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「その口癖、聞こえてます!」〜指導者の言葉を磨く4ステップ〜

2024/11/1



こんにちは、Wataruです。

今回は、私たちが無意識に使っている「口癖」についてです。


口癖は日常生活の中で形成された思考パターンの表れであり、指導者としてのコミュニケーションスタイルに影響を与えます。


今回は、私自身が指導者として受けたフィードバックをもとに、口癖や話し方を改善する方法についてお話ししたいと思います。


〜先日いただいたフィードバックからの気づき〜


先日、とあるインタビューをうけていた時の一幕でした。

お相手はとても有能なプレゼンターで、その方から、私の話し方に関する2つの建設的なフィードバックをいただきました。


客観的視点からのフィードバックはいつも発見、驚き、成長への手応えに溢れていて嬉しく、また最近では有難いことです。


コミニュケーションを専門として学んだ身としては…ちょっと恥ずかしい気もしますが…これが自分の指導スタイルを見直すきっかけとなったので、ここでその内容を共有したいと思います。




1つ目の指摘は…

「知識をフル回転させながら話すときに、声量が小さくなる」というものでした。


自分の中ではクライアントにしっかり伝えているつもりでしたが、知識を整理して話すことに集中するあまり、声が小さくなり、聞き取りづらくなってしまうことがあるというのです。


この指摘を受けて、コミュニケーションはただ内容を伝えるだけでなく、しっかりと伝えるための工夫が必要だと改めて感じました。


2つ目のフィードバックは…

「幅広く受け入れられやすい着地を心掛けるからでしょうか?語尾が弱くなり『~と思う』と話を終える傾向がある」という点でした。


いずれもエクササイズの指導ではありませんでしたが、指導者として確信をもってアドバイスすることが重要ですが、語尾が曖昧になることで、クライアントに伝えたい内容の強さや意図がぼやけてしまうことに気づかされました。


この2つの指摘から、私は自分の話し方や言葉遣いを客観的に見直す必要があると感じました。

そして、気づきを得たからには、改善に向けた具体的な行動を起こすことが大切です。

前置きが長くなりましたが…今回はその方法についてご紹介します。




▶︎ 人が口癖を持つ理由


そもそも、なぜ私たちは口癖を持つのでしょうか?


その原因は、日常生活で身につけた思考のクセや、緊張や不安からくる自己防衛反応にあると言われています。指導者の場合、自分の知識や経験を伝えることに集中しすぎて、言葉が無意識に定型化しやすくなることがあります。また、空白を埋めるために発せられる意味をもたない音や息漏れなどを含めたフィラーワード(埋め言葉)も口癖です。


日本語でよく使われるフィラーワード(埋め言葉)の例を挙げます。

「えっと」: 考えながら話すときに使うことが多いです。

「あのー」: 相手の注意を引きつけたり、話を切り出すときによく使われます。

「なんか」: 話に具体性を持たせにくいときや曖昧さを含ませたいときに使われます。

「そのー」: 言葉を探しているときや説明を続けるときに多用されることがあります。


これらは日常会話やプレゼンの中で無意識に使われることが多いですよね。

このような口癖は、自分では気づきにくいものですが、クライアントに対しては想像以上に強い印象を与え、コミュニケーションの質に影響を及ぼすものなのです。



▶︎ 口癖を客観視することで改善する


では、どうすれば自分の口癖や話し方に気づき、改善することができるのでしょうか。


まずは自分の言葉を「客観視」することが重要です。そこで活用できるのが、携帯電話を使った録音や録画です。自分の指導を振り返ることで、普段は気づけない口癖や話し方の傾向を客観的に把握することができます。





▶︎ 4ステップで口癖を見直す


 1 . 音声のみを聞く


 2 . 消音で動画のみを観る


 3 . 音声と共に動画を観る


 4 . 音声を言語化(文章化)する


この4つのステップを活用することで、自分の言葉遣いや話し方のクセに気づき、効果的に改善していくことができます。特に録音や録画を通して自分の指導を見直すことは、意識を変え、指導スキルを向上させるために非常に有効です。



▶︎ 最後に、こちらの動画をご覧ください🎥


いつ、どうすると効果的か?具体的な4つのステップの詳細とその活用法について説明しています。ぜひ自身の口癖や話し方の改善に取り組んでみてください。


[動画はこちら]




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