【コラム】動作が秘めたメッセージ


2021/9/1


こんにちは、Wataruです。


人の動きを分析する時に、よく私たちはその動作が 「良い」「悪い」という言い方をしますよね。


動作として、正常・異常や、完全・不全という視点で観察するものです。


現象の原因をつきとめる時には、こうした対比が頭の中を駆け巡ります。

明確な視点をもつことで鮮明になってきます。


白黒はっきりさせて、黒は黒、白はより鮮やかに・・・と考えがちです。

もっと人の動きは多彩なのに…です。


でもふと思ったのです。

「悪い動き」ってなんだろう?

「動作の不全を解消しましょう」という声掛けに、人は胸躍るものだろうか?


人の身体の様子は、

日常の動作の反復の中で培われ、生まれたものだと思っています。


言い方を変えれば

その動きの中には

その人の歴史、習慣や感情が詰まってるんです。

人の身体を尊重、リスペクトするという意識の源泉として肝に銘じています。


確かに最適かつ理想的な動きやアライメントというのは存在します。

ただそれが良いか悪いかというのは

体に与えられているタスクに対してどういう戦略をもって動いているのか

というところに関係すると思ってます。



動作が不全である、

または、おかしな動きをしている、との表現はあまり好きな表現ではありません。


無論、クライアントに最初にそんな伝え方をすることはありません。

スタートがそこからだと、何より楽しくないですよね。。。



考えすぎるあまり、動きが硬くなる人を沢山みてきました。

この世に良い動きも、悪い動きもない。 あるのはただ「動き」だけ、

まずは、動くこと。

これが何より肝心なのだと思います。






「動作」「身体」は表裏の関係にあります。


身体が、いつ、どこで、何をしているのかによって、その定義は大きく変化するのではないでしょうか。


安定性の定義同様に、状況へ依存するのだと、とても思います。



人は、おかしな動きをするのではなく、

必要だったから、都合がいいものを選択して、体は反復していくということだと思います。



最初のセッションでは、こちらから「伝える」こと以上に「聴く」ことに努める必要があります。


ヒアリングは勿論、身体に聴いてみるようにします。

どう動きたがっていて、どんな動きを好むのかを確認している、という意味です。


その視点を生体力学に求めています。

体のデザインに沿って、理想的とされる体の動かし方の手引きのようなものです。


その時々に応じて体のコンディションに合わせた最適な動作を獲得できるよう導く… というのが私たちが取り組むべきことなんだと思います。


最適な動作には、効率性が特に土台になります。


無駄なく、無理なく、エネルギー効率よくタスクに応じて動ければいいのです。


ここで考えるべきは、効率的な動きは何なのか?

その効率的な動きを阻む要素は何なのか?


考慮すべき点でしょう。





よくお話しするのは

「これまでは、今の動きがとても都合が良かったのだと思います。

だけれども、これからの動きの事や、痛みを生んでいる原因を考えると 

ソフトウェアのようにアップデートしていきましょう!」ということです。


今の状態は問題の解決にはそぐわないと考えるようにして頂いています。

共感と肯定から生まれる、新しいエネルギーを原資に小さな変化に挑戦をしてもらいたいものです。


活用できる新しい情報は取り入れて、現状にあったバージョンアップが身体にも必要なのでしょう。



今回のコラムでお伝えしきれなかった詳細は、今度のセミナーでお伝えしたいと考えています。。。セミナーでお会いできるのを楽しみにしています!!


セミナー 『Wataruの生体力学的原則を徹底解説

2週間の見逃し配信があるので、当日参加できなくても大丈夫ですよ。