にいいことしているのか、怪我をしに来ているのかわからなくなっている、なんてことにもなってしまいます。
だから、一般の方はもちろん、アスリートの方にもぜひピラティスをしに来てほしいと思っています。
「ピラティスいいよね」って選んでくれたお客様に教えていきたいですね。
【ZONE】
錦織さんはマット&リフォーマーの資格をお持ちですが、コース受講の時の思い出、印象に残っているエピソードなどありますか?
【錦織さん】
福岡で開催された初中級リフォーマー(IR)コースは、受講生同士の横の繋がりが強くてよかったです。Yoko先生はじめ、同じぐらいの年齢の方もいて。途中コロナで外出制限などがあった時も、みんなで連絡取り合ったりして。
器具まで勉強する人たちって、「ピラティスで何かしよう」って展望があるんですよ。
だから同じ方向を向いている仲間なので、距離は離れていてもいろんなことを聞きやすいし、参考になるんです。
リフォーマーで出会ったメンバーとは、再会したり繋がれるんじゃないかなって思います。
【ZONE】
錦織さんの今後の展望を教えてください。
【錦織さん】
コロナの時に、久留米市主催の起業塾に参加したことがあります。
他業種の人、例えばレストランをしている人とかとお会いできる機会があったんですが、みんなで一緒にイベントを企画して何かやっていければな、と思っています。
スタジオにとどまらず、いろんな場所で「ピラティス」を知って欲しいです。
コロナの時に「いずれはスタジオをしよう!」と思っていたら、中小企業を対象にした補助金があることを教えてくれた人がいて、とても助かりました。
インストラクター同士でかたまることもありますが、いろんなことを知っている人がいると、調べてくれるので「いろんなことがあるな」って。
情報をくれる人との繋がりって大事ですよ。
あとは、自分のスタジオを、今は全く広報活動していなくて、友人とその家族、担当している市民講座に参加されている方が多いんですが、もっとたくさんの人に知ってもらえればと思っています。
フィットネス、運動になかなか踏み出せない人に、こんなインストラクターいますよ、そんなに敷居高くしてないから、まずは癒しからでもどうですか、って思っています。
でも誰でもいいわけじゃなくて、真剣にピラティスで私と一緒に身体のことを考えたいと思っている方に来てほしいです。
飲み会のような写真がありますが、
これは市民講座の私のクラスに参加してくれている方の集まりなんです。
【ZONE】
みなさん、笑顔のいいお写真です。
錦織さんのクラス、楽しいクラスなんだな、って伝わります。
【錦織さん】
本当にありがたいです。私がおススメしたZONEローラーをみんなが欲しいと、受講生の方が取りまとめて注文してくれたことがあります。
【ZONE】
喜んでいただけてよかったです。
錦織さんと生徒さんの関係がいいからこそだな、と思いました。
【錦織さん】
今は家とスタジオ、職場の体育館の往復で、アイディアを練る時間がなかなかないんですが、数あるピラティススタジオの中で、自分のスタジオをどんなカラーにしていくか、そういったことを考える楽しみがあります。
私がこの仕事を続けられるのは、運動が好きで苦にならないこと、そしてやっぱり教えるのが好きだからなんだと思います。
【ZONE】
最後に、錦織さんのスタジオの名前を教えてください。
【錦織さん】
「TREE(ツリー)」です。大文字でTREE。
まだホームページもないし、これからのスタジオです。
【ZONE】
錦織さんを中心に、ピラティスを通じて様々な輪が広がっていく予感がします。
今後の活動についても教えてください!
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ZONE アカデミーで学び、その知識と経験を活かして活躍されている方が世界各国、日本各地にいらっしゃいます! 今後も卒業生の活動報告をZONEブログで紹介していきます。
お楽しみに!
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※卒業生の皆様にお願いします※
ZONE アカデミーは、2021年現在約2, 500名以上のインストラクターを輩出し続け、 全国からたくさんの方にお越しいただいております。
そして、ZONE アカデミー卒業生のスタジオを全国よりお問い合わせいただいております。
こういったお声を沢山いただいていることを受けて、ZONEアカデミーで学んだ方々のスタジオ情報等を、ご紹介させていただくための登録フォームを作成しました。
ご自身のスタジオや、活動情報をぜひお知らせください。
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