【ITコラム】結合組織について~パート2~
2017/12/28
皆様、こんにちは。 ZONE アカデミーのWataruです。
今年も残すところあと数日ですね。
2018年は「こんな年にしたい!」という目標も 見えてきた頃ででしょうか。
僕自身も真っ白な手帳を前に 「さぁ、どんな一年にしようか」と
思案中です。。。
前回に引き続き,「結合組織」について
書いていこうと思います。
※前回のコラムはこちらから →【コラム 第13話】「結合組織」について
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結合組織には弛緩性結合組織というのがあります。
例えば、日常生活でこんな形状のものを
目にしますよね。
こんなものとか・・・
こんな感じのもの・・・
今からお話しする組織はこういう形状を
イメージしながら読んでください。
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【疎性組織】
結合組織のひとつのタイプで、組織をつくっている 線維細胞(コラーゲン線維など)の量が比較的
少ないものです。
全身に分布する最も一般的な緩い結合組織で、 表皮組織の直ぐ下で、臓器を包んでいるものです。
緩く、不規則な配列をなし、少数の線維芽細胞に
より線維を構成している、弛緩性の結合組織です。
顕微鏡レベルでコレを観察すると、最も特徴的な
状態として沢山の空きスペースがあることが
分ります。
これが疎性結合組織が周辺の組織から
引き出される水分を多く含んだ、
基質を保持するのに役立っている理由です。
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【脂肪組織】
脂肪組織にも弛緩性の結合組織が含まれます。 基質ではなく、ほとんどを細胞で構成しています。
脂肪細胞は脂質を蓄えて、熱の消失から身体を 保護する役割をもちます。
平均的な人の場合で、脂肪組織は体重の18%を
占めます。
飢餓にあるとき、この脂肪の貯蔵が生命を
維持します。
これがなければ数日以内に死に至るでしょうね。
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【網状組織】
疎性結合組織のようでいて織り混ざった
網状線維です。
レチクリンとも言われるこちらは、 コラーゲンやエラスチン線維とは異なります。
この組織は、脾臓、リンパ節および骨髄の
軟性の内部骨格や間質を提供し、
多くの発生中の血液細胞を支持します。
疎性組織が基質の水分を含んだスポンジ状の
組織であるのに対して、網状組織は多くの
臓器において血液を保持するものです。
風通しの良い、分散した線維という共通点を
もつ弛緩性結合組織をご紹介しました。
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