2024/9/1
こんにちは、WATARUです。
近頃はピラティスをビジネスの観点から注目する異業種の方や、キャリアチェンジを検討する方と多くお会いします。
ピラティスのインストラクターとして「プロ」であり、アマチュアと隔てる条件がいくつかあると思います。
プロである以上、収益性があることが一つの条件です。
対価としてお金をいただけるほどのことを提供できるからこそ、プロであるといえます。収益について考える上での可能性をビジネスモデルの観点から考えていこうと思います。
ピラティスとフィットネスのダイナミックな世界では、自分にとって、また需要において、最適なビジネスモデルを見極めることが、経済的な目標を達成し、長期的な成功を維持するために極めて重要です。
スタジオのオーナーであれ、フリーランスの契約インストラクターであれ、ビジネスモデルを理解することは、サービスを調整し、収益を最適化するのに役立つ様々なビジネスモデルを紹介します。どのようなビジネスモデルが有効なのかを探ってみましょう。
1. パーソナル・トレーニング（1対1）
概要：パーソナル・トレーニングは、フィットネス・ビジネスを成功させる最も簡単で効果的な方法の1つです。 個別サポートに重点を置いたこのモデルでは、クライアントの目標に直接、個別にアプローチすることができます。
収益の可能性：典型的な顧客単価は、月額30,000円から150,000円の範囲です。
特徴：顧客の健康とフィットネスの過程にパーソナライズされた指導を求める市場は常にあります。 このモデルは、駆け出しの方、経験を積みたい方、安定した収入を目指す方に最適です。 高い顧客満足度と定着率を確保するための効果が実証済みの方法といえます。
2. セミ・プライベート・トレーニング（1対複数）
概要：セミ・プライベートは、少人数のクライアントに対応し、一人のインストラクターが個別対応とグループクラスの中間にあるバランスで提供します。 このモデルは、1時間あたりの収益が非常に高く、高い売上総利益率の恩恵を受けることができます。
収益の可能性：典型的な顧客単価は、月額20,000円から100,000円の範囲です。
特徴：一対二でありつつも、パーソナライズされた経験を提供します。 1:1モデルをマスターした後にサービスを拡大するのに最適な方法であり、あなたにとってもクライアントにとっても楽しく魅力的な環境を提供することができます。
3. グループ・トレーニング(1対多数)
概要：グループ・トレーニングは、その費用対効果と集団によるコミュニティ感覚から、人気の高い選択となっている。 しかし、競争も激しく、差別化に欠けることも多いものです。
収益の可能性：典型的な顧客単価は、月額10,000円から20,000円の範囲である。
市場が飽和しているとはいえ、独自の価値提案（UVP）を持つことで、グループ・トレーニングを収益性の高いものにすることができます。 頭一つ出て際立つためには、革新し、何か違うものを提供することが不可欠です。 ユニークな切り口がなければ、顧客の増加や維持に停滞をきたすかもしれない方法といえます。
4. オンライン指導（複数のフォーマット）
概要：オンライン指導は、地理的な制約がなく、柔軟性と継続的な収益の可能性を提供します。 オンライン空間においても1:1の遠隔指導モデルは、最も安定的で収益性が高いです。
収入の可能性：典型的な顧客単価は、月額20,000円から150,000円の範囲です。
特徴：管理可能な顧客数が膨大なビジネスモデルを提供します。 しかし、実績なく最初に参入し苦労するケースをよく見ます。まずはスキルとコミュニティをもつことが重要だと考えています。規模を拡大する前に、成功事例を紹介することで、提供するコンセプトの効果を確立することが重要である。 低価格のアプリと競争するためにサービスの価値を下げることは避け、その代わりに、高品質でプロフェッショナルな指導を提供することに集中しましょう。
【成功の本質】
どれだけ優れたモデルを選択しても、最終的には実質的なサービスの質ともたらす結果こそ重要です。プロセスの重要性を認識したうえで、最後は結果で評価される事を知っているのも、もう一つのプロの条件だと思います。飽和と淘汰の時代に向かうだろうピラティスビジネスこそ、本質を探求し、技術と知識を高めることに根を下ろさぬ限りは、どのモデルを選択しても楽観できません。
あなたのビジネスモデルは？
現在のビジネスモデルを評価し、将来に向けて戦略を練る時期に来ている。 自問してみてください：
- 何を？いくらで売るのか？
- ターゲット市場は？
- 目標を達成するために必要な顧客数は？
ビジネスモデルを理解し、洗練させることは、より大きな財務的安定と成長につながります。ビジネスモデルをどのように改善できるかを考えてみると、こんな発想に至るかもしれません。
- 価格戦略の調整
- サービス提供の拡大
- マーケティング努力の改善による顧客獲得と維持の向上
【私の経験】
私自身もビジネスモデルの方向性を軌道修正した時期には変化を躊躇して、恐れる気持ちもありました。何から手をつけていいかわからない、自信がない、など頭をよぎる不安は後を絶ちませんでした。
技術を教えてくれる先生にも先輩にも恵まれましたが、でもビジネスは自分で試行錯誤するものと思っていました。よく考えれば、ピラティスも我流で学ぶことは難しい。
計画に忠実に実行できているかを見守り、結果が出るまでを一緒に気にしてくれる人の存在に助けられた経験があります。ビジネスモデルを見直し、改善と向き合う時間は、将来の成功に向けて自分をセットすることができます。あれも、これもと思っていましたが、進むべき道は、思ったよりもシンプルでした。
必死な中にも、気をつけていたことはこんなことです・・・
ｰ 自分の弱みをさらけ出す勇気をもつ
ｰ 助けを求め、環境を味方につける
ｰ 素直に実行する
今、コーチングを始める際にクライアントとなる方にお約束頂いている項目となっています。
あなたはどうしますか？
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適切な戦略とサポートがあれば、成功への道は案外簡単かもしれません。
ビジネスモデルを最適化して思い描くキャリアを鮮やかに彩っていって下さい。
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